夕刊:2019/04/22

日経平均 小幅続伸 商い閑散

為替

22日の東京外為市場でドル・円は小動き。材料難のなか日本や中国の株価を手がかりに売り買いが交錯、狭いレンジ内で方向感の乏しい値動きとなった。ドル・円は前週からのレンジ取引が続き、111円90銭台を中心とした値動き。材料難のなか、日経平均株価が前週末終値を上回り、円買いが後退。ただ、上海総合指数や米株式先物のマイナス圏でドル買いは入りづらい。目先の日本株高継続を見込んだ円売りに振れやすい。ただ、引き続き上海総合指数や米株式先物は軟調地合いのため、ドルは112円手前で足踏みが続きそうだ。ここまでのレンジ:ドル・円は111.86円から111.99円、ユーロ・円は125.74円から125.93円、ユーロ・ドルは、1.1236ドルから1.1247ドルで推移した。

株式(日経平均)

22日の東京株式市場で日経平均株価は続伸して引けた。前週末比17円34銭(0.08%)高い2万2217円90銭で引けた。(高値22280.19円-安値22099.38円)TOPIX:1618.62 1.69 0.10%高、マザーズ:927.26 10.35 1.10%安。東証1部の売買代金は1兆6263億円、出来高は8億6950万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は976、値下がり銘柄数は1058、変わらず106銘柄。海外市場休場の影響等から、引き続き薄商いの中をこう着感の強い相場展開となっている。小幅に下落して始まった日経平均は、その後22280.19円まで切り返した後に、22099.38円と再び下げに転じ、前引けにかけては再び上昇に転じるなど、方向感に欠ける相場展開となっている。テクニカル面では5日線を挟んでのこう着をみせている。日経平均は22100円を下回る局面もみられたが、22000円は割り込まず、方向感に欠ける展開ながらも、底堅さは意識されている。欧州市場などがイースターマンデー(復活祭の月曜)の祝日で休場になるため、海外勢のフローは限られている。そのため、指値状況も含めた薄商いの中、先物主導による売買に振らされやすいところでもある。また、今後決算発表が本格化することもあり、まずは明日23日に予定されている日本電産の結果を受けた市場反応を見極めたいところであろう。なによりも週末からゴールデンウイークの10連休が控えていることから、積極的な売買は手控えられており、決算を手掛かりとした物色についても、個人主体による短期的な値幅取り狙いの商いが中心になりやすい。

貴金属

金先限帳入値4594円(前日比+7円)銀先限帳入値54.4円(前日比+0.2円)白金先限帳入値3254円(前日比+45円)パラジウム先限帳入値4939円(前日比+1円)東京金は、小幅高、銀は、6月限が小幅安。金は、ユーロ安を受けて小幅安で始まった。その後は、株高を受けて戻りを売られたが、ドル建て現物価格の下げ一服をきっかけに地合を引き締め、こじっかりで推移した。銀は、6月限が小幅安の展開。金は、4円高~10円高。銀は、0.1円安~0.9円高。プラチナ系貴金属(PGM)は、続伸。プラチナは、ドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まった。その後は、株高などを受けて堅調となったが、株高が一服すると上値は限られた。パラジウムは、まちまちで始まった後、株高を受けて地合を引き締めた。プラチナは、31円高~53円高。パラジウムは、1円高から159円高。プラチナは、連休明けのNY市場が待たれる。夜間取引で株高となったが、株高は一服した。米住宅着工数が予想外に減少しておりドル相場の反応も確認したい。また、パラジウムの買い意欲が強まるかどうかも焦点。

石油

原油先限帳入値48590円(前日比+1120円) ガソリン先限帳入値59900円(前日比+1280円)灯油先限帳入値65620円(前日比+870円)東京石油市場は、大幅高。トランプ政権が、対イランの石油制裁を強化し、同国の原油輸出をゼロにする方針であろうこと米ワシントン・ポストが伝えたことを手掛り。原油高を警戒して、米国は8カ国について時限的にイランから原油輸入を許容しているものの、今後は制裁を緩和しないようだ。本日、ポンペオ長官が会見し、正式に発表するもよう。原油は、350円高~1200円高。ガソリンは、1260円高~1850円高。灯油は、870円高~1230円高。米国は昨年11月、トランプ大統領がイラン核合意から離脱したことを受けてイランの原油輸出に対する制裁を復活させた。ただ、日本、中国、韓国、インド、台湾、トルコ、イタリア、ギリシャの8カ国・地域については6カ月間、制裁の適用除外を認めた。トランプ大統領はここ数週間、制裁免除を終了させる意向を自身の安全保障チームに明確に表明。ボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)はこの問題を巡って政権側と調整を進めているもようだ。WPのコラムニスト、ジョシュ・ロギン氏が米国務省当局者2人の情報として伝えたところによると、ポンペオ国務長官は22日に、「5月2日付で、国務省は現在イランから原油やコンデンセートを輸入している国に制裁免除を認めない」と発表する見通しという。制裁免除が終了すれば、最も大きな影響を受けるのはアジアの買い手だ。イラン産原油の最大の顧客は中国とインド。韓国はイラン産コンデンセートの主な買い手になっている。イラン産原油の制裁免除終了については、米紙ワシントン・ポスト(WP)が先に報じており、関係筋はWPの報道内容を確認した。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値189.3円(前日比+0.8円)ゴムTSR先限帳入値169.8円(前日比+0.8円)東京ゴムRSS3号は、軒並み高。19日の上海夜間が上昇したことを受けて、寄り付きでは、買い先行した。その後、日中取引の上海ゴムが、地合を引き締めたことから、東京ゴムも上げ幅を拡大させた。東京先限は、190円台を一時回復した。商いは、盛り上がりを欠いている。TSR20は、シンガポールTSR20高を映し、総じて買い優勢の展開。期中1本を除いて小高く推移した。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23120円(前日比-620円)東京コ-ンは、大幅下落、期先が安い。戻り鈍く一段安、すべての限月で3桁下落。序盤から期先3月限と5月限が一代安値を更新する下落となり、テクニカル要因は一段と弱気になった。先限は、支持線であった今月1日の安値2万3550円と節目の2万3500円割れとなり、2万3100円まで下落した。シカゴコーンが安値圏で低迷し、21日現在の米国産コーンの作付け進捗次第では、更に安値更新も有り得る環境。


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