夕刊:2019/04/11

日経平均株価 方向感欠く展開

為替

11日の東京外国為替市場でドル・円は伸び悩み。(H111.13円-L110.91円 値幅0.22円)本邦実需勢からの買いが一服すると、111.03円付近まで伸び悩み。日経平均株価がさえない動きを続けたことも相場の重しとなった。ドル・円は、日本株安を受けた円買いが先行し、朝方の取引では110円90銭台に軟化した。午前中に発表された中国経済指標の底堅い内容も、市場の警戒感を弱めた。ブレグジット時期の延期などリスク要因の後退で円買いは後退し、ドルは111円台前半に戻した。ユーロ・円も伸び悩み。10時前に125.32円まで上昇する場面があったものの、その後はドル・円と同様に伸び悩んだ。ユーロ・ドルは小動き。1.1280ドル近辺での小動きに終始するなど動意を欠いた。これまでのレンジ:ドル・円:110.91円-111.13円、ユーロ・ドル:1.1273ドル-1.1290ドル、ユーロ・円:125.05円-125.32円

株式(日経平均)

11日の東京株式市場で日経平均株価は小反発した。前日比23円81銭(0.11%)高の21711.38円で引けた。国内材料乏しく方向感欠く展開。高値21721.42円-安値21627.87円。TOPIX:1606.52 1.14 0.07%安、マザーズ:932.51 7.78 0.83%高。前日の米国市場では、3月消費者物価指数(食品とエネルギー除く)が市場予想を下振れたほか、年内の利上げ見送り方針を示した3月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によれば、複数のメンバーが「世界経済を巡る不透明感は著しい」と警告していたことが分かった。米国や世界経済の先行き不透明感やインフレ圧力の緩和を受けて、大半の当局者が年内利上げを見送る方針を支持したことが示され、引けにかけて主要3指数は揃って上昇。一方で、円相場は111円を割り込む場面もみられるなど、前日からやや円高方向に振れた。東京市場は売り先行で始まった。前場中ごろから開始された上海総合指数をはじめとしたアジア株市場もさえない動きとなり、日経平均は前引けにかけて下げ幅を拡大した。国内固有の材料が乏しく、様子見姿勢の投資家が多い。中国・上海株の下落で買いを見送る空気が強まった面もある。後場に入り、日銀によるETF(上場投資信託)買い期待や、押し目を拾う動きが出たもようでプラスに転じた。東証1部の売買代金は2兆545億円、売買高は11億1171万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1222、値上がりは814、変わらず104。上値も重く下値も堅く狭いレンジ相場になった。三角持合になりつつあり近々方向性が出てくると思われる。25日移動平均線(21470円)を目指した動きと思われる。

貴金属

金先限帳入値4661円(前日比+14円)銀先限帳入値54.7円(前日比+0.5円)白金先限帳入値3244円(前日比+57円)パラジウム先限帳入値4720円(前日比+22円)東京金は、小幅続伸。金は、NY市場で米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を控えて様子見ムードが広がる中、小幅高となった。米長期金利の低下やユーロの反発(ドル安)を意識して安全逃避的な金買いが優勢となった。東京では、NY高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高に上値を抑えられたが、小幅高でしっかりの展開となった。銀は、先限が小幅上昇、NY安と円安を受けてまちまちとなった。金は、10円高~18円高。銀は、0.3円安~0.5円高。ドラギECB総裁は記者会見で金融機関の経営を圧迫するマイナス金利政策について、市中銀行の負担軽減策の要否をめぐり今後検討する考えを表明した。これを受けて、外国為替市場では朝方にいったんドル高・ユーロ安が進行。ドル建てで取引される金相場は割高感からマイナス圏に下押しされた。しかし、その後は対ユーロで買い進められたドルが売り戻され、割高感が後退したことから、金相場は小幅プラス圏に回復した。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナは、NY高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安やドル建て現物価格の上昇を受けて堅調となった。パラジウムは、まちまちとなる場面も見られたが、小幅安となった。プラチナは、39円高~57円高。パラジウムは、1円安から22円高。プラチナは、米国債利回りの低下とドル高一服が支援要因となった。8日のNYの指定倉庫在庫が増加する一方、10日南アフリカのプラチナETFが増加しており、好感された。

石油

原油先限帳入値46870円(前日比+150円) ガソリン先限帳入値58190円(前日比+410円)灯油先限帳入値64590円(前日比+500円)東京石油市場は、堅調。海外市場では、米エネルギー情報局(EIA)の週間石油在庫統計でガソリン在庫の大幅な取り崩しが明らかになったことなどを受け、反発した。世界最大の石油消費国である米国は、ガソリンの需要期に入っており、供給不足に対する警戒感が高まりやすい。111円台前半まで円高が後退していることも支援要因。ただ、NY原油の時間外取引で軟調に推移している為、国内市場の上げ幅は限定的。原油は、110円高~180円高。ガソリンは、390円高~550円高。灯油は、10円高~500円高。石油輸出国機構(OPEC)がこの日発表した月報で、米国による制裁を受けているベネズエラの3月産油量が日量100万バレルを下回ったことが判明したことも支援材料だった。このほか、OPEC主導による協調減産効果への期待に加え、リビアでの内戦危機やアルジェリアでの内政混乱なども引き続き原油相場を押し上げる要因となった。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値191.9円(前日比0円)ゴムTSR先限帳入値172.5円(前日比-0.3円)東京ゴムRSS3号は、小幅まちまち。寄付きでは、上海夜間高を受けて買いが先行し、先限は、194.7円まで上昇した。しかし、日中取引の上海ゴムが、高寄り後に軟化したことから、東京ゴムも売り優勢となり、一部限月は、マイナスサイドに振れた。TSR20は、シンガポールTSR20高を背景に、しっかりとなった。上海ゴム9月限は、今日の取引で1万2050元まで上昇したものの、この水準では、戻り売り圧力強く、1万2000元以下に沈んでいる。昨日の取引でも1万2035元で戻りを叩かれた。1万2000元乗せに時間がかかるようだと、下攻めの可能性があるので注意しておきたい。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23940円(前日比-200円)東京コ-ンは、まちまち。閑散商いの中、シカゴ高を背景にした小口の買いが先行した。買い一巡後は、上値が重くなりまちまちの展開。期近7月限と1月限が、プラスサイド、他限月は、マイナス圏。先限は、一時2万4040円台を回復したが、戻り売り圧力強く維持できず。


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