夕刊:2019/02/20

日経平均は128円高でしっかり。金、白金は大幅続伸。オイルはまちまち

為替

20日の東京外国為替市場でドル・円は続伸した。続伸して寄り付いた日経平均の堅調地合いを支えにリスク選好の円売りが優勢。ドル・円は、商業決済が集中しやすい五・十日で、外為市場では国内実需筋のフローが通常よりも多めに出たもよう。輸入企業のドル買い・円売りが優勢だった模様でドル・円を押し上げたという。本日の仲値に向けた買いも後押しとなり110円88銭付近まで上値を拡大した。仲値に向けたドル買いが終了後も地合いの強さはそのままだった。一時190円を超える上げ幅を見せた日経平均を眺めながら、110円93銭まで上昇した。黒田日銀総裁は本日も14時半から衆院予算委員会に出席予定。同総裁の追加緩和発言が昨日午後の円売りのきっかけになったことで、同様の警戒感もドル・円の下値を支えた。買い一巡後は110円80銭台で推移した。昨日に続き黒田日銀総裁が国会での答弁で「金融政策が今の為替下落を引き起こしているとはいえない」などと述べたが、相場への影響は限られた。ユーロ・円は強含み。株高を受けてリスク選好の円売りが強まり、年初来高値にあと1銭まで迫る125円94銭まで買われた。ユーロ・ドルは高値圏でもみ合い。ユーロ・円につれ高となり一時1.1356ドルまでじり高となった。その後は昨日高値1.1357ドルが意識されたか、高値圏で小幅な上下にとどまった。21-22日には閣僚級の米中通商協議が開かれる予定で、両国の摩擦解消への期待感も継続か。米連邦準備理事会(FRB)1月のFOMC議事要旨が日本時間21日午前4時に公表される。本日これまでのレンジ:ドル・円:110円53銭-110円93銭、ユーロ・ドル:1.1335ドル-1.1356ドル、ユーロ・円:125円33銭-125円94銭

株式(日経平均)

20日の東京株式市場で日経平均は前営業日比128円84銭高(0.60%)の21431円49銭で続伸して引けた。TOPIX:1613.47 0.43%高、マザーズ:890.87 0.89%高。前日の米国株高の流れを引き継ぎ、朝方から買いが先行。その後、外為市場でドル・円が110円後半まで上昇すると、為替と連動する先物買いが入り、指数を押し上げた。米中通商協議の進展期待が継続されている。日経平均は一時200円近くまで上げ幅を拡大。一時21494円85銭まで上昇した。後場に入り、株価指数先物に断続的なまとまった売り物が出て急速に上げ幅を縮小し、一時21315円39銭まで押し戻される場面があった。売り一巡後は、持ち直しの動きとなり21400円台を回復した。東証1部売買代金2兆922億円、売買高11億6836万株、騰落銘柄数は値上がり1196、値下がり846、変わらず88。東証業種別株価指数では全33業種中、値上がりは23業種。値上がり率上位3業種は、非鉄金属、電気ガス、卸売。値下がり率上位3業種は、石油石炭製品、鉱業、証券業。

貴金属

金先限帳入値4771円(前日比+72円)銀先限帳入値57.0円(前日比+0.9円)白金先限帳入値2918円(前日比+44円)パラジウム先限帳入値4913円(前日比+146円)東京金、銀は総じて大幅続伸。金は序盤、ニューヨーク金の暴騰から50円超の上昇で推移、場中、ドル建て現物相場の上昇や円小幅安を受けて一段高となり、80円超の上げとなる限月が続出した。先限は4785円まで上昇。午後に入ると一段の高値は出すものの、後半にかけ失速。高値は先限で4789円を出す。先限の出来高も50000枚でき、多少の踏み上げも出た印象。依然として上昇の勢いは強い。プラチナ系貴金属(PGM)は、大幅高。プラチナがドル建て現物相場の上昇や、場中の円小幅高に支援され、50円超の上昇が目立つ展開。パラジウムはニューヨーク市場の一代高値更新、現物相場に1490ドル台乗せから150円超の上昇が目立つ展開。午後に入ると値段は多少戻す。高値2935円を出すがその後は横ばい。先限出来高も10000枚を久方ぶりに超える。次の大台3000円を取れるかが鍵。

石油

原油先限帳入値44690円(前日比+150円)ガソリン先限帳入値56200円(前日比+310円)灯油先限帳入値60360円(前日比+850円)午前の東京石油市場は先限中心にしっかり。昨日の海外原油は高安まちまちだったが、円相場が1ドル=110円後半まで円安に振れたことが支援要因となっている。ただ、時間外取引でニューヨーク原油は軟調に推移しており、国内市場の上げ幅は限定的。午後に入るとしわりと値を上げる。前場は前日比マイナス圏であったが午後に入るプラス圏に入ってくる。44500円を挟んだ展開で推移。高値は44870円を付けたが45000円を引けで超えてくると、買い方の勢いも増してくると予想する。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値197.5円(前日比+4.0円)ゴムTSR先限帳入値166.1円(前日比+2.3円)ゴムRSSは、反落。上海夜間は上昇となったものの、前日の大幅高に対する調整場面となり、売りがやや優勢で寄り付いた。その後、日中取引の上海ゴムが、夜間取引の上げ幅を削っていることから、東京ゴムも売り物がちな展開となっている。ゴムTSRは、小幅まちまち。午後もしっかり。出来高はそれほど多くはないものの売り方の踏み上げを巻き込み値を上げてくる。再度200円をトライする動きとなる。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24440円(前日比+20円)東京コーンはまちまち。限月間で方向性を欠く展開。序盤こそ、前日のシカゴ安から、概ね売り優勢となったが、売り一巡後は東京コーン独自の値動き。先限は夜間取引で24090円まで軟化したが、日中取引でプラスサイドに浮上し、しっかり。 午後に入っても値はまちまち。しかし出来高は先限で400枚できる。少しづつではあるが、日増しに値段はしっかりしてきている。節目の25000円を越えてくると上昇に弾みがつくと考える。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。