夕刊:2019/04/17

日経平均株価5日続伸

為替

17日の東京外為市場でドル・円はもみ合い。年初来高値を上抜けたが、中国の強い経済指標を受け、安全通貨のドルは他の主要通貨に対して売られる展開となった。ドル・円は112円付近で寄り付いた後、日本株高を背景に円売りが進み、ドルは年初来高値を更新し一時112円17銭まで値を切り上げた。昨年12月20日以来の高値圏。その後は111円台に失速。11時に発表された中国の1-3月期国内総生産(GDP)など経済指標は堅調な内容で、世界経済の減速懸念の後退によりドルと円が売られやすい地合いに。豪ドルなどが買われた影響で、ドル・円は下押しされた。ただ、日米通商協議で米国側が対日貿易赤字に懸念を示しており、円売りは抑制されそうだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は111.86円から112.17円、ユーロ・円は126.32円から126.67円、ユーロ・ドルは1.1280ドルから1.1312ドルで推移した。

株式(日経平均)

17日の東京株式市場で日経平均株価は5日続伸して引けた。前週末比56円31銭(0.25%)高い2万2277円97銭で引けた。(高値22345.19円-安値22185.87円)TOPIX:1630.68 4.22 0.26%高、マザーズ:943.68 11.42 1.22%高。東証1部の売買代金は2兆3628億円、出来高は12億7095万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1220、値下がり銘柄数は803、変わらず118銘柄。中国の2019年1-3月期国内総生産(GDP)が市場予想を上回り、中国経済底打ちの期待が高まったほか、日米通商交渉で為替条項や自動車問題など米側の具体的な要求がなかったことを受け、日経平均が一時、年初来高値を更新した。前日の米国株が小幅高で取引を終えたことや、日米通商交渉で劇的な展開がなかったことで、市場に楽観的見方が浮上。取引開始直後に連日の年初来高値更新となった。一時は利益確定や戻り売りに押されマイナス圏に沈む場面もあったが、中国の経済指標の改善が確認されると一段高となり、朝方につけた高値を上回った。中国のGDPは、前年比6.4%増と予想の同6.3%増を上回った。3月鉱工業生産も同8.5%増と予想の同5.8%増と比べ強く、中国経済に対する底打ち期待が一気に広がった。日米通商交渉に関しては、具体的な合意に至らなかったものの、現状では、米側の強硬姿勢も表面化しなかった模様。交渉は、これから1年程度かかるとの見通し。後場は新たな材料に乏しく積極的に持ち高を傾ける動きは見当たらなく狭いレンジで推移した。

貴金属

金先限帳入値4593円(前日比-18円)銀先限帳入値54.1円(前日比+0.2円)白金先限帳入値3177円(前日比-11円)パラジウム先限帳入値4657円(前日比-11円)東京金は、下落、銀は、まちまち。金は、NY市場で世界的な景気減速に対する過度の懸念が後退する中、安全資産とされる金には売り圧力がかかり、続落した。6月物の清算値は前日比14.10ドル(1.09%)安の1オンス=1277.20ドル。中心限月の清算値としては、2018年12月下旬以来約3カ月半ぶりの安値となった。ただ、外国為替市場ではドル・円が112円台に弱含んでいるため下値を切り上げているが戻りは鈍い。銀は、小動きとなる中まちまちとなった。金は、18円安~23円安。銀は、0.1円安~0.3円高。世界経済の成長減速に対する過度の懸念が和らぎ、日米欧などの主要な株価指数が堅調に推移。前週末に発表された中国の貿易輸出や新規の銀行融資が大幅に増加したほか、米国内でも3月の就業者数が急回復したことなどが投資家心理の改善につながっている。また、米中貿易交渉の妥結期待なども加わり、金塊は早朝にかけて軟調に推移。朝方には一段と売りが膨らみ、下げ幅を拡大した。外国為替市場でドルがユーロに対して堅調に推移したことも、ドル建てで取引される金塊には下押し要因となったもよう。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが、下落。プラチナは、夜間取引の軟調な値動きを引継ぎ、期先2本が20円超の下落で推移した。その後は、下値は堅く、中国のGDP発表を契機に下げ幅を縮小させる。パラジウムもNY安を受けて売り優勢となったが下げ幅を縮小させた。プラチナは、2円高~15円安。パラジウムは、0円~30円安。

石油

原油先限帳入値47680円(前日比+680円)ガソリン先限帳入値59030円(前日比+530円)灯油先限帳入値65170円(前日比+610円)東京石油市場は、上昇。海外市場では、世界的な供給不安が広がる中、反発した。米国産標準油種WTIの中心限月5月物の 清算値は前日比0.65ドル(1.0%)高の1バレル=64.05ドルだった。6月物は0.63ドル高の64.19ドルとなった。時間外取引でもNY原油が、堅調に推移していることが支援要因。原油は、500円高~800円高。ガソリンは、530円高~720円高。灯油は、380円高~610円高。リビアでは東部を拠点とする軍事組織と西部の暫定政府の戦闘が続いており、再び深刻な内戦に突入する恐れが出ている。リビア国営石油会社のサナラ会長は12日までに英紙のインタビューなどで、同国の原油生産が「全面的に停止する可能性がある」と警告。さらに、米国がイランやベネズエラに対して制裁を強化しているため、石油輸出国機構(OPEC)に加盟するこれら3カ国の原油供給が一段と減少するのではないかとの懸念がこの日も広がっていた。ただ、外国為替市場では対ユーロでドル高地合いが継続。ドル建てで取引される原油などの商品に幾分割高感が生じていたことは、相場の重しとなった。また、米官民が16日夕方と17日午前に発表する週間石油在庫週報で原油在庫の積み増しが予想されていることも、相場の上値を抑えた。16日午後に明らかになったロイターのアナリスト調査によると、12日までの1週間の米原油在庫は前週比170万バレル増と4週連続で積み増しとなったもよう。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値191.5円(前日比+0.4円)ゴムTSR先限帳入値172.2円(前日比-0.4円)東京ゴムRSS3号は、まちまち。16日の上海夜間安を受けて売り優勢で寄り付いた。その後、日中取引の上海ゴムが、下げ幅を縮小する動きとなったうえ、中国の1月~3月のGDP成長率が好結果となったことなどから、やや買い優勢の展開。TSR20も動意にかけるが小幅まちまちとなった。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23880円(前日比-150円)東京コーンは、下落。すべての限月で3桁安の展開。先限は、一時2万3810円まで軟化した。昨日20年5月限は、2万4170円で発会し、直後に2万4390円まで上昇したが、あっさりと値を削り、2万4000円台割れまで軟化。シカゴ夜間取引が、小反発しているが、日中取引では、夜間引け値から下げ幅を拡大。上値の重い展開。


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