夕刊:2019/04/16

日経平均株価4日続伸

為替

16日の東京外為市場は、ドル・円は下げ渋り。日本株高継続でリスク選好的な円売りが出やすいものの、日米通商協議への意識で円売りは後退した。ドル・円は、日本株高を背景とした円売りで112円台に上昇する場面もあった。ただ、日米通商協議で為替条項が盛り込まれるとの観測から円売りは後退。また、ドル買い要因も乏しく、ドルは112円を下回る水準で推移した。オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が日本時間16日10時30分に発表した2日開催分の理事会の議事要旨で、近い将来の利下げの可能性が議論されたことがわかった。円買い・豪ドル売りが優勢になったのにつれて円買い・ドル売りが入り、円は一時上昇に転じた。円は対ユーロで反発した。このところ中国をはじめ世界経済の先行きに対する楽観的な見通しから円安・ユーロ高が進んでいたが、3月の中国工業生産高など主要な経済指標の発表を17日に控え、持ち高調整の円買い・ユーロ売りが優勢だった。目先の日本株高継続を見込んだ円売りに振れやすい地合いは続くだろう。ただ、欧米株式先物も堅調地合いが続いても、今晩の株高を見込んだ買いは限定的とみる。東京市場の取引時間帯では新規に材料となりそうな経済指標などの発表がなく、積極的に持ち高を傾ける動きは限られている。取引レンジも昨日とほぼ同じレンジ。これまでのレンジ:ドル・円:111.90円-112.06円、ユーロ・ドル:1.1293ドル-1.1315ドル、ユーロ・円:126.37円-126.76円

株式(日経平均)

16日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸した。前週末比52円55銭(0.24%)高い2万2221円66銭で引けた。(高値22261.33円-安値22095.32円)TOPIX:1626.46 ―1.47 0.09%安、マザーズ:932.26 ―2.54 0.27%安。東証1部の売買代金は2兆929億円、売買高は10億5075万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は698、値下がり銘柄数は1346、変わらず97銘柄。目新しい売買材料に乏しいなか、持ち高を一方向に傾ける動きは限られた。NTTドコモが携帯電話の通信料金引き下げを15日に発表し、悪材料が出尽くしたとの見方からNTTドコモやKDDI、ソフトバンクなどの通信株が買われ、相場全体を支えた。中国景気の回復期待で景気敏感株の一部にも海外投資家の買いが入った。一方、日経平均は前日に約4カ月ぶりに2万2000円台を回復したとあって、目先の利益を確定しようとする投資家も少なくなかった。全体的に手掛かり不足で積極的な取引は控えられている。海運株や通信株といった出遅れ感のある銘柄に対する海外投資家の買いが引き続き相場全体を支えている。指数寄与度の高い一部銘柄で相場を牽引する形で上昇している。今日の米企業の決算発表は、バンクオブアメリカ、IBM、ジョンソン エンド ジョンソン、ユナイテッドヘルスグループ。

貴金属

金先限帳入値4611円(前日比-12円)銀先限帳入値53.9円(前日比+0.2円)白金先限帳入値3188円(前日比0円)パラジウム先限帳入値4668円(前日比-6.0円)東京金は、小幅続落、銀は、堅調。金は、NY市場で米中貿易協議の進展を背景に売りが先行し、反落。中心限月6月物の清算値は前週末比3.90ドル(0.30%)安の1オンス=1291.30ドル。 ムニューシン米財務長官は15日、中国との貿易協議は「大きく前進した」と表明。これを受けて、米中貿易協議が妥結に向けて前進しているとの思惑が広がったことなどから、安全資産とされる金には売り圧力がかかった。また、金相場は先週、心理的な節目である1300ドルの水準を下回っていたため、テクニカル要因から下向きに傾いたとの見方もあった。ただ、外国為替市場ではドルが対ユーロで弱含みに推移。ドル建てで取引される金塊などの商品に割安感が生じたことから買い支えも入り、金の下げ幅は限定的だった。ドル建て現物相場の下げ一服を受けて買い優勢で始まった。その後は、株高などを受けて小幅マイナス圏の展開。銀は、小動きとなる中まちまちとなった。金は、12円安~17円安。銀は、0.1円高~0.8円高。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが、小幅続落。プラチナは、まちまちで始まった。その後は、金軟調に連れ安となり小幅安となった。パラジウムは、NY安を受けて売り優勢となった。プラチナは、0円~15円安。パラジウムは、0円~30円安。プラチナは、昨日から米国企業の決算発表が本格化しており、当面は株価と金の動向が焦点になりそうだ。

石油

原油先限帳入値47000円(前日比-60円) ガソリン先限帳入値58500円(前日比-60円)灯油先限帳入値64560円(前日比-110円)東京石油市場は、売り買い交錯。海外市場では、石油輸出国機構(OPEC)による増産観測が圧迫材料となり反落したものの、下値はひろがらなかったことから国内市場での動きは限定的。為替の112近辺でのもみ合い。NY原油の時間外取引は、小幅安。原油は、30円安~110円安。ガソリンは、0円~250円安。灯油は、10円安~100円高。タス通信によると、ロシアのシルアノフ財務相は13日、米国とのシェア競争でロシアとOPECが増産を決定する可能性があるとの見解を表明。仮に増産すれば、相場は最長1年間40ドルないしそれを下回る水準まで下落するかもしれないとの見方を示した。OPEC加盟国とロシアなどの非加盟国は6月の25-26日に会合を開き、協調減産を延長するかどうか決定する予定だが、ここにきて増産に方針転換する可能性も取り沙汰され、市場では需給緩和懸念が再燃。OPEC関係筋も先週、米国の経済制裁を受けているベネズエラとイランの原油供給が一段と減少し、価格の上昇が続くようであれば、7月から増産に踏み切る可能性があると言及。OPEC側のこうした発言も引き続き相場を下押ししガソリン、灯油は、一時原油期先が小安くなったにもかかわらず、地合は緩まず。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値191.1円(前日比-1.7円)ゴムTSR先限帳入値172.6円(前日比-0.4円)東京ゴムRSS3号は、下落。15日の上海夜間安を受けて売り優勢で寄り付いた。その後、日中取引の上海ゴムが、地合を一段と緩めたことから、前日の東京夜間の上げ幅を縮小し、すべての限月がマイナス圏へ。TSR20も小幅まちまちとなった。価格水準としては、先限が180円を目先の底として、地合を引き締めており高値圏に位置している。ゴム相場のプライスリーダーである上海ゴムが伸び悩んでおり、東京ゴムが商いを伴い一段高になる為には、上海ゴムの中心限月が1万2000元台にしっかりと乗せることが必要のようだ。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24030円(前日比0円)東京コ-ンは、総じて下落。前日のシカゴ高は前日の上昇で織り込み済みで、序盤は方向性を欠いた。シカゴ夜間取引でが小幅安から売り優勢となる限月が目立ち始め、今日から一番限となった7月限が170円安、その他限月も安い。20年5月限は、2万4170円で発会し、直後に2万4390円まで上昇。高値を離れ2万4200円台で推移後、軟化し2万4000円台に値下りした。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。