夕刊:2019/02/15

日経平均は239円安の大幅安。貴金属も軟調。オイルは小幅高

為替

15日の東京市場でドル・円は弱含み。米国の予算編成をめぐり非常事態宣言の可能性が浮上し、ドル売りが強まった。また、中国のインフレ指標の鈍化で経済の減速を懸念した円買いがドルをさらに押し下げた。ホワイトハウスは14日、トランプ大統領が国境の壁建設の予算確保に向け非常事態宣言を含む権限を行使する可能性に言及。それを受け、日本株や中国株、欧米株式先物の下落でドル売り圧力が強まった。また、午前中に発表された中国の消費者物価指数は低調な内容となり、世界経済の腰折れへの影響を懸念した円買いも加わり、ドルを下押し。ただ、米中通商協議への期待は残り、現時点で円買いは限定的のようだ。目先の日本株安継続を警戒した円買い基調は続く見通し。軟調地合いとなっていた日経平均が下げ渋る動きに伴い、リスク回避の円買いは一服。ドル・円は午前の流れを引き継ぎ一時110円26銭付近まで軟化したものの、その後は110円30銭前後で小幅な値動きに終始。また、ユーロ・円が124円50銭前後で、ポンド・円が141円10銭前後で揉み合いとなったほか、豪ドル円が78円20銭前後で小動きとなるなどクロス円も全般様子見姿勢が強まっている。安値圏ながら次第に方向感が乏しくなった。米中閣僚級貿易協議の結果を見極めたいとの思惑も広がるなか、積極的な売買は手控えられた。本日これまでのレンジ:ドル・円:110円26銭-110円55銭、ユーロ・ドル:1.1283-1.1297、ユーロ・円:124円46銭-124円87銭

株式(日経平均)

15日の東京株式市場で日経平均株価は続落した。下げ幅は239円08銭安(1.13%)20900円63銭で引けた。TOPIX:1577.29 0.79%安、マザーズ:862.34 1.23%安。弱い小売指標を受けてダウ平均が下げたことを嫌気して下落スタート。寄り付き天井となり節目の21000円を割り込むと、下げ幅を200円超に広げた。いったん下げ渋って値を戻す動きも見せたが、週末で買いが手控えられる中、11時をすぎた辺りからは売り直された。午前の安値(20853円)は下回っていないものの、積極的な押し目買いはみられなかった。午前の相場下落を受けた、日銀による上場投資信託(ETF)買いの思惑は下支え要因だが、投資家の多くが買い手控えムードを強めている。トランプ米大統領がメキシコとの国境の壁建設のために非常事態」を宣言する方針が伝わり、米政治リスクを意識する雰囲気が強まっている。野党の反発も必至とあって「米政治の停滞による金融・資本市場の混乱も意識され始めた。15日まで開かれる米中閣僚級協議の進展を見極めたいとの向きも多い。東証一部売買高12億7782万株、売買代金2兆2326億円、値上り銘柄726、値下り銘柄1311、変わらず92。

貴金属

金先限帳入値4648円(前日比-11円)銀先限帳入値55.3円(前日比-0.5円)白金先限帳入値2791円(前日比-22円)パラジウム先限帳入値4589円(前日比-4円)東京金、銀は続落。金は円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上値の重さや円高を受けて軟調となった。銀はニューヨーク安や円高を受けて売り優勢となった。午後に入っては値段は膠着状態。4645円を挟んでいったり来たり。先限出来高は30000枚届かず。プラチナ系貴金属(PGM)は、総じて下落。プラチナが円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の軟調と円高を受けて下げ幅を拡大した。パラジウムも円高を受けて軟調となった。白金は午後も軟調。2800円を割れるとそのままずるずると下がる。引けで2800円はキープできずに終える。出来高も先限で8000枚を超える。

石油

原油先限帳入値43490円(前日比+20円)ガソリン先限帳入値54780円(前日比-160円)灯油先限帳入値58540円(前日比-400円)午前の東京石油市場は高安まちまち。米中通商協議に対する期待感から海外市場が続伸したほか、時間外取引でもニューヨーク原油が堅調に推移していることが支援要因となっている反面、1ドル=110.30円付近まで円高に振れたことが重しとなっている。午後に入っても値段は持ち合い。東京原油先限は43500円を挟んだ展開となる。先限の出来高は11500枚を超えてくる。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値182.5円(前日比-2.1円)ゴムTSR先限帳入値155.1円(前日比-2.3円)産地主導の上昇圧力が一服し、下値不安が高まる。足元では上海ゴムのリバウンドや円安などに支援されてるが、上昇しているのは専ら期先限月であり、当限の上値は重い。産地相場の値動きも鈍く、先高観形成は難しい。通商リスク軽減といったポジティブ材料もみられるが、ダウントレンドにおける一時的な修正高の有無との視点に留まる。午後は182円前後でもみあい。特別方向感は無くゴムRSS先限の出来高は3000枚に届かず。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23660円(前日比-400円)東京コーンは反落。シカゴ安、円高を背景に売り優勢となり、高値修正局面。序盤、期先2本は300円程度の下落となっていたが、売り一巡後は下値を切り上げた。ただし戻りは限定的で軒並み3ケタ安で推移。午後に入っても安値圏で推移。節目の24000円を再び割れ23500円を今後キープできるかが鍵。


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