夕刊:2019/02/12

日経は円安を受けて531円高の大幅高。金は直近高値を抜く動き。オイルはしっかり

為替

12日の東京外為市場でドル・円は小じっかり。欧州通貨安でドル買い選好地合いのなか、日本株高を背景とした円売りでドルは110円半ばに値を上げた。ドル・円は、前日に110円台を回復し、そのまま定着。本日は米国の壁建設予算をめぐる与野党対立が解消に向かうとの報道で、ドル買い基調に。また、日本株や中国株の上昇で円売り、日銀の国債買入れ減額の影響は軽微となった。上海総合指数もプラス圏で推移しており、株高を好感した円売りは続いた。米国の壁建設をめぐる与野党合意で今晩の米株高観測も広がり、ドル買い基調は継続した。米国政府機関の閉鎖回避観測や日経平均が先週末比540円超高まで上昇幅を拡大する動きに伴い円売りの流れが継続。ドル・円は米債利回りの上昇も後押しとなりストップを巻き込みながら一時110円65銭付近まで続伸。クロス円もユーロ円が124円83銭付近まで買われ、ポンド円が142円36銭付近まで値を上げたほか、豪ドル円も78円31銭付近まで上値を試すなど軒並み堅調推移となっている。本日これまでのレンジ:ドル・円:110円35銭-110円65銭、ユーロ・ドル:1.1273ドル-1.1285ドル、ユーロ・円:124円45銭-124円82銭

株式(日経平均)

連休明け12日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発した。前週末比531円04銭(2.61%)高の20864円21銭で引けた。TOPIX:1572.60 +2.16%、マザーズ:861.59 +0.98%高。前週末に大きく下げた後とあって、海外ヘッジファンドなど目先の戻りを期待した短期スタンスの投機筋が株価指数先物の買い戻しを強め、現物株指数を押し上げた。米政府機関が再び閉鎖されるとの警戒が和らいだことも相場上昇を後押しした。米ダウ・ジョーンズ通信などは日本時間12日午前、与野党が米政府機関の閉鎖の回避に向けて「原則として合意に至った」と伝えた。15日の期限までに与野党が新たな予算案で合意できなければ、再び政府機関が閉鎖されて米景気を下押しするとの懸念があったため、報道を受けて投資家心理がやや強気に傾いた。貿易問題を巡る米中協議が進展するとの期待も根強い。一部の米メディアによると両首脳は3月中旬にも会談を開く方向で調整している。14、15日には米中の閣僚級協議が予定され、市場では、貿易摩擦は中国だけでなく米景気にも大きな悪影響を与えかねないため、両首脳は3月1日の合意期限に向けて歩み寄るのではないか。外国為替市場で円相場が110円台半ばまで円安・ドル高が進んだことも相場上昇を支援した。円安進行で採算改善への期待が浮上し、自動車や機械といった前週末に大きく売られた輸出関連株に買い戻しの勢いが強まった。全33業種中31業種が上昇した。東証一部売買高14億6075万株、売買代金2兆7657億円、値上り銘柄1791、値下り銘柄301、変わらず35。

貴金属

金先限帳入値4643円(前日比+34円)銀先限帳入値56.0円(前日比+0.6円)白金先限帳入値2807円(前日比+4円) パラジウム先限帳入値4499円(前日比+35円)東京金、銀は続伸。金は円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安が一服したが、ドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けて堅調となった。銀も円安などを受けて堅調となった。午後に入っても堅調に推移。夜間取引の高値4633円を抜くと前回直近高値4637円も取ってくる。4644円まで伸ばす。商いは先限12月は出来高約23000枚前後と枚数的には多くは無かったが、直近の高値新値をとる。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがまちまち。プラチナはニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、円安などを受けて下げ一服となった。パラジウムは円安を受けて買い優勢となった。白金は午後に入っても軟調。しかし金の上昇とともにつられて上がってくる。2800円を挟んだもみ合いであったが2800円を割れることなく取引を終える。

石油

原油先限帳入値41550円(前日比+760円) ガソリン先限帳入値52900円(前日比+840円)灯油先限帳入値57600円(前日比+840円)午前の東京石油市場は堅調。海外原油は戻りが一巡し、先週から調整売りが優勢となっているものの、円相場が1ドル=110円半ばまで円安推移したことが支援要因となっている。先月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)以降、対主要通貨でドルが上げており、ドルインデックスは昨年12月以来の高値を更新した。時間外取引でニューヨーク原油はしっかり。午後に入ってもしっかり。東京原油先限は41500円を挟んだ値動き。日経平均も高いことから、本日は終始しっかりした印象。節目も42000円を早急に取ってくるかが今後の鍵。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値180.9円(前日比+3.1円)ゴムTSR先限帳入値153.1円(前日比+3.6円)ゴムRSSは、当限を除いて上昇。上海夜間高や円安を背景に、買いが先行して寄り付いた。先限は一時183.9円まで上昇した。ただ、その後は、積極的な買いが入らなかったうえ、日中取引の上海ゴムが夜間取引の上げ幅を削っていることから、東京ゴムも伸び悩みをみせ、当限は前日比でマイナスとなっている。TSRは、シンガポールTSR20高を背景に、堅調に推移している。午後も値段は堅調に推移。高値から幾分値を下げるも180円台をキープ。ゴムRSSの先限7月の出来高は3000枚には満たないが、本日は終始しっかりした値動きであった。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23640円(前日比-10円)東京コーンは下落。3連休期間中のシカゴが軟調に推移したことから売り優勢。円相場が1ドル=110円台半ばに下落していることや、シカゴ夜間取引が小反発していることが支援材料となり、下値は堅く推移。午後に入っても値段はまちまち。23500円から23650円の狭いレンジを行ったり来たり。先限の出来高は200枚届かずで、本日も閑散とした商いで取引を終える。 


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