夕刊:2019/04/15

日経平均4ヶ月ぶりの2万2000円台

為替

15日の東京外国為替市場でドル・円はもみ合い。日本の大型連休を前にした本邦輸出企業の売りが観測されたため、上値は重かった。もっとも、日経平均株価は340円超上昇するなど株高が続いているため、下値も極めて限定的。112.00円を挟んだ動きとなっている。上値での本邦実需勢の売りが意識されるなか、午後の上海株が上げ幅を縮小したことも重しとなり、一時111.90円と本日安値を付けた。ユーロ・円は底堅い。10時過ぎに126.50円台まで下押ししたものの、リスク・オンの地合いは継続し、126.72円まで再び上げている。ユーロ・ドルはじり高。底堅いユーロ・円の動きにつれる形で一時1.1314ドルまで上昇した。これまでのレンジ:ドル・円:111.90円-112.10円、ユーロ・ドル:1.1295ドル-1.1315ドル、ユーロ・円:126.48円-126.72円

株式(日経平均)

15日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に3日続伸した。前週末比298円55銭(1.37%)高い2万2169円11銭で引けた。TOPIX:1627.93 +22.53 1.40%高、マザーズ:934.80 +15.05 1.64%高。米金融機関の良好な決算や中国の景気改善期待を背景に12日の米株式相場が上昇し、東京市場でも幅広い銘柄に、海外投資家らの買いが入った。心理的節目の2万2000円を上回るのは、取引時間中として2018年12月4日以来およそ4カ月ぶり。機械や電気機器など景気敏感株への買い戻しが相場を押し上げた。米株高を受けて中国・上海総合指数が一時2%高となったのをはじめ、アジアの主要株価指数が堅調に推移したことも投資家心理の支えとなった。その後も高値圏での値動きが続いている。前週末比300円超高い2万2100円台後半で推移した。ソフトバンクグループをはじめ、ファーストリテイリングやファナックといった値がさ株が上昇をけん引する構図。日本株の相対的な出遅れ感を意識した海外ヘッジファンドによる日経平均先物への買いと買戻しが相場を支えた。日経平均は2万2200円前後ではやや上値の重さも目立った。市場では、心理的節目の2万2000円を超えたことで個人投資家や生保・地銀といった国内勢からは利益確定売りが出やすくなっている。企業業績など国内のファンダメンタルズ(基礎的条件)に懸念が残る中で株高の持続性を疑問視する向きもある。抵抗線であった200日線を突破してきたこともあり、買い戻しの流れが強まっている。連休前でポジションを取りにくい需給状況の中で指値も薄いところに、年金等のインデックス買いが断続的に入っている。リスク回避的な流れが和らぐとともに、ショートカバーの動きも強まりやすい。薄商いが故に値幅が出やすいため、結果的にトレンドが強まる可能性はある。また、これまでのもち合いレンジ(20400円-21800円)を突破してきたため、レンジ上限だった21800円前後が今後は下値支持線として意識されてくる。同水準には200日線が位置していることもあり、これを上回っている状況の中では、押し目買いが続きそうである。東証1部の売買代金は2兆3924億円、売買高は12億2562万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の9割にあたる1910。値下がり銘柄数は190、変わらず41銘柄。

貴金属

金先限帳入値4623円(前日比-15円)銀先限帳入値53.7円(前日比-0.2円)白金先限帳入値3188円(前日比-19円)パラジウム先限帳入値4674円(前日比0円)東京金は、反落、銀は、まちまち。金は、ドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まった。その後は、一時112円台前半の円安が、一服したことを受け軟調となった。銀は、金反落と円安を受けてまちまちとなった。金は、5円安~17円安。銀は、1.4円安~0.8円高。邦銀の事業買収でユーロ主導でドル安となった。金の押し目が買われる場面も見られたが、本格化する米企業決算発表を控え上値は限られた。邦銀が独銀から航空機ファイナンス関連事業を買収する計画に伴う需要が見込まれ、ユーロが急伸した可能性があるという。三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は先月、傘下の三菱UFJ銀行が独DVBバンクから航空機ファイナンス関連事業を買収することで合意したと発表。貸出債権56億ユーロとその他事業基盤を譲り受ける。年内に譲渡を完了させる。中国の3月貿易統計はドル建て輸出が前年比14.2%増加、伸びは5カ月ぶりの高水準となった。輸入は、前年比7.6%減少し、予想より大幅な落ち込みとなった。ドイツが経済成長率予測を下方修正する見通しとも伝わった。こうした背景から投資家のリスク選好意欲が強まったとアナリストらは指摘。2月のユーロ圏鉱工業生産指数が前月比0.2%低下し、市場予想より小幅なマイナスとなったこともプラス材料だった。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが、小幅続落。プラチナは、まちまちで始まった。その後は、円安を受けて小幅高となる場面も見られたが、ドル建て現物価格上値重く推移する中、円安一服を受けて小幅安となった。パラジウムは、期近安、期先小幅高のまちまちとなった。プラチナは、9円安~19円安。パラジウムは、75円安から0円。プラチナは、ユーロ主導のドル安が支援要因となったが、株高による金の上げ一服に上値を抑えられた。ただ、南アフリカのプラチナETFに押し目買いが入っており、引き続き買われると、下支え要因となる。

石油

原油先限帳入値47060円(前日比-10円) ガソリン先限帳入値58560円(前日比+50円)灯油先限帳入値64670円(前日比-60円)東京石油市場は、まちまち。序盤から前半の取引は12日の海外原油高、為替の112台の円安が支援要因となり買い優勢。買い一巡後は、週明けのNY原油の時間外取引の下落を受け、原油先限から上げ幅を削る展開。弱含み商状も下値堅くまちまちの推移。原油は、70円高~50円安。ガソリンは、50円高~300円高。灯油は、260円安~90円高。ガソリン、灯油は、一時原油期先が小安くなったにもかかわらず、地合は緩まず。国内ガソリン、灯油店頭小売価格が前週まで8週連続で値上がりを記録。海外原油相場の上昇傾向が続いていただけに、しばらく上昇傾向が継続しそうな気配。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値192.8円(前日比+0.5円)ゴムTSR先限帳入値173.0円(前日比0円)東京ゴムRSS3号は、軒並み高。12日の上海夜間高や円安を好感し、買いが先行して寄り付いた。その後、先限が195.7円まで水準を一時引き上げた。日中取引の上海ゴムが、売り物がちの展開となると、東京ゴムは、上げ幅を削った。TSR20は、5月、6月、7月の期近しっかりで、期先が小甘い展開。方向性に欠ける展開となっている。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23910円(前日比+170円)東京コ-ンは、上昇。先限は、序盤の取引で2万3890円まで上げ幅を拡大後、上げ幅を縮小。2万3900円が抵抗線となるも堅調な展開、午後に2万3950円まで戻す。シカゴ夜間取引が小幅続伸が支援材料。今日納会となる19年5月限は、ここまで出会い無し。20年5月限は、明日発会するが、2万4000円台発会する期待が持てる。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。