夕刊:2019/02/21

日経平均32円高の小幅高。金は小反落。原油は小反発。FOMC議事録の影響は日本市場では限定的か

為替

21日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。豪ドル円の売りや100円超まで弱含んだ日経平均株価が売りを誘い、一時110円60銭までじり安になった。昨日早朝につけたドル・円の安値110円55銭が支持水準として意識され折り返した。前引けにかけて株価が下げ幅を縮小すると連動する形で110円70銭台を回復した。お昼にロイターから「米中は貿易交渉において知的財産権やサービス、技術移転、農業、為替、非関税障壁など主要な構造問題で6つの覚書を準備」と伝わると、110円85銭付近まで買い戻しが進んだ。その後は、110円70銭-80銭での揉み合い推移となった。日経平均株価は前日比100円近く上昇し、リスク選好的な円売りに振れやすいも、111円手前での短期筋の売りや米中通商協議やブレグジットの行方を見極めようと慎重姿勢が広がり、ドル・円の上値を押さえている。今日のレンジ:ドル・円110円60銭-110円88銭、ユーロ・円:125円35銭-125円81銭、ユーロ・ドル1.1329-1.1354。

株式(日経平均)

21日の東京株式市場で日経平均は4日小幅続伸した。32円74銭高(0.15%)の21464円23銭で取引を終えた。TOPIX:1613.50 0.00%高、マザーズ:904.55 1.54%高。前日の米国株式市場では、NYダウが63ドル高となったが、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録発表後に一時下落に転じるなど不安定な値動きを見せる場面があった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円安の21405円となり、円相場は1ドル110円70銭台と前日から小幅に円高方向に振れていた。これを受けて、朝方の東京市場は利益確定売りが先行する流れとなった。寄り付き直後に日経平均がプラスに転じる場面もあったものの、上値は重く、短期筋による先物売りも観測されたことから、その後はマイナス圏での推移が続き安値21318円74銭を付けた。なお、前場中ごろから開始された上海総合指数は底堅さを意識させる動きとなったことから、前引けにかけて日経平均も下げ幅をやや縮小した。ロイター通信が午後零時前に、米中貿易交渉では、技術移転、知的財産権、サービス、為替、農業、非関税障壁の6つの覚書が準備されていると報道。協議の進展期待が高まり、後場はプラス転換してスタート。一時121円86銭高の21503円35銭を付けた。その後も、21500円台の高値圏で堅調な推移。ただし、引けにかけては、利食い売りに押されて21500円を割れた。東証一部の売買高12億320万株、売買代金2兆2414億円、値上がり銘柄1029、値下り銘柄1000、変わらず101。

貴金属

金先限帳入値4753円(前日比-18円)銀先限帳入値57.1円(前日比+0.1円)白金先限帳入値2927円(前日比+9円)パラジウム先限帳入値4866円(前日比-47円)東京金は反落、銀はまちまち。金はドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高やドル建て現物相場の下落を受けて軟調となった。銀は小幅高で始まったのち、円高やドル建て現物相場の下落を受け、まちまちとなった。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが小幅続伸。プラチナはニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高やドル建て現物相場の下落を受けて上げ一服となった。パラジウムはドル建て現物相場の下落を受けて反落した。午後に入ると夜間取引の最安値を更新し、4746円を付ける。しかし、その後は反発し4760円を行ったり来たりの展開。出来高は32000枚を超える。小幅安で取引を終える。

石油

原油先限帳入値45300円(前日比+610円)ガソリン先限帳入値56600円(前日比+400円)灯油先限帳入値61040円(前日比+680円)午前の東京石油市場で原油は上昇している反面、ガソリンは売りに押された。昨日の海外市場でニューヨーク原油やブレント原油は昨年11月以来の高値を更新したものの、時間外取引でニューヨーク原油が弱含んでいることや、日中取引開始後にやや円高に振れたことが重しとなっている。午後に入っても値段は堅調。東京原油先限は45000円台をキープ。出来高は先限で7000枚届かずで商いは多くは無いがしっかりしている印象。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値195.1円(前日比-2.4円)ゴムTSR先限帳入値165.3円(前日比-0.8円)ゴムRSSは、総じて反落。上海夜間が上昇となったことから、買い優勢で寄り付いた。ただ、その後、日中取引で上海ゴムが売り優勢となり、中心限月の5月限は、マイナスサイドに振れたことなどから、売りが先行している。午後に入っても軟調。高値は200円目前の199.6円を付けたが、届かず。上海ゴム相場は上値を切り上げているが、前日比では大きな動きはない。引き続き上海株、上海ゴム相場の動向が注目され、前日と同様に買いが膨らむと、東京ゴム相場もつれ高する。しかし、本日は安値引けで終える。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24420円(前日比-20円)東京コーンはまちまち。序盤、当先が売り先行で推移した後、先限はいったんプラスサイドに浮上した。しかし25420円で上値を抑えられた。夜間取引の序盤につけた高値24530円が抵抗線になり、上げ幅を失い、マイナスサイドに再度、軟化した。午後も閑散とした商い。特に値段の変動もなく、24400円台をうろちょろ。出来高は200枚届かず。


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