夕刊:2019/03/12

日経平均一時440円高の大幅上昇

為替

12日の東京外為市場でドル・円は小じっかり。高値111円47銭-安値111円18銭 値幅29銭。今晩の英国議会でブレグジット合意案が採決の見通しが広がり、円売りが先行した。ドル・円は111円前半で寄り付いた後、メイ政権が提出する欧州連合(EU)離脱合意案に関し採決される方向となり、強硬離脱の回避を好感した円売りが先行。ドルは日経平均株価や上海総合指数の強含みを手がかりに値を上げた。また、欧米株式先物のプラス圏推移もドル買い・円売りの支援材料に。一方、米10年債利回りも上昇基調となり、ドル買いを誘発した。日経平均が前日比400円超高まで上昇幅を拡大させたものの、午前に強まった円売りの流れは一服。ドル・円は111円40銭前後で揉み合い、クロス・円ではユーロ・円が125円40銭前後で、豪ドル円が78円75銭前後で小幅な値動きに終始している。一方、ポンドは英議会採決を控え様子見ムードが強まる中、ポンド・円が147円02銭付近まで、ポンド・ドルが1.3203付近まで軟化するなどやや弱含み。これまでのレンジ:ドル・円:111円18銭-111円47銭、ユーロ・ドル:1.1245ドル-1.1274ドル、ユーロ・円:125円02銭-125円49銭

株式(日経平均)

12日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸した。終値は前日比378円60銭高(+1.79%)の21503円69銭で引けた。TOPIX:1605.48 +24.04 +1.52%、マザーズ:931.04 +20.06 +2.20%。前日の米国小売売上高が、予想より強い結果だったことを好感した米株式相場の上昇を受けて投資家心理が改善した。海外ヘッジファンドなどが株価指数先物に断続的な買いを入れ、現物株を押し上げた。日経平均は上げ幅を拡大した。一時21568円まで水準を切り上げ、前日からの上昇幅は440円を超えた。米中の電話協議が明らかになり、貿易交渉の合意への期待から中国・上海などアジア各国・地域の株価指数が軒並み上昇したのが、投資家心理の改善につながった。短期スタンスの海外投資家による株価指数先物の買い戻しが増え、相場を押し上げている。前週末に先物の売り持ちに傾いていた欧州系の商品投資顧問(CTA)などが買い戻しを活発にした。世界の景気後退観測が強まる中で米国の経済指標が、力強い数値だった為、市場参加者、特に目先筋が、裏をとられた買戻し先行の上げ相場と思われる。逆に明日以降上値を買い進める程の景気にプラスの支援材料があるのかと考えると上値も限定されるであろう。東証一部売買代金2兆3266億円、売買高12億3152万株。値上り銘柄1893、値下り銘柄185、変わらず56。

貴金属

金先限帳入値4627円(前日比+0円)銀先限帳入値55.0円(前日比+0.3円)白金先限帳入値2951円(前日比+40円)パラジウム先限帳入値4984円(前日比+78円)東京金、銀はまちまち。金は、NY安を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高を受けて上げ一服となった。銀は、小幅高で始まったのち戻りを売られ、まちまちとなった。金は、-1円安~+6円高。銀は、-0.6円安~+0.8円高。金は、昨日の米国小売売上高が、前月比0.2%増加と事前予想横ばいに反してプラスになったことを好感して米国株が上昇した。英国のEU離脱で合意なき離脱が回避される見通しが出てきた為為替でドルが買われた要因となった。株高とドル高は、金の圧迫材料。プラチナ系貴金属(PGM)は、上昇。プラチナは、NY高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安などに支援され堅調に推移した。パラジウムは、NY高と円安を受け買い優勢となった。プラチナは、+36円安~+48円高。パラジウムは、+78円安~+105円高。プラチナは、ユーロの上値が重く推移する中、NY市場で序盤の株安を受けて下落する場面もみられたが、株高に転じたことを受け下げ一服となった。パラジウムの押し目が買われたことも支援材料となった。

石油

原油先限帳入値45180円(前日比+400円)ガソリン先限帳入値56430円(前日比+290円)灯油先限帳入値60890円(前日比+440円)東京石油市場は、期近、期先とも堅調。昨日の海外市場が上昇したことやドル・円の円安が支援要因となった。OPEC、特にサウジアラビアが減産枠以上の減産を昨日表明したうえ、OPECも減産を継続する見通しであることが、海外市場を押し上げた。英国とEUが離脱案見直しで合意したことが円安の背景。ベネズエラは、野党が中心の議会で警戒宣言を発令した。先週7日以降の停電が解消されておらず、経済危機による混乱に拍車がかかっている。食料品や飲料不足に拍車がかかっている。停電により原油輸出減少に拍車がかかっている。原油は、+280円高~+470円高。ガソリンは、+290円高~+460円高。灯油は、+360円高~+550円高。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値199.2円(前日比+2.0円)ゴムTSR先限帳入値170.3円(前日比+2.1円)東京ゴムRSSは、当期を除いて上昇。上海取引夜間が堅調に推移したことから、買い優勢で寄付いた。その後は、日中取引の上海ゴムが、一段高となったことから買いが先行する展開となった。TSRは、シンガポールTSR20高を好感して軒並み高。今年は、エルニーニョ現象の影響から産地タイでウィンタリング(落葉期→減産期)が長引くとの見方もあり、買いが入りやすいようだ。中国2月の新車販売台数は、前年同月比13.8%減少の148万2000台となった。1-2月期だと14.9%減。政府は、1月に補助金交付など需要刺激策を講じているが、それ以上に消費マインドが悪化している。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23770円(前日比-90円)東京コーンは、小幅まちまち。限月間で方向性を欠く展開。先限は、売り優勢も下値堅く推移。前日のシカゴコーンが売り優勢となり期近の5月限が一代安値を更新する下落となったが、東京コーンは閑散商い。東京コーンは、寄付き後に23730円の安値を付けた。その後23830円で戻りを抑えられた。プラスサイドに浮上できず。8日の米農務省からの需給報告の発表が終わり、次の注目材料は、29日に発表される全米四半期在庫と作付け意向面積。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。