夕刊:2019/04/23

日経平均小幅続伸 

為替

23日の東京外為市場でドル・円は下げ渋り。日本株安で円買いが先行したが、国内勢の押し目買いが観測されドルは下げ止まったようだ。ドル・円は日本株の失速で円買い方向に振れ、111円90銭付近から前週安値の111円77銭を割り込み、111円60銭台に失速。また、上海総合指数が軟調地合いとなったことも円買いの支援材料に。ただ、国内勢はドルが112台を回復するとの見方が残り、押し目買い意欲で下値は堅い。15時頃111.94円付近まで持ち直し、午前の下落分をほぼ取り戻す動きとなった。日経平均株価がプラス圏を回復したほか、午後の上海株や香港ハンセン指数が上昇に転じたことが好感されている。一方で、米株式先物はまちまちで、ナスダックの続伸への期待感からドル売りは仕掛けづらいようだ。ここまでの取引レンジは、ドル・円は111.66円から111.98円、ユーロ・円は125.58円から126.08円、ユーロ・ドルは1.1245ドルから1.1263ドルで推移した。

株式(日経平均)

23日の東京株式市場で日経平均株価は小幅続伸して引けた。前週末比41円84銭(0.19%)高い2万2259円74銭で引けた。(高値22268.37円-安値22119.94円)TOPIX:1622.97 4.35 0.27%高、マザーズ:927.50 -0.24 0.03%安。東証1部の売買代金は1兆9461億円、出来高は9億9523万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1234、値下がり銘柄数は779、変わらず127銘柄。22日の米主要株価指数が高安まちまちとなるなど売買材料に乏しいなか、10連休が目前に迫り、直近で上昇していた銘柄を中心とした利益確定売りの動きが相場の重荷となった。一方、日米主要企業による決算発表の本格化を前に様子見気分も根強く、売り一巡後は下値を探る動きは限られた。日経平均は下げ幅を一時100円近くに広げる場面があった。決算など重要イベントを控えて多くの投資家が動きづらい中、景気敏感株など足元で株価が堅調だった一部の銘柄に持ち高調整の売りが出たことが相場を押し下げた。半面、4月に入ってから下落基調が続いていた医薬品や電力・ガスなど内需・ディフェンシブ銘柄に資金が流入し、相場を下支えした。更に米中の経済指標改善による株高期待も根強く、全般に大きく売り込まれる流れとはなっていない。今週から日本でも主要企業の決算発表が本格化するが、ここまで発表された米企業決算がおおむね堅調であることも売り込みづらさにつながっているだろう。日本株は、上値の重さが意識され始めているが、米国株式が突破口となり22100円-22200円台での狭いレンジを抜けると思われる。

貴金属

金先限帳入値4567円(前日比-27円)銀先限帳入値53.9円(前日比-0.5円)白金先限帳入値3226円(前日比-28円)パラジウム先限帳入値4799円(前日比-140円)東京金は、反落、銀は、小幅安。金は、NY市場でドル安・ユーロ高に伴う割安感などから買いが先行したものの、あと利益確定の売りに押され、ほぼ横ばいとなった。6月物の清算値は前営業日比1.60ドル(0.13%)高の1オンス=1277.60ドル。東京外為市場で株安に伴い111.60銭台まで円高に振れたことを嫌気し、軟調になる。その後は、ドル建て現物価格の下げ一服をきっかけに地合を引き締め、下げ幅を縮めた。銀は、ドル建て現物価格の下落を受けて安寄りした後、下げ一服となった。金は、16円安~27円安。銀は、0.1円安~0.5円安。NY市場では、原油が急伸し、金の支援材料となったが、戻りは売られた。テクニカル面で弱気であり、ポジション調整の売り圧力が継続している。プラチナ系貴金属(PGM)は、総じて反落。プラチナは、NY安受けて売り優勢で始まった。その後は、円高を受けて軟調となった。パラジウムもNY安と円高を受けて軟調となった。プラチナは、25円安~32円安。パラジウムは、127円安~140円安。プラチナは、原油高となったがレンジ上限を突破できずに利食い売りが出て下落した。金やパラジウムの戻りが売られたことも圧迫要因になった。

石油

原油先限帳入値48850円(前日比+260円) ガソリン先限帳入値60010円(前日比+110円)灯油先限帳入値65760円(前日比+140円)東京石油市場は、買い優勢。海外市場では、米国による対イラン制裁強化の動きを受けて買い進まれ、大幅続伸した。この日納会を迎えた米国産標準油種WTIの中心限月5月物の清算値は前営業日比1.70ドル(2.66%)高の1バレル=65.70ドルと、2018年10月30日以来約半年ぶりの高値を付けた。6月物は1.48ドル高の65.55ドルとなった。東京原油は、海外の流れを受け需給逼迫懸念の強まりを背景に買い優勢。ドル・円が、一時111.60円台の円高になったことで上値を抑えられた。原油は、200円高~430円高。ガソリンは、110円高~420円高。灯油は、320円安~140円高。米国が、イランに対する石油制裁を強化したことについて、世耕経済産業省は、日本への影響は限定的との認識を示した。昨年11月の段階でイラン産原油輸入は、ゼロとなっている。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値189.8円(前日比0円)ゴムTSR先限帳入値168.6円(前日比-1.2円)東京ゴムRSS3号は、小幅高。22日の上海夜間が小じっかりしたことを受けて、寄り付きでは、やや買い優勢。その後、日中取引の上海ゴムが、揉み合いとなっていることから、東京ゴムは、手掛り材料難となり、薄商いの中小高く推移した。TSR20は、総じて小緩む限月が目立っている。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22670円(前日比-450円)東京コーンは、大幅続落。夜間取引から日中取引の序盤で自律修正高となる場面があったが、買い一巡後は売り圧力が強まった。午前10時に2万3000円割れとなると、他限月も含め一段安となった。22日のシカゴ安は、折込済みムードだったが、米国産コーンの作付け進展が示され、シカゴ夜間取引が続落していることで先安感が強く、売り仕掛けの動きが増えた。


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