夕刊:2019/03/07

続落 高値から500円下落の日経平均株価

為替

7日の東京市場でドル・円は弱含み。高値111円80銭-安値111円58銭 値幅22銭。日本株や中国株の軟調地合いから警戒の円買いに振れやすく、111円60銭台に軟化した。ドル・円は、米国株の続落を受けた日本株安で円買いが先行。日経平均株価は前日比100円超安の軟調地合いとなったほか、上海総合指数も寄り付きから弱含み、目先の株安への警戒感からドル売り・円買い方向に振れた。7日には欧州中央銀行(ECB)理事会、8日には2月の米雇用統計が控えるため、持ち高を積極的に傾ける動きは限定的となっている。これまでの参考レンジ:ドル・円:111円58銭- 111円80銭、ユーロ・ドル:1.1303ドル-1.1316ドル、ユーロ・円:126円21銭-126円41銭

株式(日経平均)

7日の東京株式市場は、日経平均は前営業日比140円80銭安(-0.65%)の21456円01銭となり、3日続落して引けた。TOPIX:1601.66 -13.59 -0.84%安、マザーズ:928.76 -17.75 -1.88%安。前日の米国株が下落した流れを引き継ぎ、朝方から売りが先行。その後も買い材料に乏しく、安値圏でもみあう展開となった。下値は100日移動平均線(21380円近辺)がサポートとして意識されるほか、後場は日銀のETF(上場投資信託)買いへの期待が下支えとなった。あすのメジャーSQ(特別清算指数)算出を前に先物に思惑的な売買が出る可能性には注意が必要だ。東証1部は、売買代金は2兆2475億円、売買高12兆5443万株と薄商いだった。セクター別では、東証33業種中27業種が値下がり。値下がり率上位には電気機器、非鉄金属、海運、金属製品などが入った。半面、水産・農林、陸運、空運などは値上がりした。午後1時40分に同194円69銭安の21402円12銭と、きょうの安値を付けた後も、安値圏でのもみ合いが続いた。ファナックや東京エレクトロンといった値がさハイテク株が引き続き相場の重荷となっている。中国の需要減少を背景に国内外で半導体生産を一時停止すると伝わったルネサスが制限値幅の下限(ストップ安)水準で再び売り気配となり、午後は売買が成立していない。海外投資家が中国関連銘柄への売りを強めている、日立建機や安川電機は午後にきょうの安値をつけた。内閣府が午後2時に発表した、1月景気動向指数(速報値)は、景気の現状を示す一致指数が前月比2.7ポイント低下し97.9と3カ月連続の低下で、市場予想平均の98.9を下回った。基調判断は「足踏みを示している」から「下方への局面変化を示している」に修正されたが、相場への影響は限定的な模様。今週、月曜日に21900円を付けたものの海外景気の減速指標、日本企業への影響が、徐々に顕在化してきている為戻り高値から500円程度調整した。明日でSQも終わり取引最終の需給要因もなくなる事から今後は、米国、中国の景気に対する日本企業への影響を織り込む相場展開となるであろう。

貴金属

金先限帳入値4603円(前日比-14円)銀先限帳入値53.9円(前日比-0.2円)白金先限帳入値2961円(前日比-21円)パラジウム先限帳入値4935円(前日比-65円)東京金、銀は総じて下落。金は、ドル建て現物相場の下落や円小幅高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の底堅い値動きを受け揉み合いとなった。金は、-6円安~-16円安。銀は、NY安や小幅円高を受けやや軟調な展開。銀は、-0.5円安~-0.2円。トランプ大統領は、中国との貿易交渉担当者に対して速やかに合意をまとめるように圧力をかけている。合意の可否が不確定の状態が、米国株式市場に下落圧力としてかかり始めているのを懸念している。米中通商協議は、大きくぶれる要因となる。金相場も買いポジション整理の動きもほぼ一巡してきたと思われる。ここから先を売り崩す可能性は、低いと見ている。明日以降国内外で底堅さが出てくるかどうかである。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。プラチナは、NY安を受けて売り優勢で始まった。パラジウムは、NY高を受けて総じて堅調推移。プラチナは、-20円安~-25円安。パラジウムは、+3円~+65円高。ワールド・プラチナ・インヴェストメント・カウンシル(WPIC)の四半期報告によると2019年のプラチナは、21.2トンの供給過剰が予想される。不確定要因は、南アフリカの鉱山ストの今後の状況。パラジウムは、リースレート(貸出金利)1ヶ月物が10.98%と引き続き高水準で推移していることから逼迫感が強いことを示している。

石油

原油先限帳入値45050円(前日比+440円)ガソリン先限帳入値56510円(前日比+400円)灯油先限帳入値61140円(前日比+410円)東京石油市場は、期近、期先とも上昇した。昨日ブレンド原油が続伸したことが支援要因なり買い優勢、ほぼすべての限月が400円超上げた。ただ、NY原油も含めて、海外原油はレンジ内で推移している為国内市場の上値も限られる。ドル・円が、やや円高に振れていることも上値を抑えている要因。原油は、+440高~+560円高。ガソリンが、+380円高~+490円高。灯油は、+390円高~+440円高。昨日、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、ベネズエラからの原油輸入量は、日量8万3000バレルと統計開始以来の最低水準を更新した。米国の対ベネズエラ制裁が背景にある。逆にメキシコからの輸入量は、増加しており、4週間移動平均では、日量70万4000バレルと昨年10月以来の高水準となっている。OPECなどの減産対応で需給の調整が進む中、レンジであるがやや買い優勢の展開が継続しやすい。3-4月にかけて減産調整の動きとシェールオイル増産ペースを比較すると現状のオイル価格では、減産調整に分があるように思われる。下落リスクは、米国の景気指標、株式動向、トランプ大統領発言か。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値198.9円(前日比-5.7円)ゴムTSR先限帳入値167.2円(前日比-4.9円)東京ゴムRSSは、期近主導で続落。上海取引夜間安やドル・円が小幅円高方向に振れたことを嫌気して寄り付きから売りが先行する展開となった。先限は、一時200を割れ199.7を付けた。TSRも期近を除き総じて下落した。3月4-5日に開催された国際3カ国会議は、4月からの4ヶ月間で24万トンの輸出削減をすることで合意した。当初の30万トンより縮小の結果となった。しかし、今回から政府が買い支えした場合、買い入れたゴムを現物市場に還流するとの見方を変えさせるため、買い入れた天然ゴムを自国内の舗装道路工事に使用するなど還流をさせないことも取り決められた。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24290円(前日比-470円)東京コーンは、続落。前日のシカゴコーン安から軟調な展開となり、売り先行となった。期先3本の下げがきつく先限は、引けで470円安まで下落した。出来高も400枚を超えており、最近の出来高としては多い。シカゴ夜間取引が小幅続落していることに影響されてか東京コーンに新規売りが増加している可能性がある。


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