夕刊:2019/03/13

日経平均200超の下落3日ぶりの大幅反落 一時300円超

為替

13日の東京外国為替市場でドル・円は軟調。高値111円38銭-安値111円14銭 値幅24銭。今朝発表された日本の機械受注が低調な内容となり、株安・円高に振れドルは111円10銭台に軟化した。ドル・円は、111円半ば付近で寄り付いた後、今晩の英国に合意なき欧州連合(EU)離脱への懸念から円買いが先行。また、日本の機械受注が前月比-5.4%と予想を大きく下振れ、日経平均株価の下げ幅拡大で円買いが強まった。日経平均株価が一時300円超安まで下げ幅を広げたことをながめ、リスク回避目的の売りが強まった。上海総合指数など他のアジア株が軒並み安となったことも重しとなり、一時111円14銭まで下押し。もっとも、昨日安値の111円11銭が意識されるといったんは下げ渋った。ユーロ・円も軟調。株安を手掛かりに一時125円46銭まで値を下げた。ユーロ・ドルはもみ合い。1.1280ドル台での小動きに終始した。これまでのレンジ:ドル・円:111円14銭-111円38銭、ユーロ・ドル:1.1283ドル-1.1290ドル、ユーロ・円:125円46銭-125円73銭

株式(日経平均)

13日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに大幅反落し、終値は前日比213円45銭安(-0.99%)の21290円24銭で引けた。TOPIX:1592.07 -13.41 -0.84%安、マザーズ:939.70 +8.66 0.93%高。前日に大幅高となったため、国内金融機関などから利益確定売りが出た。朝方発表の1月の機械受注が市場予想を下回ったことや中国の株式相場が下落したことなども重荷で、日経平均の下げ幅は一時300円を超えた。朝方は利益確定売りで小幅安で推移したが、前場中ごろから急失速した。英国の欧州連合(EU)離脱を巡る先行き不透明感が投資家心理の重荷になるなか、1月の機械受注の大幅悪化を受けて中長期視点で運用する投資家が買い見送りを決め込んだ。企業業績などファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)への不安が拭えない現状では、短期筋の売りに立ち向かう投資家が不在の状況。工作機械受注、機械受注と設備投資関連指標で弱い数値が連続で出てきており、景気の先行指標としての信頼度高い指標だけに投資家の買い見送り姿勢を強める結果だった。米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は12日、米中通商交渉が合意に向けた最後の数週間の段階にある可能性を示した。ライトハイザー代表は上院財政委員会の公聴会で「協議が合意に向けた最後の数週間の段階にあると期待している」と語った。同時に「米国に有益になるよう懸案が解消されなければ、合意はない」と強調した。合意締結後に中国に順守を迫る手段として対中関税を維持するつもりはあるのか議員らに問われ、ライトハイザー氏は「中国側は撤廃を交渉の焦点にしている」と説明。「これが譲歩だとしても、協議の対象になっている」とした。東証一部の売買代金は、2兆1523億円、売買高12億2571万株、値上り銘柄411、値下り銘柄1648、変わらず75。

貴金属

金先限帳入値4654円(前日比+27円)銀先限帳入値55.2円(前日比+0.2円)白金先限帳入値2979円(前日比+28円)パラジウム先限帳入値4966円(前日比-18円)東京金、銀は総じて上昇。金は、NY高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上昇をを受けて堅調に推移したのち、やや円高を受けて上げ一服となった。銀もNY高受けて上昇した。金は、24円~28円高。銀は、0.2円~0.8円高。金は、昨日の米国消費者物価指数が、前月比0.2%上昇、事前予想と一致。コア指数は、同0.1%上昇、事前予想は、0.2%上昇。コア指数が事前予想を下回り米国債利回りが低下した。米国株式が軟調に推移する中、金ETFに投資資金が回帰し始めており、引き続き買われたことから市場の支援要因となった。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。プラチナは、NY高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上昇を受けて堅調に推移したのち、株安を受け上げ一服となった。パラジウムは、NY高とを受けて高寄りしたのち、株安で上げ一服。プラチナは、20円~34円高。パラジウムは、18円安~91円高。ポンド主導でドル安に振れたことに加え、2月の米消費者物価指数のコア指数が事前予想を下回ったことが支援要因になった。米国債利回りが低下しており、ドル安が続くと、プラチナ、パラジウムの支援要因になるとみられる。

石油

原油先限帳入値45310円(前日比+130円)ガソリン先限帳入値56470円(前日比+40円)灯油先限帳入値61220円(前日比+330円)東京石油市場は、期近、期先とも堅調ながら売り買い交錯。海外市場で小幅高だったことや、米石油協会(API)が発表した米週間在庫統計で、原油在庫が減少したことを手掛りに日中取引開始後は買いが先行したものの、上値が重くなっている。NY時間外取引の上げがやや失速していることや、円高に若干振れていることが要因。東京原油は、夜間取引で4万5180円まで上昇し、最近のレンジ上限を試したものの、押し戻された。原油は、130円-190円高。ガソリンは、280円安-80円高。灯油は、200円安-400円高。ベネズエラのマドゥロ大統領は、在ベネズエラの米外交職員に国外退去を命じた。大規模な停電は、7日以降継続中。経済危機は、悪化するばかり。同大統領は、停電も含めて米国の仕業であると非難している。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値197.1円(前日比-2.1円)ゴムTSR先限帳入値170.7円(前日比+0.4円)東京ゴムRSSは、小安い。上海取引夜間が動意に欠ける展開となったことから、前日の東京夜間の引けと同値圏で寄り付いた。その後上海ゴムが、やや売り優勢となったことから、夜間取引での上げ幅を縮小させ引けにかけて利食い売りに押されマイナス圏へ。TSRは、シンガポールTSR20高を好感して、総じて上昇した。先週、生産国の輸出削減計画で具体的な数値が決まったことで目先の材料で尽くしたとの見方もある。天候要因としてウィンタリングが長引くとみられることから、売りも限定的か。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24020円(前日比+250円)東京コーンは、総じて上昇。前日のシカゴ安を背景に2番限以降が上昇。期先の上げが目立ち、先限は序盤に大幅高となり、24140円まで上昇した。買い一巡後も堅調推移。先限は、長大陰線引けとなった8日以来の24000円台での取引。7-8日の下げ局面で売り建てられた玉の買戻しがかなりの比率を占めていると思われる。買戻し主導の自律修正高の可能性が高い。当限が、90円安それ以外は60円-250円高。


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