夕刊:2019/02/13

日経平均21000円越え連日の大幅高。オイル、金、パラジウム一代高値更新

為替

13日の東京外為市場でドル・円は小じっかり。日本株高を受けリスク選好的な円売りが続き、ドルを110円60銭付近に押し上げた。ドル・円は、110円40銭台で寄り付いた後、米中通商協議による両国の摩擦解消を期待する展開で、円売りが先行。また、日本株や中国株、時間外取引の欧米株式先物が堅調となり、株高を好感した円売りも観測された。上海総合指数のプラス圏推移を手がかりに、引き続きリスク選好的な円売りが継続した。NZ準備銀の利下げ観測後退も、クロス円の上昇に寄与している。ドル・円は買いが一服。12時すぎに110円70銭近辺と1カ月半ぶりの安値を付けたものの同水準に観測されていた売り注文をこなすことができず、やや上値が重くなった。日経平均株価が買い一服となっていることも相場の重しとなった。ユーロ・円は伸び悩み。12時30分前に一時125円54銭まで上げたが、一巡後はドル円や株価と同様に伸び悩んだ。ユーロ・ドルはもみ合い。1.1330ドル台でのもみ合いとなっており、欧州勢の参入を待つ状態となっている。本日これまでのレンジ:ドル・円:110円43銭-110円70銭、ユーロ・ドル:1.1326ドル-1.1342ドル、ユーロ・円:125円11銭-125円54銭

株式(日経平均)

13日の東京株式市場で日経平均株価は前日比280円27銭(1.34%)高の21144円48銭と続伸して引けた。TOPIX:1589.33 +1.06%、マザーズ:875.48 +1.61%高。取引時間中としては昨年12月19日以来およそ2カ月ぶりに心理的節目の21000円を上回った。米政府機関の再閉鎖回避や米中貿易協議の進展に対して楽観的な見方が広がり、12日の米国株の大幅高を好感して3桁上昇で始まった。寄り付きから21000円を上回った。高寄り後しばらくは21000円近辺でもみ合ったが、為替が円安基調を強めたことからじわじわと買いの勢いが増した。節目の水準を明確に上に抜けてきたことで追随買いが入りやすくなり、昨日同様にハイテク株が上昇をけん引した。国内では新規の買い材料に乏しい中、日経平均は2日間で800円超上昇している。CTA(商品投資顧問)を中心としたヘッジファンドによる買い戻しが主導している。前日の米株高を好感した買いが一巡。米連邦準備理事会(FRB)の金融政策の行方を占う上で重要な1月の米消費者物価指数(CPI)の発表を13日に控え、多くの参加者が様子見姿勢に転じた。個別銘柄ではソフトバンクに対する買い戻しが目立ち、1銘柄で日経平均を64円押し上げた。6日に発表した大規模な自社株買いが引き続き評価されている。東証1部の売買代金は、2兆7221億円、売買高14億1320万株、値上り銘柄1343、値下り銘柄709、変わらず75。業種別では鉱業、証券・商品先物、情報・通信などが上昇している一方、空運、陸運、電気・ガス、パルプ・紙などが下落している。

貴金属

金先限帳入値4661円(前日比+18円)銀先限帳入値56.0円(前日比-)白金先限帳入値2822円(前日比+15円)パラジウム先限帳入値4578円(前日比+79円)。東京金は続伸、銀はまちまち。金は寄付きしっかりスタートから、やや緩む場面もあったが、10時ごろから円安と現物が買われ強まった。13時頃から円高に振れ始めるもしっかりでこの日の高値で取引を終えた。東京金先限は一代高値を更新している。プラチナ系貴金属(PGM)はNY高を引き継いでしっかりスタート、10時半ごろ2825円の高値を取り、その後は堅調な値動き。パラジウムも寄付きからNY高を受けしっかりで始まり、一代高値を越えてからも上げ足を強める格好となった。

石油

原油先限帳入値42380円(前日比+830円)ガソリン先限帳入値53810円(前日比+910円)灯油先限帳入値58010円(前日比+410円)。寄付きの東京原油はAPI発表(東京時間午前6時30分)の週報を受け、夜間取引終値より高く始まり、その後も強い足取りとなった。米週間石油在庫統計は、原油在庫の市場予想は前週比240万バレル増だったが、予想に反し99万8000バレル減となり時間外取引で買われた格好。また、日経高、円安も買いに拍車をかけた。原油、ガソリン、灯油の先限は一代高値を更新している。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値183.1円(前日比+2.2円)ゴムTSR先限帳入値154.1円(前日比+1.0円)。寄付きの東京ゴムRSSは先限軟調スタートも、上海ゴム相場のしっかりな値動きや円安を眺め4月限以降が堅調となった。TSRも同様に寄付いてからしっかりの足取りとなった。もっとも米国と中国による貿易協議が開かれる為、影響を受けやすいゴムは仕掛けづらい状況にある。市場は協議の行方を見守っている。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23980円(前日比+340円)。東京コーン寄付きはシカゴコーン高を受け、しっかりスタートから上げ幅拡大。ドル円相場が円安に振れている事や、年初来高値を更新しテクニカルの買いを呼んでいるのが支援材料。24000円を超えてからはストップロスの買いも入り、24130円まで買われる場面もあり、一代高値(24180円)にあと50円まで迫る場面もあった。


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