夕刊:2019/04/26

平成最後の日経平均 反落

為替

26日の東京外為市場でドル・円は伸び悩み。月末要因で値を切り上げたが、実需筋の買いは一服し、正午にかけて失速した。ドル・円は、実需筋による売り買いが中心で、月末要因からまとまった買いが入り一時111円79銭まで値を切り上げた。ただ、本日発表された日本の鉱工業生産が予想以上に悪化したことでやや円買いに振れた。実需筋の買い一服でドルは小幅に値を下げている。また、上海総合指数や米ダウ先物もマイナス圏で、株安を警戒した円買いが目先もドルを下押ししそうだ。ドル・円は、引き続き軟調に推移する日経平均が重石となり111円60銭付近まで失速。ただ、下値は限られ現在は111円70銭前後で落ち着いた値動き。また、ユーロ・円が124円40銭前後で、ポンド・円が144円10銭前後で揉み合い、豪ドル・円が78円40銭前後で売買が交錯するなど午前に強まった円売りの流れは一巡。そうした中、ユーロ・ドルは手掛かり材料難から1.1135前後で膠着状態となった。ここまでのレンジは、ドル・円は111円46銭から111円79銭、ユーロ・円は124円01銭から124円46銭、ユーロ・ドルは1.1125ドルから1.1143ドルで推移した。

株式(日経平均)

26日の東京株式市場で日経平均株価は反落して引けた。前週末比48円85銭(0.22%)安い22258円73銭で引けた。(高値22270円29銭-安値22073円10銭)TOPIX:1617.93 -2.35 0.15%安、マザーズ:944.63 0.50 0.05%高。東証1部の売買代金は2兆5756億円、出来高は13億1805万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は731、値下がり銘柄数は1325、変わらず84銘柄。米半導体株安が嫌気され、東京エレクトロンなどの関連株に売りが波及した。中国で景気対策への期待が後退したとして上海株式相場が軟調に推移していることも投資家心理を冷やした。25日に主な半導体銘柄で構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が下落したほか、取引終了後に四半期決算を発表したインテルが時間外取引で大幅安となった。今期に5割を超える営業減益になるとの見通しを示したアドヴァンテストが急落。信越化学やSUMCOといった半導体関連株への売りが相場を下押しし、日経平均はこうした流れを嫌気して140円安からスタート。為替相場が111円台半ばと前日の取引時間中に比べ円高方向に振れていることも重しとなり、日経平均は朝方22073円10銭(234円48銭安)まで下落する場面があった。ゴールデンウィークの大型連休を前に積極的な押し目買いの動きは乏しかった。本格化する2019年3月期の決算発表では、低調な業績見通しを示す企業が相次いでいる。19年後半の業績回復を見込む投資家と、実態の弱さを重視する企業の溝は大きく、買い控えにつながっている。もっとも、前引けにかけ下げ渋った。外国為替市場で円相場が111円台後半まで伸び悩んだことに歩調を合わせて、株価指数先物に断続的な買いが入った。10連休前とあって日計り取引が多く、下値が堅いとみた個人やヘッジファンドなどの一部が先物を買い戻した。本日は決算発表の第1のピークとなり、取引時間中に伊藤忠、三井物産、取引終了後に信越化、ソニー、村田製、東エレク、NTTドコモなどが発表を予定している。

貴金属

金先限帳入値4590円(前日比+8円)銀先限帳入値54.0円(前日比+0.3円)白金先限帳入値3192円(前日比+10円)パラジウム先限帳入値4868円(前日比+44円)東京金は、小幅続伸、銀は、まちまち。金は、NY市場で米株安などを背景に一時買いを集めたものの、あと横ばい圏で小動き。中心限月6月物の清算値は、前日比0.30ドル(0.02%)高の1オンス=1279.70ドル。早朝ごろまでは最近の弱地合いが継続する形で軟調に推移。しかし、この日の米株式相場が一部企業の低調な決算などを材料に下落したほか、外国為替市場でドルが対ユーロで一時軟化したこともドル建てで取引される商品の割高感を和らげ、金相場は一時1284.80ドルまで上昇した。この日発表された海外の経済指標がさえず、世界的な景気減速に対する警戒感が再燃したことも、安全資産とされる金塊への資金流入を促したもよう。ただ、朝方の買いが一巡した後は、第1・四半期GDP速報値の発表を翌26日に控えて持ち高調整の商いが中心となり、前日清算値近辺でもみ合う展開だった。東京金は、ドル・円で111円台半ばまでの円高を受け手売り優勢で始まった。その後は、円高一服や、ドル建て現物相場の堅調を受けてプラスサイドに転じた。金は、3円高~8円高。銀は、0.5円安~1.2円高。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが小幅高。プラチナは、円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場がもみ合いとなる中、円高一服を受けてプラスサイドに転じた。パラジウムはNY高と円安を受けて続伸した。プラチナは、7円高~14円高。パラジウムは、11円高~100円高。米3Mの決算発表を受け株安に振れたことが圧迫要因となる場面も見られたが、ドル高一服や株安一服を受けて押し目を買われた。3月の米耐久財受注統計でコア資本財の受注が8ヶ月ぶりの大幅な伸びとなっており、今夜発表の第一四半期の米GDP速報値が好調な内容となるとドル高に振れ、プラチナの圧迫要因となる可能性がある。

石油

原油先限帳入値48450円(前日比-570円)ガソリン先限帳入値59440円(前日比-360円)灯油先限帳入値66120円(前日比-320円)東京石油市場は、軟調。海外市場は、米国内の増産懸念が強まる中、続落。米国産標準油種WTIの中心限月6月物の清算値は前日比0.68ドル(1.03%)安の1バレル=65.21ドル。7月物は0.61ドル安の65.28ドルとなった。更に外国為替市場ではドル高・ユーロ安が先行し、ドル建てで取引される原油に割高感が生じたことから朝方には上げ幅を一掃した。東京時間の原油先物は円高にふれていることもあり下落。米政府の対イラン制裁強化を受けたイラン産原油の輸出減少を補うため、石油輸出国機構(OPEC)が近く生産を増やすとの見方が広がっていることが下落要因。原油は、110円高~570円安。ガソリンは、300円安~360円安。灯油は、220円安~510円安。ロイターはこの日、ポーランドとドイツが低品質を理由にドゥルジバ・パイプライン経由のロシア産原油の輸入を差し止めたと報道。このパイプラインは最大で世界需要の1%に当たる日量100万バレルの原油輸送が可能で、現在約70万バレルの輸出が停止 されているもよう。また、米国が22日に対イラン制裁強化を発表、イラン産原油の全面禁輸を目指していることも引き続き相場の支援材料となり、相場は未明から買いが先行。また、米エネルギー情報局(EIA)が前日に発表した週報では、最新週の国内産油量が前週比10万バレル増の日量1220万バレルと、ロシアやサウジアラビアなどの主要生産国を抑えて世界最大の水準となったことが判明。米国内の供給過剰懸念が強まる中、強い圧迫要因となった。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値189.3円(前日比-1.7円)ゴムTSR先限帳入値167.0円(前日比-1.1円)東京ゴムRSSは、下落。上海夜間高と円高という強弱材料が交錯するなか、方向感無く寄り付いた。その後、日中取引の上海ゴムが、小動きとなるなど、手掛り材料難の中、狭いレンジでの取引。正午過ぎから連休前のポジション整理と思われる小口の売りに押されすべての限月がマイナス圏になる。TSRも動意に欠ける展開となった。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22850円(前日比+140円)東京コーンは、上昇。シカゴコーンが、小高くなったことが買戻し要因になっているが、先限は売り圧力強く、小安く推移したがプラス圏を回復した薄商いだが、期先ほど売り圧力は根強く感じられる。米中西部のコーンベルト西部で26日の夜から27日に降雨ありとの予報。降雨が、米国コーンの作付け作業に支障をもたらすとして、投機家の買戻しの口実にされるかもしれない。


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