夕刊:2019/02/06

日経平均は29円高の小幅高。貴金属は小幅安。コーンがしっかり。一般教書演説も商品市況にはさほど影響せず

為替

6日の東京外国為替市場でドル円は反落。トランプ米大統領の一般教書演説が行なわれるなか、全般に神経質な動きとなった。11時過ぎには110円05銭と昨日高値の110円04銭をわずかに上抜けたものの、110円台での頭の重さを再確認すると109円63銭まで反落した。なお、トランプ米大統領は「北朝鮮の金委員長と27-28日にベトナムで会談する」「議会に不法移民を終わらせるように促す」「国境の壁は作る」などの見解を示した。ユーロ・円は弱含み。ドル・円や豪ドル・円などの下げにつれて一時125円04銭まで売りに押された。豪ドル・円は一時78円58銭まで下押しした。ロウRBA総裁が「現在の政策金利見通しは一段と均衡している」との見解を示すと、これまで「次の金利変更は利下げではなく利上げ」などと述べていたこともあり、豪ドル売りで反応した。ドル・円も一時109円63銭まで値を下げた。ユーロ・ドルは小動き。一時1.1394ドルまで下落する場面があったものの、総じて1.1400ドルを挟んだもみ合いとなった。ここまでの取引レンジ:ドル・円は109円63銭から110円05銭、ユーロ・円は125円04銭から125円45銭、ユーロ・ドルは1.1394ドルから1.1410ドルで推移した。

株式(日経平均)

6日の東京株式市場で日経平均株価は前日比29円61銭(0.14%)高の20874円06銭と小幅反発した。TOPIX:1582.13 -0.05%、マザーズ:874.66 +0.67%。東証一部売買高12億5015万株、売買代金2兆2858億円、値上がり銘柄936、値下り銘柄1106、変わらず85。5日の米株高を好感した。海運や鉄鋼、化学といった景気敏感株の上げが目立った。年金など海外の長期マネーの打診買いを指摘する声があった。5日の米株市場で高級衣料や化粧品といった中国関連が買われ、東京市場でも資生堂など訪日外国人(インバウンド)関連に連想買いを誘った。午後に控えるトヨタの2018年4~12月期決算を見極めるまでは上値は追いにくい。トランプ米大統領は5日夜、上下両院合同会議で一般教書演説を行った。大統領は、不法移民の問題は差し迫った国家の危機だと述べ、国境沿いの壁建設を実現すると強調した。「この部屋の大半の人々は過去に壁建設に賛成票を投じたが、適切な壁は一度も建設されなかった。私が実現する」と表明した。トランプ氏が求めている壁建設費用の予算計上には議会民主党が反対してきた。トランプ氏は演説で譲歩する構えも見せたが、これまでの互いに主張を譲らない姿勢や2020年米大統領選への警戒感を踏まえると、実際に歩み寄ることが可能かどうかは不明。トランプ氏は演説で「米国では経済的奇跡が起きている。それを止め得るのは、ばかげた戦争や政治、理不尽な調査だ」と述べた。演説原稿の抜粋によると、トランプ氏は、中国など諸外国と、米国にとってより好ましい条件で新たな通商合意を結ぶための取り組みについて説明する見通し。「素晴らしい経済の成功をさらに発展させるため、1つの課題が最も重要だ。つまり、数十年にわたる破滅的な通商政策を破棄することだ」と述べる。また、「『米国に死を』と唱え、ユダヤ人の虐殺をちらつかせる体制から目を背けない」と語り、イスラエルを脅かすイランをけん制する見通し。

貴金属

金先限帳入値4525円(前日比-8円)銀先限帳入値55.8円(前日比-0.2円)白金先限帳入値2887円(前日比-17円) パラジウム先限帳入値4411円(前日比+53円)東京金、銀は総じて小幅安。金はドル建て現物相場の下げ一服を受けて小動きで始 まった。その後は、円高やドル建て現物相場の軟調を受けて小幅安となった。銀はまちまちで始まったのち、円高などを受けて総じて小幅安となった。午後に入ると更に軟調となる。前日比マイナス圏に入ると夜間の安値4623円を試す動きとなる。しかし、安値は更新せず。出来高も先限で20000枚届かずで小幅安で引ける。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高を受けて軟調となった。パラジウムはニュー ヨーク高を受けて続伸した。午後に入ると更に値を削る展開となる。2900円が重い抵抗として働いている印象。先限で出来高6000枚届かずで薄商い。方向感がない値動き。本日の安値で引ける。

石油

原油先限帳入値41370円(前日比-510円) ガソリン先限帳入値52600円(前日比-370円)灯油先限帳入値56940円(前日比-590円)午前の東京石油市場は下落。海外市場が続落したことが重しとなっている。世界的な景気減速と石油需要の下振れが警戒されている。ただ、下げ幅は限定的。円相場は1ドル=109円後半で推移し、前日水準とほぼ変わらず。時間外取引でニューヨーク原油は小幅高。午後に入っても軟調のまま。今後の方向感としては強力な在庫積み増し圧力が確認されると一段安になるし、一方、予想されていた程の在庫増加がみられなければ、押し目買いが膨らみ易くなる。ただ、本日は東京原油先限は41500円を挟んだ攻防。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値179.1円(前日比+0円)ゴムTSR先限帳入値151.1円(前日比+0.5円)ゴムRSSは、総じて上昇。寄り付きでは、手掛り材料難の中、前日の夜間取引と同値圏で推移した。その後、上海ゴムが休場ということもあり、方向性に欠ける展開となっている。180円を挟んだ動き。先限の出来高は2100枚程度で本日も薄商い。上海市場が明けてからが本番か。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23610円(前日比+210円)東京コーンは期中先が上昇。前日のシカゴ小幅高と強気のテクニカル要因から買い先行。序盤、期中から期先は軒並み3ケタ高で推移。先限はシカゴ夜間取引の小反落から上げ幅を縮小も堅調に推移。午後に入っても値段はしっかり。出来高も先限だけで300枚を超えた。今後は23500円を固め24000円を早期で取りきれるかがポイント。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。