夕刊:2019/04/19

反発するも閑散相場

為替

19日の東京外為市場は、ドル・円小動きの展開。主要市場の休場で薄商いのなか、方向感の乏しい値動きとなった。東京株式市場で日経平均株価が前日比100円超高の堅調地合いとなり、リスク選好的な円売りが先行し、ドルは112円台を短期的に回復する場面もあった。ただ、薄商いで買いが入りづらく、ドルの上昇は限定的。日経平均の下げ幅は拡大。中国をはじめ世界的な景気減速に対する懸念の後退を背景とした円売りは抑制され、ドルは112円を割り込んだ。ただ、引き続き材料難と海外市場が休日のためドル買いは入りづらく、目先も値動きは小幅にとどまろう。ここまでのレンジは、ドル・円は111.90円から112.01円、ユーロ・円は125.72円から125.88円、ユーロ・ドルは1.1229ドルから1.1248ドルで推移した。

株式(日経平均)

19日の東京株式市場で日経平均株価は反発して引けた。前週末比110円44銭(0.50%)高い2万2200円56銭で引けた。(高値22250.37円-安値22162.23円)TOPIX:1616.93 1.96 0.12%高、マザーズ:937.61 4.60 0.49%高。東証1部の売買代金は2兆208億円、出来高は9億2898万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1147、値下がり銘柄数は899、変わらず95銘柄。米国の個人消費の改善などから18日の米国株が上昇し、東京市場でも輸出関連株などに買いが入った。週末とあって持ち高調整売りが出ている。直近の株価上昇局面で先物を買っていた海外ヘッジファンドが、日本の10連休を見据えて持ち高の一部を落としているようだ。週末要因に加え、新規の手が掛かり材料に乏しく、利益確定売りに抑えられている。市場参加者も少なく商い閑散。本日は、米・英・欧・香港・印・豪・加・スイス・南ア・株式市場は祝日のため休場(聖金曜日)

貴金属

金先限帳入値4587円(前日比+21円)銀先限帳入値54.2円(前日比+0.1円)白金先限帳入値3209円(前日比+31円)パラジウム先限帳入値4938円(前日比+170円)東京金は、反発、銀は、先限が小幅高。金は、NY市場でユーロ圏のさえない経済指標を受けて一時買われたものの、ドル高に伴う割高感に押され、ほぼ横ばいとなった。6月物の清算値は前日比0.80ドル(0.06%)安の1オンス=1276.00ドル。東京市場の寄り付きは、買い優勢で始まった。ドル安などを受けてこじっかりで推移した。銀もNY高を受けて先限が小幅高の展開。金は、16円高~23円高。銀は、0.2円高。4月のユーロ圏総合PMIは前月から低下し、3カ月ぶりの低水準となった。これを受けて欧州経済の先行き懸念が再燃、安全資産とされる金は未明から買いが優勢となり、一時プラス圏に浮上した。ただ、外国為替市場では低調なユーロ圏経済指標と堅調な米経済指標を背景にドル高・ユーロ安が進行。ドル建てで取引される金に割高感が生じたため、相場には下押し圧力がかかった。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナ、パラジウムともに上昇。プラチナは、NY高を受けて買い優勢で始まった。その後は、利食い売りなどを受けて上げ一服となったが、売り一巡後は揉み合いに転じた。パラジウムは、NY高を受けて続伸した。プラチナは、31円高~49円高。パラジウムは、130円高から230円高。プラチナは、金の下げ止まりとパラジウム堅調を受け試合を引き締めた。米小売売上高が予想以上の結果を受け株高に振れたことも支援要因になった。需給は、供給過剰見通しであり、900ドル台で上値を伸ばせるかどうかであろう。

石油

原油先限帳入値47470円(前日比+220円) ガソリン先限帳入値58620円(前日比+120円)灯油先限帳入値64750円(前日比+150円)東京石油市場は、小幅高。東京原油は、海外市場が、狭いレンジでもみ合った後、小反発し、米国産標準油種WTIの中心限月5月物の清算値は、前日比0.24ドル(0.38%)高の1バレル=64.00ドル。6月物は0.20ドル高の64.07ドルだったことを支援要因に堅調な展開。今晩の欧米市場が、休場の為模様眺め気分が強い。原油は、50円高~290円高。ガソリンは、50円高~320円高。灯油は、100円高~270円高。米エネルギー情報局(EIA)が前日発表した週報で、米原油在庫が市場の積み増し予想に反して4週ぶりに取り崩しとなったことなどを手掛かりに買い支えが入り、相場は朝方に一時64.16ドルまで上昇した。ただその後は、外国為替市場でドル高・ユーロ安が加速する中、ドル建てで取引される商品に割高感が生じ、相場はマイナス圏に転落。リビアの内戦危機や、米政府による制裁対象のベネズエラとイランの原油供給が細る中、石油輸出国機構(OPEC)が現行の協調減産措置を6月末で打ち切るのではないかとの思惑も上値を抑えた。共同石油統計イニシアチブ(JODI)はこの日、2月のサウジアラビアの原油輸出量が日量697万7000バレルと、前月の725万4000万バレルから減少したと報告。また、18日までの1週間の米国内石油掘削リグ稼働数が前週比で8基減少したとするベーカー・ヒューズの統計も相場を支援した。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値188.5円(前日比+1.4円)ゴムTSR先限帳入値169.0円(前日比+0.5円)東京ゴムRSS3号は、軒並み高。18日の上海夜間は、下落したものの、前日の東京ゴムの下げ幅が大きかったことから、これに対する反応は鈍く、小動きで寄り付いた。その後、日中取引の上海ゴムが、小幅ながら下げ幅を縮小させると、東京ゴムは地合を引き締めている。TSR20は、期近2本を除いて小高く推移した。中国景気は、昨年からの緩和政策により底打ち気味に思われるが、自動車販売が回復するまでは、上海ゴムは、上値の重い展開となりそうである。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23740円(前日比-120円)東京コ-ンは、下落。ほぼすべての限月で3桁安。18日のシカゴ期近が小高く引けたが、反応は鈍く、閑散商い。期先3月、5月先限は、一代安値を更新し、テクニカル要因が弱気なことから小口売り優勢で下値を更新した。今夜の海外、シカゴ市場ともグッドフライデーで休場となるため新規の売買がそう見送りムード。


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