夕刊:2019/03/19

日経平均株価 日足転換を示唆

為替

19日の東京外国為替市場でドル・円は引き続き軟調推移した。高値111円47銭-安値111円16銭 値幅31銭。中国株が続伸スタートとなり、日経平均株価が一時プラス圏へ浮上したものの、ドル・円は反発しきれず。株価が失速し、ドル円は111円16銭まで下落した。ユーロ・ドルは小動き。米連邦公開市場委員会(FOMC)を待つ状態であるうえに、結果判明が日本の祝日の未明となるため、本邦勢がメインの東京タイムはすでに動きにくい状態。ユーロ・円も動きが鈍い。ドル・円同様に円高傾向だが、様子見ムードもあって限られたレンジ。これまでのレンジ:ドル・円:111円16銭-111円47銭、ユーロ・ドル:1.1334ドル-1.1350ドル、ユーロ・円:126円09銭-126円43銭米連邦準備制度理事会(FRB)は,今夜19-20日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開催する。欧州や中国経済の成長鈍化や貿易政策への不透明感から、政策金利を据え置く公算。当面利上げを見送る方針を再確認すると見られている。FRBは現在実施している4兆ドル規模のバランスシート縮小策を巡る方針を明確化すると大方の市場参加者は見ている。FRB高官は流動性をひっ迫させるバランスシートの縮小を年末には終了させる必要があるとの見解を示している。今回のFOMCで明確なコミットメントが出てくるかどうかが注目ポイント。1月FOMCではFRBは大きく方針を転換。バイアスを排除し、経済の展開次第で金融政策を決定する方針を発表。米国経済の成長を抑制すると見られるいくつかの逆風に対応する、欧州や中国経済の弱さ、市場の変動率の急伸、貿易や英国の離脱を巡る政治的な不透明感が明確になるまで、利上げを見送る方針を表明した。パウエル議長は会合後の会見で、インフレが抑制されており、国外の懸念がくすぶる中、FRBは引き続き金融政策に「辛抱強さ」が必要と訴えた。クラリダ副議長はFRBが当面政策を現状で維持する理由として、1)日本や欧州などの中央銀行の金融政策が依然危機時の水準から脱出していないこと、2)今回の景気回復期にも平均インフレが依然2%を割り込んでいること、の2点を挙げた。FOMC時に公表されるスタッフ予測(ドットチャート)では、FRBが経済見通しや金利の見通しを引き下げる可能性が強いと見られている。

株式(日経平均)

19日の日経平均株価は、3日ぶり小幅反落。17.65円安(-0.08%)の21566円85銭で取引を終えた。高値21585円55銭-安値21425円79銭。TOPIX:1610.23 -3.45 -0.21%安、マザーズ:937.60 -4.10 0.44%安。週明け18日の米株式市場でNYダウは65ドル高と4日続伸。翌日から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で年内の利上げ凍結の見方が一段と強まるとの期待感から買いが入った。為替市場ではドルの上値が重く、111円台前半と円高に振れており、本日の日経平均は26円安からスタートすると、朝方には21425円79銭(158円71銭安)まで下落する場面があった。その後押し目買いが入って下げ渋り、中国・上海株が小高く始まったことも支援材料となって一時プラスに転じたが、一段の上値を追う動きは限られた。その後は、21500円台半ばで推移した。前日までの相場上昇を受け、利益確定を目的とした売りが続いている。相場全体の上値が重いとみた海外ヘッジファンドなど短期スタンスの投資家が、午後も株価指数先物に断続的な売りを出している模様。だが、3月期末の配当金支払いに絡んだ買いが増えるとの観測が根強く、下値を探る動きも限られている。東証一部売買高11億401万株、売買代金1兆8954億円、値上り銘柄597、値下り銘柄1464、変わらず74。テクニカルで日足が、首吊り線 OR 陽のカラカサ転換暗示の線です。明日以降の相場がどうなるかです。

貴金属

金先限帳入値4661円(前日比+14円)銀先限帳入値55.0円(前日比+0.1円)白金先限帳入値2987円(前日比+24円)パラジウム先限帳入値5211円(前日比+115円)東京金、銀は総じて反発。金は、ドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高となったが、ドル建て現物相場の上昇を受けて堅調となった。銀もドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢となった。金は、13円高~20円高。銀は、0.0円安~0.6円高。中国株が景気刺激策に対する期待感を受けて上昇し、ユーロ高に振れたことなどを受けて堅調となった。金は、1300ドル割れの押し目を買われた。本日から明日まで米国でFOMCが始まり、ハト派の内容になるとの見方が大勢。ドル安に振れると金の支援要因となる。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナ、パラジウムとも、上昇。プラチナは、NY高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高とドル建て現物相場の堅調を受け、揉み合いとなった。パラジウムは、NY高を受けて続伸し史上最高値を更新した。プラチナは、21円高~37円高。パラジウムは、73円高~148円高。米国株高などが支援要因となり、パラジウムは、史上最高値を更新した。中国株も戻り高値を更新しており、米株価は、FOMC待ちとなる中、リスク選好の動きが続くと、支援要因なると見られる。

石油

原油先限帳入値45470円(前日比+50円)ガソリン先限帳入値57000円(前日比+330円)灯油先限帳入値61420円(前日比+190円)東京石油市場は、しっかり。ブレンド原油の上値が伸びないなかで売り買い交錯しているがガソリンが堅調推移しており、原油も小高い展開。円相場が、111円20銭台とやや円高傾向にあることが圧迫要因、OPECは、少なくとも6月まで減産規模を維持する見通しが支援材料。原油は、40円高~160円高。ガソリンは、220円高~540円高。灯油は、150円高~350円高。今晩のNY市場引け後に米石油協会(API)が、米週間石油在庫統計を発表する。春から夏場にかけてのガソリン需要期に向けて、石油の需給が引き締まっていくことが期待されており、注目度は高い。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値195.2円(前日比+0.9円)ゴムTSR先限帳入値171.0円(前日比+1.0円)東京ゴムRSSは、軒並み高。上海取引夜間が上昇したことから、買い先行で寄り付いた。その後、日中取引の上海ゴムも地合を引き締めたことから、堅調に推移した。TSRは、シンガポールTSR20高を背景に、総じて買い優勢の展開。東京RSSは、盛り上がりに欠け薄商い。現状、上値は200円付近、下値192円で抑えられている。200円を上回ると205円を目指す展開か。逆に192円を下回ると2月19日の186円を試す展開へ。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24130円(前日比-50円)東京コーンは、下落。18日のシカゴ反落を受けて売り圧力が強まった。19日のシカゴ夜間取引が小幅反発となり、序盤先限は、50円高の24230円まで上げ幅を拡大。24250円が抵抗線になっているが、日中の商い膨らまず様子見ムード強く下落した。夜間取引で24360円まで上昇した後、上げ幅を縮小した。米穀倉地帯では、先週ブリザードの影響で、ミシシッピ川流域で洪水被害が発生した。トウモロコシの作付けシーズンと重なり生産リスクとして警戒されている。


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