夕刊:2019/04/02

日経平均 2日連続の反落

為替

2日の東京外為市場でドル・円は上げ渋り。早朝の取引でドルは、海外市場で買われた流れを引き継いで111.46銭まで上昇したが、チャート上の200日移動平均線(111.48銭)を上抜けできなかったことで反落した。日経平均の上げ幅縮小や米長期金利の低下も、短期筋によるドルロングの投げを誘発した。日本株の上げ幅縮小でリスク選好的な円売りが縮小し、ドルは安値圏に軟化した。前週末から中国経済減速の過度な懸念が後退しリスク許容度が高まるなか、前日の米株高を受けた日本株高で円売りが先行。ただ、日経平均株価の上げ幅縮小や米株式先物の軟調地合いで円売りは弱まり、ドルを下押し。米10年国債利回りは、前日のニューヨーク市場で一時2.50%と1週間ぶりの高水準をつけた。市場では、昨日発表された米小売のデータがかなり弱く、ドル買いに積極的になりにくいとの見方もある。2月の米小売売上高は前月比0.2%減と、市場予想の0.3%増に反してマイナスに転じた。自動車やガソリン、建材、食品サービスを除いたコア指数は前月比0.2%減だった。日米貿易交渉に関する報道が話題となっていた。茂木敏充経済再生担当相は2日の閣議後の記者会見で、日本と米国の新たな貿易交渉について4月15-16日にも米国のワシントンで開催されるとの見通しを示した。本日のレンジ:ドル・円:111.46銭-111.29銭、ユーロ・円:124.97銭-124.67銭、ユーロ・ドル:1.1223-1.1195

株式(日経平均)

2日の東京株式市場で、日経平均は前日比3円72銭(0.02%)安の2万1505円31銭となり反落した。TOPIX:1611.69 -4.12 0.25%下落、マザーズ:908.69 -34.63 3.67%下落。前日の米株式市場でNYダウは329ドル高と3日続伸し、およそ半年ぶりの高値で取引を終えた。世界経済の減速懸念が和らぎ、アジア・欧州株がほぼ全面高となった流れを引き継いで買いが先行。この日発表された3月のサプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数も市場予想を上回る内容だった。また米中貿易協議の進展に楽観的な見方が広がったことも相場を後押しした。日経平均は米株高を好感して235円高から始まった。取引時間中としては3月5日以来約1カ月ぶりの高値を付けた。買い一巡後は、戻り待ちの売りや、期初の早い時期に利益を確保したい国内金融機関の売りが出て伸び悩んだ。21000円台後半は昨年10月以降の累積売買代金が多い価格帯であり、戻り待ちの売りが出やすい。日足チャートでは3月22日と同様に陰線となっており、この水準での上値の重さが改めて意識される。足元では米中の経済指標が相次ぎ改善していることで世界経済の減速懸念が和らいでいるが、もち合い上放れには更なる材料が必要。バイオ関連株を中心に中小型株が大きく売られており、マザーズ指数は一時4%近く下落した。特段の弱材料は観測されておらず、直近上場銘柄や材料株の一角が値を飛ばしているため個人投資家の物色意欲が減退した感はないが、買い一辺倒には傾きにくい。日経平均株価は場中上げ幅をジリジリと縮小させた。引き続き国内勢による新年度入りに伴う利益確定売りが上値を抑えている。現物株式に対する購入意欲が、機関投資家、個人とも弱く、先行きの国内景気に不透明感を持っている。海外株式市場の上昇に連動するかたちで日経平均も戻してきたが、先物の買戻し圧力による踏み上げ相場では、戻りにも限界がある。東証一部売買代金2兆3336億円、売買高13億4353万株、値上がり銘柄886、値下り銘柄1181、変わらず72。

貴金属

金先限帳入値4603円(前日比+2円)銀先限帳入値54.2円(前日比+0.2円)白金先限帳入値3040円(前日比+9円)パラジウム先限帳入値4721円(前日比+70円)東京金は、まちまち、銀は反発。金は、前日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場で、ドル高・ユーロ安の進行に伴う割高感に押され、反落した。外国為替市場では朝方からドルが対ユーロで上昇し、ドル建てで取引される金は割高感から売り圧力にさらされた。また、米中両国の製造業景況関連指標が堅調な内容だったことを受けて世界的な株高となる中、安全資産とされる金の魅力が低下したことも金相場を圧迫した。東京金は、円安を受けて買い優勢で始まったが、その後、円安が一服し上値を抑えられじり安の展開になった。プラス圏で推移していたが、利食い売りに押され限月まちまちの展開となった。銀は、円安を受けて小幅高となった。金は、9円安~2円高。銀は、0.2円高。2月の米小売売上高は前月比0.2%減と市場予想の0.3%増に反してマイナスに転じた。米経済が減速している最新の兆しとなった。3月の米ISM製造業景気指数は55.3と2016年11月以来の低水準だった先月の54.2から上昇し、市場予想の54.5もわずかに上回った。3月の中国のPMIが改善していること、米中貿易協議に対する期待感から株高になり、米国10年債利回りも上昇したことが金の下落要因となった。プラチナ系貴金属(PGM)は、総じて続伸。プラチナは、NY高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安は一服したが、ドル建て現物価格の堅調が下支えとなった。パラジウムは、NY高と円安を受けて堅調となった。プラチナは、9円安~15円高。パラジウムは、15円高から212円高。パラジウムは、買いなおされて急伸した。需給の逼迫感が強いことが支援要因。プラチナは、堅調な米ISM製造業景気指数を受けてドル高に振れたことが上値を抑えられた。米中貿易協議の期待感で株高に振れたことは支援材料だが、上値を伸ばせず上げ一服となった。

石油

原油先限帳入値45950円(前日比+670円) ガソリン先限帳入値57190円(前日比+740円)灯油先限帳入値62570円(前日比+810円)東京石油市場は、夜間取引からの上げ幅を拡大。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米中の良好な経済指標をはやした買いなどが優勢となり、続伸した。中国国家統計局が31日発表した3月の製造業および非製造業の購買担当者景況指数(PMI)がそろって前月から上昇。また、英調査会社マークイットと中国メディア財新が1日発表した中国製造業PMIも8カ月ぶりの高水準となり、同国の成長減速に伴うエネルギー消費の減退懸念が後退した。また、時間外取引でNY原油が62ドル台に到達したことも支援要因。原油は、700円高~880円高。ガソリンは、740円安~930円高。灯油は、670円安~910円高。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値183.8円(前日比-0.7円)ゴムTSR先限帳入値164.1円(前日比+1.4円)東京ゴムRSS3号は、まちまち。円安を受けて、寄り付きでは買い優勢となった。寄付き後は、戻り売りを浴びる展開となっている。TSR20もまちまち。産地価格に対する割安感から5番、期先が買い優勢。東京RSS3号は、3月27日の高値186.7円の奪取に失敗しており、テクニカル的には依然として弱気に振れていると見ることができる。ここから、再び下攻めとなった場合180円割れが目先の目処。その次は、2月8日の176.8円が下値目標になる。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23910円(前日比+260円)東京コ-ンは、総じて反発。シカゴ高と円安を背景に2番以降が買い先行。期中から期先は、200円超の上げ幅を維持し、堅調に推移。東京コーンは、夜間取引で2万3980円まで反発。日中取引で2万3790円まで上げ幅を縮小した後、再度上げ幅を拡大し、2万3900円前後まで戻した。シカゴコーン夜間取引が小幅続伸となっていることが支援材料となった。


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