夕刊:2019/04/09

日経平均小幅反発 TOPIX反落

為替

9日の東京外国為替市場でドル・円は戻りが鈍い展開となった。H111.58円-L111.29円。日経平均株価の下落を手掛かりにしたドル売りの流れが継続。11時過ぎには111.29円と昨日安値に面合わせした。同水準では売りも一服したが、その後も安値圏で戻りの鈍い動きが続いた。ドル・円は111円前半から半ばで振幅している。111.25円に本日NYカットのオプション(OP)、111.50円に11日NYカットのOPが観測されており、おおむね両OPに挟まれたレンジの推移。午後に入り日経平均は前日比プラス圏に浮上したものの、リスク選好の動きは限られドル円は111.40円手前で揉み合い。ドル・円は、季節的に4月は、金融機関(銀行、生保など)の期初の外債投資でなかなか円高方向に行きにくい月です。現在は、日米金利差が縮小した関係から外債投資もヘッジ外債よりもオープン投資でないと金利差を享受できない。10連休も投資の前倒しを促進する要素のため4月中は、緩慢ながらドル高の流れは、継続するであろう。ユーロ・ドルは小高い。対円などでドル売りが進んだ流れに沿って、一時1.1267ドルまでわずかに値を上げた。ユーロ・円は125.40円を挟んだ水準でのさえない動きが続いた。これまでのレンジ:ドル・円:111.29円-111.58円、ユーロ・ドル:1.1255ドル-1.1273ドル、ユーロ・円:125.35円-125.69円

株式(日経平均)

9日の東京株式市場で日経平均株価は反発した。前日比40円94銭(0.19%)高の21802.59円で引けた。高値21811.88円-安値21698.42円。TOPIX:1618.76 1.38 0.09%安、マザーズ:934.43 3.04 0.33%高。日米で主要企業の決算発表が控えるなか、前日までに日経平均が心理的な節目となる22000円に迫ったことで国内機関投資家や個人投資家の利益確定を目的とした売りが優勢となった。上海など中国の株式相場が軟調に推移したことも相場の重荷となった。電気・ガスに加え、小売りや不動産といった内需関連株に売りが目立った。8日の日経平均が長期的な株価トレンドを示す200日移動平均を上回れなかったことで先高観が一服し、買い持ちをいったん手仕舞う動きが広がりやすくなった。日経平均は小幅に上昇するなど相場の下値も限られた。昼休み時間帯に中国・上海株式相場が持ち直し、投資家心理が改善したほか、日銀による上場投資信託(ETF)買い入れへの思惑から海外ヘッジファンドなど短期スタンスの投資家が株価指数先物に断続的な買いを入れ、現物株指数を押し上げ前日比プラス圏を回復した。ただ、戻りも限定され上値も重い展開となった。午前は東証株価指数(TOPIX)が前日比0.55%下落した。今年に入ってからTOPIXが午前に0.5%を超えて下落すると日銀がETFを購入するとみられており、先回りした買いが入りやすい。8日に主な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が連日で高値を更新し、アドヴァンテストや東京エレクトロンといった半導体関連株の一部が買われて相場の支えとなった。東証1部の売買代金は1兆9426億円、売買高は11億544万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は705、値上がりは1318、変わらず117だった。再度の高値トライには、値幅か日柄での調整が必要でTOPIXに現出しているように現物株式が冴えない状況では、上値は重い。値幅では、25日移動平均線21468円をうかがうような下落が必要か。

貴金属

金先限帳入値4638円(前日比+4円)銀先限帳入値54.6円(前日比+0.2円)白金先限帳入値3215円(前日比-27円)パラジウム先限帳入値4646円(前日比0円)東京金は、小幅反発、銀はまちまち。金は、中国人民銀行(中央銀行)が7日明らかにしたところによると、同国の3月末までの外貨準備に占める金塊の比率は6062万オンスとなり、前月から0.6%拡大した。これを受け、現物需要は依然として底堅いとの強気な見方が広がったほか、東西に国家が分裂しているリビアが再び深刻な内戦危機に直面していることも安全資産とされる金塊の買いを後押しした。東京では、NY高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高に上値を抑えられたが、ドル建て現物相場の堅調でしっかりの展開となった。銀は、NY高と円高を受けてまちまちとなった。金は、0円高~8円高。銀は、0円~0.5円高。景気減速懸念が後退しドル安に振れたことが支援要因となった。2月の独貿易統計で輸出・輸入ともに予想以上に減少しており、先行き景気に懸念は残る。2月の米製造業新規受注は、前月比0.5%減と小幅に落ち込んだ。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナは、NY高となったが、利食い売りなどが出て、まちまちで始まった。その後は、ドル建て現物相場の軟調と円高を受けて下落となった。パラジウムは、夜間取引で下落したが、NY高を受けて押し目買いが入り上昇した。プラチナは、20円安~29円安。パラジウムは、23円安から6円高。プラチナは、米中貿易協議合意の期待感などを受けて堅調となり、昨年5月以来の高値915.26ドルをつけた。高値更新が続き買戻し主導で上昇している。ただ、南アフリカのプラチナETF残高が2日連続で減少しており、買戻し一巡後は、利食い売り主導で調整局面が警戒される。

石油

原油先限帳入値46940円(前日比0円) ガソリン先限帳入値57830円(前日比+60円)灯油先限帳入値64190円(前日比+180円)東京石油市場は、買い優勢も上げ幅は限定的。海外市場では、リビア内で軍事衝突などが発生して中東の地政学的リスクが強まる中、原油供給への警戒感から続伸し年初来高値を更新したが、国内市場の上げ幅は控えめ。ドル・円が111円台前半になったことや時間外取引でNY原油が年初来高値を更新後に伸び悩んでいることが上値圧迫要因。国家が東西に分裂しているリビアでは、東部を拠点とする軍事組織「リビア国民軍」と西部の暫定政府との軍事衝突が一段と深刻化。リビアが再び深刻な内戦に突入する恐れが浮上する中、中東の地政学的リスクが強まり、原油が買われた。また、調査会社ジェンスケープによる報告で、前週の米オクラホマ州クッシングの原油在庫が約41万9000バレル減少したとの報も米国内の供給過剰懸念を和らげ、原油買いを後押しした。今週は、米エネルギー情報局(EIA)が9日、石油輸出機構(OPEC)が10日、国際エネルギー機関(IEA)が11日に月報を発表する。原油は、40円安~110円高。ガソリンは、60円高~580円高。灯油は、130円高~390円高。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値187.6円(前日比-3.4円)ゴムTSR先限帳入値170.7円(前日比-2.4円)東京ゴムRSS3号は、軒並み反落。上海ゴムが夜間取引から売り優勢となり、日中取引で下げ幅を拡大し軟調に推移した。また、場中にドル・円が111.20銭台を試すまで強含みとなったことから売り優勢となり、修正安が進行した。先限は、一時187.7円まで下落。TSR20は、シンガポールTSR20安や上海ゴム安から8月限を除き修正安。今日の東京ゴムは、高値調整の相場。RSS3号先限が、190円台からさらに買い進む材料を欠き、売り優勢。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24140円(前日比-180円)東京コ-ンは、下落。シカゴ安、場中の円強含みを背景に先限中心に売り優勢となり、2桁安で推移。序盤で先限が当面の支持線とみられた2万4200円をあっさり割り込み、テクニカル面から売り圧力が強まり、2万4040円まで下落した。今夜、米農務省(USDA)から需給報告の発表がある。9日のシカゴ夜間取引が小幅続落となり、東京コーンは、今夜のシカゴ一段安を警戒し、手仕舞い売り先行ムード。先減は、2万4000円の節目が支持線だが、戻りが鈍く安持合で推移。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。