夕刊:2019/02/01

日経平均は14円高の小幅高。貴金属はまちまち。オイルは反落。今晩の雇用統計発表を前に様子見か

為替

1日の東京外国為替市場のドル・円は、材料難の中、1ドル=108円台後半でもみ合いとなった。(高値108円97銭-安値108円73銭 値幅24銭)ドル・円は早朝、108円80銭台を中心に推移した。午前9時以降、日経平均株価の上昇を背景に108円97銭まで強含んだが、財新版1月の中国製造業PMIが3年ぶりの低水準となったことで、108円73銭まで軟化した。正午に向けては、やや水準を戻してもみ合っている。31日の米中閣僚級通商協議が終了したが、決裂はしなかったが、進展もあまりみられなかったとして、ドル・円に影響はなかったとされる。午後は、米長期金利の低下が続く中で、下値を支えている株価をにらんでの動きが続いた。ドル・円は108円80銭台と、小動き。ただ、午前中に108円70銭台に下げた後は下値の堅さも目立つ。ユーロ・ドルがドイツ経済への悲観的な見方を受けて1.15ドル台から大きく下げ、その後も冴えない値動きのためドルはサポートされている。ユーロドルは小安い。欧州景気減速懸念が高まるなか、目立った戻りは見られず一時1.1435ドルと昨日安値の1.1436ドルをわずかながら下抜けた。ドイツ銀行の決算がさえない内容だったことも重しとなった。ユーロ・円はユーロ・ドルが小幅に下げたため、やや頭の重い動きとなっている。本日これまでのレンジ:ドル・円:108円73銭-108円97銭、ユーロ・ドル:1.1435ドル-1.1450ドル、ユーロ・円:124円37銭-124円75銭

株式(日経平均)

1日の日経平均株価は小幅続伸。14円90銭高(+0.07%)の20788円39銭(出来高14億1807万株、売買代金2兆4860億円、値上がり793、値下り1268、変わらず66)。で取引を終えた。TOPIX:1564.63 -0.18%、マザーズ:886.55 -1.26%下落。東京株式市場は、米ハイテク株高を好感した買いが先行し、日経平均は23円高からスタートすると、前場中ごろには20929円63銭(156円14銭高)まで上昇する場面があった。ただ、1月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が約3年ぶりの低水準となったことが伝わると急速に上げ幅を縮め、一時マイナスに転じた。ただ、中国・上海総合指数が比較的堅調に推移していたが後場の日経平均様子見姿勢が強まり狭いレンジでのもみ合いとなった。前日は10-12月期決算発表の第1弾のピークで、村田製やファナックが買われる一方、任天堂、東エレク、コマツが売られるなど反応はまちまちとなっている。ただ、決算発表前は全般に手控えムードが強かっただけに、決算内容に安心感のある銘柄には買いが向かいそうだ。前日終値とほぼ同じ20770円近辺で推移。日本時間1日夜に1月の米雇用統計と同月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数の発表を控え、投資家の様子見ムードが強まっている。日経平均の後場の高値と安値の差(値幅)は85円程度にとどまる。米製造業の景況感が昨年12月に続いて悪化すれば米国の株高基調も変化しかねないため、日本株の上値を積極的に追うことに極めて慎重。新興市場は、マザーズ指数が反落。本日もサンバイオがストップ安水準まで気配値を切り下げている。ただ、ジャスダック市場では業績の底打ち感が意識されたセリアやセプテーニHDが大幅高となっている。サンバイオ急落の影響は小さくないだろうが、個人投資家の物色意欲の根強さが窺える。トランプ米大統領は31日、包括的な通商合意を目指して中国の習近平国家主席と近く会談する考えを示した。ワシントンで行われた米中通商協議について、トランプ氏とライトハイザー米通商代表部(USTR)代表はともに大きな前進があったと評価した。トランプ大統領は中国の劉鶴副首相との会談で、米中が「史上最大規模の取引」で合意できることを期待していると述べた。新華社によると、中国代表団も声明で2日間の協議で「重要な進展」があったとの認識を示した。習主席との会談について具体的な計画の発表はなかったが、トランプ大統領は複数回の会談があり得るとした。中国側はライトハイザー代表とムニューシン米財務長官が2月中旬頃に米代表団を率いて北京を訪問することを提案した。具体的な日程は決まっていない。劉副首相はトランプ大統領に対し、米国産大豆の輸入を速やかに拡大することを新たに約束すると伝えた。ホワイトハウス当局者はその後、輸入の規模が計500万トンであることを明確にした。これは昨年12月に中国が大豆輸入を一部再開した後の輸入量の約2倍に当たる。トランプ大統領はこれについて「米国の農家を非常に喜ばせるものだ」と評価した。新華社によると、中国側も声明で米国の農産物、エネルギー、サービス、工業製品の輸入拡大の方針を明らかにした。トランプ大統領は中国の劉鶴副首相との会談で、米中が「史上最大規模の取引」で合意できることを期待していると述べた。中国代表団も声明で2日間の協議で「重要な進展」があったとの認識を示した。習主席との会談について具体的な計画の発表はなかったが、トランプ大統領は複数回の会談があり得るとした。関係筋によると、中国の農産品市場へのアクセスを巡る幅広い懸念が提起されたが、進展はほとんど見られなかったという。ホワイトハウスによると、トランプ大統領は3月1日が中国との通商協議の「厳格な期限」とみており、それまでに合意に達しない場合、米国は3月2日に2000億ドル相当の中国製品に対する関税を10%から25%に引き上げる。トランプ氏は「習主席と私が会談すれば、全ての点について合意するだろう」と述べ、期限の延期は必要ないとの見方を示した。

貴金属

金先限帳入値4600円(前日比+1円)銀先限帳入値56.0円(前日比-0.3円)白金先限帳入値2872円(前日比+17円) パラジウム先限帳入値4206円(前日比-41円)東京金はまちまち、銀は総じて上昇。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高やドル建て現物相場の軟調を受けて上げ一服となった。銀はニューヨーク高を受けて総じて上昇した。午後に入ると更に値段は下げ始める。一時は4600円を割れる場面もあったが再び切り返す。先限の出来高は25000枚に届かずで、夜の雇用統計まで様子見ムード。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高やドル建て現物相場の軟調に上値を抑えられ た。パラジウムはニューヨーク安を受けて先限が下落した。午後に入ってこちらも前場の上げ幅を削る展開。しかし、積極的に売られることは無く2870円を挟んだ展開。2900円を目指すには何らかの新しい材料が必要とされる。

石油

原油先限帳入値40090円(前日比-円) ガソリン先限帳入値51090円(前日比-860円)灯油先限帳入値56270円(前日比-890円)午前の東京石油市場は軟調。夜間取引で海外原油安を背景に売りが先行し、日中取引もその流れを引き継いだ。序盤、ニューヨーク原油時間外取引の小反発を受け、下げ幅を縮小した。下値切り上げが一巡し、午前10時過ぎからジワジワと売り圧力が強まった。財新が発表した1月の中国製造業購買担当者(PMI)景況指数が弱気の数字となったことから下げ幅を拡大。午後に入っても相場は総じて弱い。東京原油は今日は新甫発会であるが、一本手前の限月は終始700~800円安を行ったり来たり。先限は40000円をキープできるかが注目されるところ。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値179.0円(前日比+1.2円)ゴムTSR先限帳入値151.3円(前日比ー円)ゴムRSSは、上海夜間高を背景に買いが先行している。ゴムRSS先限は、このところ、下値は175円が維持され、上値は180円付近で抑えられている。目先、175-180円のレンジをどちらにブレークするかで、方向性が出てきそうだ。午後に入ってもボックスレンジ内の動きに変化はなかった。先限も出来高2000枚前後で閑散とした商い。TSRも特に大きくは動かず。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23000円(前日比+10円)東京コーンは期近3月限の3ケタ高を除き、売り優勢。期先3本は2ケタ安で推移し、ここまでは下げ幅は限定的。閑散に売りなし商状で下値は堅いが、この後、ジリ安の不安あり。先限は22800円台前半まで下げ余地ありとみる。午後になっても大きく売られる展開にはならず。本日は22800円を一度も割れることは無かった。しかし、先限出来高は100枚届かずで閑散とした商いは引き続き継続中である。


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