夕刊:2019/03/04

日経は219円高で大きく反発。白金、オイルは大幅安。今晩は重要指標は無いが、米中貿易絡みの閣僚のコメントに注意が必要

為替

4日の東京外為市場でドル・円は、円安の展開。米中通商協議で両国の合意に思惑が広がるなか、円売り主導でドルは一時112円台を付ける場面もあった。高値112円02銭-安値111円76銭 値幅26銭。前週末から米中協議での合意に楽観的な見方が強まっており、ドル・円、クロス円では円売り方向に振れている。トランプ米大統領が週末の講演で連邦準備制度理事会(FRB)を批判しドル高をけん制したが、ドル売りは限定的となった。ドル・円はショートカバーで一時112円台を回復。目先の日本株高継続期待でリスク選好的な円売りは継続見通し。上海総合指数など中国株のプラス圏推移も、円売りを支援。節目の112円前後では投機筋などの利益確定の円買いも入り、下値は限定的となっている。本日これまでのレンジ:ドル・円:111円72銭-112円02銭、ユーロ・ドル:1.1362ドル-1.1395ドル、ユーロ・円:127円16銭-127円44銭

株式(日経平均)

4日の日経平均株価は大幅続伸した。219円35銭高(1.02%)の21822円04銭で引けた。TOPIX:1627.59 +11.87 0.73%高、マザーズ:938.16 +9.19 0.99%高。トランプ政権が米中交渉の期限を正式に延長し合意を楽観視する見方が強まる中、先週末の米株高の流れを引き継ぎ、日経平均はギャップアップで始まり、21800円台を回復して始まった。その後寄り付き直後につけた21816円74銭を高値にこう着感が強まったが、3桁の上昇で底堅い値動きをみせた。後場に一時、上げ幅は250円を超え21860円39銭を付けた。米中貿易協議の進展期待を受け、中国・上海総合指数が一段と強含み、投資家はややリスク選好姿勢を強めている。日経平均は後場上げ幅拡大、21800円台前半で推移した。外国人投資家による先物の買い戻しも入り、現物株式より先物中心に押し上げた。節目の22000円台では利益確定や戻り待ちの売りが出る可能性が高いものの、外部環境は整ってきている。5日に中国で開幕する全国人民代表大会(国会に相当)を控えて減税など景気対策への期待感も支えとなり海外勢による買い戻しが継続している。米中通商協議ついては、乗り越えなければいけない課題があるものの、話し合いは進んでおり、3月27日頃に予定されている米中首脳会談で正式な合意が結ばれる可能性も出てきた。売り方にとっては買い戻しを迫られる。大きく買いには傾きづらい需給状況であるとみられる。売り方による買い戻し中心の需給状況となれば、トレンドは引き続き強まりやすい。東証1部の売買代金は2兆1536億円、売買高は11億2781万株だった。値上り銘柄1481、値下り銘柄579、変わらず72。

貴金属

金先限帳入値4641円(前日比-55円)銀先限帳入値54.7円(前日比-1.4円)白金先限帳入値3077円(前日比-33円)パラジウム先限帳入値5017円(前日比+19円)東京金、銀は下落、NY安を引き継ぐ展開。金は、NY安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル・円112円水準までの円安やドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けて下げ一巡となったが再度安値を更新。銀は、NY安を受けて売り優勢となった。金は、52円~55円安。銀は、1.0~1.4安。金は、予想以上の米国GDPを受けて米国債利回りが上昇したことから、ドルが買われた。また、1日のSPDRゴールドの現物保有高は、前日比11.754トン減の772.464トンとなり投資資金の流出が金の下落要因となった。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。ドル高が、圧迫要因。米国GDPが予想以上だった為、米国債利回りが上昇、ドル高要因となった。また、米自動車市場では、ジープやSUVの全盛期が終わりに近づいている可能性が指摘された。業界全体の販売台数は、年換算1660万台と1年半ぶりの低水準。触媒需要の鈍化を推測させている。パラジウムは、86円安~24円高とまちまち。

石油

原油先限帳入値44500円(前日比-790円)ガソリン先限帳入値56150円(前日比-610円)灯油先限帳入値60880円(前日比-850円)東京石油市場は、下落した。1日の海外原油市場の下落から売り優勢の展開。NY原油時間外取引の反発やドル・円が112円水準の円安になり夜間取引の引け時点と比べ下げ幅をやや縮小し、原油はおおむね750円-800円安の下落。全体的に薄商いとなり、場中の値動きは限定的。ガソリンは、50円安から610円安。灯油は、510円安から850円安。1日に続き出来高は、伸び並み。NY、ブレンド原油とも先月22日の高値を上抜く前に急反落したことを警戒して新規買いに慎重。更に出来高の伸び悩みから短期売買も減少している。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値206.2円(前日比+2.2円)ゴムTSR先限帳入値174.3円(前日比+1.9円)東京ゴムRSSは、大幅続伸、上海高と円安を好感。日中取引の上海ゴムが堅調に推移し、ドル・円が112円まで円安になり買い先行となった。先限は、一時209.5まで上昇した。昨年1月23日以来となる210円のせが目前となった。本日から、タイ、マレーシア、インドネシアの国際3カ国連合(ITRC)が最大30万トンの輸出削減計画の具体的な枠組み等を議論するが、この会議に対する期待感が買い誘発要因となっている。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24920円(前日比+210円)東京コーンは、上昇。シカゴの小反発と円安、強気のテクニカル要因から買い先行の展開。先限が午前中取引で24920円まで上げた。その後もしっかり。シカゴ夜間取引も続伸。円安も112円まで下落。先限は、高値を更新。抵抗線の24860円越えとなり25000円が視野に入りつつある。指標であるシカゴの動向はある程度、影響を受けるが、基本的には東京コーン独自の値動き。


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