夕刊:2019/05/22

日経平均小幅反発

為替

22日の東京外国為替市場でドル円は伸び悩み。日経平均株価や時間外取引のダウ先物が底堅い。反落スタート後に下落幅を広げた上海株が、一時プラス圏を回復したこともリスク選好の円売りを意識させ、110円63銭までじり高となった。ただ、110円61銭前後で低下中の21日移動平均線付近がやや重く、伸び悩んだ。上海株が再びマイナス圏へ押し返されたことも、ドル・円の動きを鈍らせた。中国監視カメラ最大手ハイクビジョンをトランプ政権がブラックリストへとの朝方の記事が蒸し返されると日米株価指数が一時マイナス圏に沈み、ドル・円もつれる形で一時110円39銭まで値を下げた。ユーロ・円も頭が重い。ドル・円同様、内外株価の底堅い推移をにらみ、一時123円52銭まで上値を広げたが上伸しきれなかった。ユーロ・ドルは引き続き小動き。ロンドンタイムにドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の講演を控え、動意は限定的。ユーロ・円のじり高局面でも反応は限られた。これまでの参考レンジ:ドル・円:110円39銭-110円63銭、ユーロ・ドル:1.1151ドル-1.1170ドル、ユーロ・円:123円13銭-123円52銭

株式(日経平均)

22日の東京株式市場で日経平均株価は小幅反発して引けた。前日比10円92銭(0.05%)高い21283円37銭で引けた。(高値21404円54銭-安値21266円98銭)TOPIX:1546.21 -4.09 0.26%安、マザーズ:890.91 +19.14 2.20%高。東証1部の売買代金は2兆930億円、出来高は12億334万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は945、値下がり銘柄数は1097、変わらず99銘柄。米政府が中国の通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)に対する輸出禁止措置の一部に猶予期間を設けると発表したのをきっかけに21日の米市場ではハイテク株が上昇。投資家心理が改善し、半導体関連や電子部品株を中心に買いが優勢だった。円相場が1ドル=110円台半ばまで円安方向に振れたことも買い安心感につながった。日経平均はほぼ横ばい圏まで伸び悩む場面があった。米政府によるファーウェイへの制裁措置の猶予は一部に限られ、米中対立に変化はないとの受け止めから戻り待ちの売りが出た。22日発表の機械受注統計では4~6月期の受注額が大きく増える見通しとなったが、米国の中国製品への制裁関税引き上げの影響を織り込んでいないとの声も多い。設備投資関連株に利益確定を目的とした売りが出たことも相場の重荷となった。75日移動平均線21433円13銭に接近したものの反落した。TOPIXに見られるように現物株式の軟調な中で日経225だけ戻るのは非常に厳しい環境。米国株など海外株式市場が、堅調に推移した中での本日の反落は、日本株の厳しい現実を表していると思われる。

貴金属

金先限帳入値4512円(前日比+5円)銀先限帳入値51.2円(前日比+0.1円)白金先限帳入値2888円(前日比-8.0円)パラジウム先限帳入値4582円(前日比-27円)東京金は、高値もみあい、銀は、総じて上昇。ニューヨーク金先物相場は、米商務省は20日、中国通信機器最大手・華為技術(ファーウェイ)に対する禁輸措置を一部緩和すると発表。ソフトウエアの更新や不具合の修正に関連した業務を中心に、8月19日までの3カ月間、暫定的に米企業などとの取引を容認するとした。これを受けて投資家のリスク回避姿勢が緩み、金塊相場は朝方にかけてじりじりと下落。一時は1269.00ドルの安値を付けた。東京金は、円安を支援材料に買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の小幅安や円安一服に上値を抑えられた。午後に入ると、ドル建て現物相場が底堅く推移し、もみ合いとなった。銀は、円安を受けて先限が小幅高となった。金は、4円高~7円高。銀は、0円~0.6円高。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが小幅下落。プラチナは、NY高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服と日本株の軟調を受けてすべての限月がマイナス圏となった。パラジウムは、NY安を受けて売り優勢となった。プラチナは、7円安~12円安。パラジウムは、13円安~47円安。

石油

原油先限帳入値45830円(前日比-330円)ガソリン先限帳入値56830円(前日比-320円)灯油先限帳入値62840円(前日比-410円)東京石油市場は、売り優勢。NY原油は、中東の地政学的リスクの高まりが支援材料となった半面、ドル高・ユーロ安基調の継続に伴う割高感などに圧迫され、ほぼ横ばいとなった。米イラン間の軍事的緊張の高まりで、中東からの原油供給に不安が広がる中、相場は前日夕から朝方にかけて堅調に推移していた。また、石油輸出国機構(OPEC)の盟主サウジアラビアが年末までOPEC主導による現行の協調減産を続ける意欲を示したとの一部報道も相場を下支えしていた。ただ、外国為替市場ではこの日もドル高・ユーロ安基調が継続。また、米中貿易交渉の行方に不透明感が広がる中、二大経済大国によるエネルギー需要の先細り懸念がくすぶっていることも相場の重しとなった。東京原油先限は日中取引開始後、東京原油先限は46000円の節目を挟んで上下している。売りが優勢だが、動意は限定的。110台半ばの円安が支援材料。原油は、200円安~350円安。ガソリンは、260円安~380円安。灯油は、410円安~690円安。今晩は米エネルギー情報局(EIA)が週報を発表する。ガソリンの需要期に入っているなかで、西海岸(PADD5)のガソリン在庫減少が目立っており、小売価格の上昇を招いている。この地域の製油所の定期改修が長引いていることが背景で、需要に生産量が追いついていない。全体的な原油在庫の動向だけでなく、地域的なガソリン在庫の変動にも目を向けておくべきか。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値191.5円(前日比-2.8円)ゴムTSR先限帳入値163.5円(前日比-0.6円)東京ゴムRSSは、当限と7月限を除いて下落。寄り付きでは、手掛り材料難の中、方向性に欠ける展開となった。その後、日中取引の上海ゴムが軟化したことから、売り物がちの展開となっている。TSRは、小動きとなっている。上海ゴムの中心限月9月限は、20日に12430元、21日は12420元と12500元目前で切り返される展開が続いている。米中貿易摩擦が激化するなか、上値を追って買い進むのは、難しい状況となっているようだ。今日の日中取引では、12135元まで下落している。12000元を割り込むようだと、売り圧力が強まることが予想されるので注意したい。その場合は、東京先限も190円の節目割れを試すことが予想される。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24210円(前日比+120円)東京コーンは、まちまち。シカゴコーンが21日の続伸に続き、22日のシカゴ夜間取引でも買い先行となり、小高く推移していること、円相場が110円台半ばに下落、強気のテクニカル要因から買い先行となる限月が目立つ。先限は前日の終値を挟んで推移。期近7月限は一時320円高の24020円で4月11日の高値を越えた。東京コーン先限は前日の終値を挟んで神経質な展開。夜間取引で24360円まで上昇したが、日中取引は24160円~24260円での取引。24200円を挟んだ小刻みな値動きにとどまった。シカゴ、東京市場とも短期的な買い過剰感が強く、きっかけがあれば修正安があってもおかしくはない。日本時間の明日の午前3時に米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録の公表があり、ドルの動きには警戒。


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