夕刊:2019/02/26

日経平均は70円安。白金は力強く続伸。一方オイルは4桁安。

為替

26日の東京外国為替市場でドル・円は、111円台回復するも下落。日経平均株価も朝方、米中通商交渉の進展を好感した買いを織り込んで頭打ち。その後、日経平均株価は前日比マイナスへ転じ、リスク選好の地合いが後退した。中国株も軟調。明日からの米朝首脳会談を控えた調整もあり、ドル・円は限られたレンジの動きだが、昨日ニューヨークタイムの上昇幅を縮小。一時110.75円まで下落した。午後に入り、序盤強まった円買いの流れが一服すると全般的に小動き。110円80銭前半でもみ合いになった。クロス円も同様にユーロ・円が125円81銭付近まで、方向感に乏しい状況。ユーロ・ドルは1.1360前後で引き続き小幅な値動きに終始している。ユーロ・円は下押し。ドル・円同様に円売りが後退。125.82円まで下値を広げる場面があった。ユーロ・ドルは小動き。株価動向をにらんだ円主導の動きで、為替の対ドルでの方向性は明確ではなかった。26-27日にパウエルFRB議長の議会証言があり様子見姿勢が強まった。これまでのレンジ:ドル・円:110.75円-111.08円、ユーロ・ドル:1.1354ドル -1.1368ドル、ユーロ・円:125.82円-126.23円

株式(日経平均)

26日の日経平均株価は、前日比78円84銭安(-0.37%)安の2万1449円39銭で引けた。TOPIX:1617.20 -0.23%安、マザーズ:932.61 +0.06%高。朝方、NY株式市場の上昇を好感した日経平均は、21610.88円を付け戻り高値を更新した。その後、利益確定の売りに押され始め徐々に下値を拡大した。後場は、売りが先行した。昼休みの時間帯に「インド軍がパキスタン実効支配地域を空爆」と報じられ、投資家心理が後退。時間外取引で米株価指数先物が軟調に推移したこともあり、下げ幅を拡大し、一時2万1405円84銭(前日比122円39銭安)まで下落した。その後は下げ渋っているが、戻りは鈍い。東証1部の騰落銘柄数は値上がり768、値下がり1250、変わらず107。売買代金1兆8969億円、売買高10億7847万株。FRB議長の議会証言、米朝首脳会談前で明日も本日と同様に様子見、閑散の展開か。

貴金属

金先限帳入値4720円(前日比-4円)銀先限帳入値56.6円(前日比-0.2円)白金先限帳入値3053円(前日比+40円)パラジウム先限帳入値5074円(前日比+169円)東京貴金属は、白金、パラジュウムとも続伸。東京金、銀は、前日比ほぼ変わらずか小甘い。金、銀は、NYが小甘い展開の影響を受けてやや下げたが売り物続かず。東京プラチナは、パラジュウムの大幅続伸を受けて堅調。パラジュウムの高騰により自動車産業が、プラチナを触媒コンバーターにより多く使用しようとする可能性が高まり思惑買いでプラチナが続伸している。2000年代に上述の転換があり、2年間でパラジュウムの使用量を50%削減、プラチナの使用量を37%増やした。ただし、自動車触媒の変更には、技術的に数年を要する。現在の高騰は、実需筋の在庫手当買いが継続している局面と思われる。

石油

原油5番限帳入値43600円(前日比-1520円) ガソリン5番限帳入値54390円(前日比-1880円)灯油5番限帳入値59420円(前日比-1450円)東京石油市場は、大幅続落。トランプ大統領が、原油高に対する懸念を表明し、石油輸出国機構(OPEC)を牽制したことで海外市場で大きく下げた。ドル・円が、111円台前半で円安になったことで国内市場の下落幅を緩和しているが、日本株の下落からドル・円が110円台後半でやや円高へ。海外ニューヨーク原油先物取引も軟調に推移している。米国の大統領が、原油高について懸念を表明することは、極めて珍しい。米国議会でOPECを反トラスト法の対象とする法案を復活させる動きがある中、今回の大統領の警告は大きな影響力を持っている。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値199.1円(前日比-2.4円)ゴムTSR先限帳入値168.8円(前日比-1.4円)軒並み反落。上海安を嫌気して売り優勢の展開。前日に生産国の輸出削減を受け上昇したが、合意により材料で尽くしとの見方もあり売りを誘発している。TSR20は、総じて安い。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24650円(前日比+180円)東京コーンは、総じて安い。シカゴ安から修正安となり、期中から期先が3桁安で推移。先限は、24590円まで下落し、安値圏での持ち合い推移。米中貿易交渉で米国産大豆を中国が、1000万トン輸入するとの観測から米国大豆、コーンは、高い。対照的な展開となっている。


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