夕刊:2019/04/18

日経平均6日ぶりに反落

為替

17日の東京外為市場でドル・円はもみ合い。年初来高値を上抜けたが、中国の強い経済指標を受け、安全通貨のドルは他の主要通貨に対して売られる展開となった。ドル・円は112円付近で寄り付いた後、日本株高を背景に円売りが進み、ドルは年初来高値を更新し一時112円17銭まで値を切り上げた。昨年12月20日以来の高値圏。その後は111円台に失速。11時に発表された中国の1-3月期国内総生産(GDP)など経済指標は堅調な内容で、世界経済の減速懸念の後退によりドルと円が売られやすい地合いに。豪ドルなどが買われた影響で、ドル・円は下押しされた。ただ、日米通商協議で米国側が対日貿易赤字に懸念を示しており、円売りは抑制されそうだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は111円86銭から112円17銭、ユーロ・円は126円32銭から126円67銭、ユーロ・ドルは1.1280ドルから1.1312ドルで推移した。

株式(日経平均)

18日の東京株式市場で日経平均株価は6日ぶりに反落して引けた。前週末比187円85銭(0.84%)安い22090円12銭で引けた。(高値22305円63銭-安値22058円39銭)TOPIX:1614.97 -15.71 0.96%安、マザーズ:933.01 -10.67 1.13%安。東証1部の売買代金は2兆2288億円、出来高は11億8826万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は192、値下がり銘柄数は1907、変わらず42銘柄。外部要因に目立った材料が乏しい中、日経平均は前日まで5日続伸して今年の高値圏にあったため、短期的な相場過熱を警戒した利益確定売りが優勢になった。かんぽ生命株が売り出し価格を下回って推移していることも投資心理を冷やした。一時22058円と前日からの下落幅は210円超に達した。中国・上海株式相場が軟調に推移したほか、日本時間18日にシカゴ市場で米株価指数先物が一段と下げて投資家心理が悪化。海外投資家を中心に日本の株価指数先物に断続的な売りが出て現物株指数を下押しした。中国・上海株式相場に加え、韓国などアジア各国・地域の株価指数が総じて下げていることが投資家心理を冷やし、利益確定を目的とした売りと指数先物に転売が続いている。第一三共、アステラス、塩野義製薬など医薬品株が一段安となっていることも相場の重荷となった。海外投資家は、明日の米国イースター休日のため一旦利益確定売りを出した相場。

貴金属

金先限帳入値4566円(前日比-27円)銀先限帳入値54.1円(前日比0.0円)白金先限帳入値3178円(前日比+1円)パラジウム先限帳入値4768円(前日比+111円)東京金は、続落、銀は、変わらず。金は、NY市場で良好な中国経済指標に圧迫された半面、対ユーロでのドル安に伴う割安感による買いに支えられ、ほぼ横ばいとなった。6月物の清算値は前日比0.40ドル(0.03%)安の1オンス=1276.80ドル。東京市場の寄り付きは、売り先行。その後も戻りは鈍く利食い売りに押され下値を探る展開となった。銀は、先限が変わらずの展開。金は、20円安~28円安。銀は、0.0円。この日発表された中国の第1・四半期GDP伸び率は前期と同じで、今年の政府目標(6.0-6.5%)の範囲内となった。3四半期続いた減速から横ばいに転じたことで、世界経済の減速懸念が幾分後退。市場のリスク選好意欲が改善する中、安全資産とされる金塊に売り圧力がかかった。ただ、相場の下値は限定的。外国為替市場でドルが対ユーロで下落したため、ドル建てで取引される金塊などの商品に割安感が生じ、安値圏では買い戻しが入りやすかった。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが、まちまち。プラチナは、NY高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の反落や円小幅高を受けて上げ一服となった。パラジウムは、NY高を受けて急反発した。プラチナは、5円安~10円高。パラジウムは、100円高~204円高。

石油

原油先限帳入値47250円(前日比-430円)ガソリン先限帳入値58500円(前日比-530円)灯油先限帳入値64600円(前日比-570円)東京石油市場は、下落。海外市場では、米エネルギー情報局(EIA)の在庫週報を受けて徐々に売られ、反落した。米国産標準油種WTI中心限月5月物の清算値は前日比0.29ドル(0.45%)安の1バレル=63.76ドル。6月物は0.32ドル安の63.87ドルとなった。原油は、150円安~490円安。ガソリンは、400円安~540円安。灯油は、250円安~570円安。米石油協会(API)が前日夕に発表した統計では、最新週の国内原油在庫は前週比310万バレル減と、市場予想(ロイター調査)の170万バレル増に反して大幅な取り崩しとなった。これを受けて、米国内の在庫だぶつき懸念が後退する中、相場は堅調に推移していた。また、第1・四半期の中国経済が3四半期続いた減速から横ばいに転じ、同国エネルギー需要の先細りに対する懸念が和らいだことも相場を支援していた。しかし、EIAが午前に発表した在庫週報によると、米原油在庫は140万バレル減となり、取り崩し幅はAPI週報を下回った。また、ガソリン在庫も120万バレル減と、市場予想の210万バレル減よりも小幅な取り崩しにとどまったことから、相場は上げ幅を一掃してマイナス圏に転落。また、石油輸出国機構(OPEC)主導による協調減産の行方に不透明感が広がっていることも下押し圧力となった。OPEC加盟・非加盟国は6月の会合で協調減産を延長するかどうか決定する予定だが、加盟・非加盟国の一部からは協調減産は今年上半期で打ち切り、場合によっては増産に転じる可能性がある。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値187.1円(前日比-4.4円)ゴムTSR先限帳入値168.5円(前日比-3.7円)東京ゴムRSSは、当限を除いて下落。17日の上海夜間安を受けて売り優勢で寄り付いた。その後、日中取引の上海ゴムが、下げ幅を拡大する動きとなったことから、東京ゴムも地合を緩め、先限は190円節目をあっさりと下抜いた。TSRは、期先2本のみ約定し、3円前後下落した。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23860円(前日比-20円)東京コーンは、下落。すべての限月で下落の展開。前日のシカゴ小幅続落も夜間取引の堅調な引け味を引き継ぎ、序盤は買い先行で推移。しかし、シカゴ夜間取引が小幅続落で推移や、弱気なテクニカル要因を背景に先限から軟化。20年5月限が23970円で上げつかえ、24000円台の回復に失敗。小口の売りであっさりと地合を緩めた。


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