夕刊:2019/05/27

日経平均3日ぶりに反発

為替

27日の東京外国為替市場で円相場は小幅に続伸した。27日は英米市場が休みとあって市場参加者が少なく、日経平均株価の上昇もあってその後は持ち高整理の円売りが出た。日経平均株価の上昇幅が一時100円を超えるなど株高が進むと、歩調をあわせるように円売りが増えた。15時過ぎ円は一時109円55銭近辺まで上げ幅を縮めた。ドル・円は、米中貿易戦争への警戒感から109円台半ばで伸び悩む展開。上値には、109円70銭、109円80銭に売りオーダー、110円00銭に29日のNYカットオプション、110円10銭から上にはドル売りオーダーが断続的に控えている。下値には、109円00銭-20銭には断続的にドル買いオーダーが控えているものの、109円00銭を割り込むとストップロスが控えており、英米市場休場の閑散取引の中での売り仕掛けに警戒。これまでのレンジ:ドル・円109円55銭~109円29銭、ユーロ・円122円79銭~122円51銭、ユーロ・ドル1.1216ドル~1.1190ドル

株式(日経平均)

27日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反発して引けた。前日比65円36銭(0.31 %)高い21182円58銭で引けた。(高値21232.38銭-安値21113.76銭)TOPIX:1547.00 +5.79 0.38%高、マザーズ:895.59 +12.41 1.41%高。東証1部の売買代金は1兆4713億円、出来高は9億164万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1231、値下がり銘柄数は825、変わらず94銘柄。前週末の米国株高に加え、日本株は直近の下落で値ごろ感もあり買いが先行した。トランプ米大統領が26日、日本との通商合意について7月の参院選後まで待つとの姿勢をツイッターで示したことも材料視された。上げ幅は一時100円を超えたが、日米首脳会談を控えた様子見姿勢や円高懸念などで伸び悩んだ。東証33業種では、鉱業、電気・ガス、石油・石炭、その他金融などが値上がり率上位に並んだ。半面、水産・農林、繊維、食料品などが軟調だった。市場では日経平均の予想PER12倍割れ水準では押し目買いも入る。とはいえ、貿易交渉や欧州情勢などの不透明要因が多い。6月の20カ国・地域(G20)首脳会議通過までグローバルマネーは動きそうもない。日米首脳会談の結果を見極めたいとして、上値追いは限られた。27日はメモリアルデーの祝日で米国市場が休場となるため海外投資家の参加意欲は薄く、商いは低調だった。鉱業や電気・ガス業、医薬品が高い。半面、海運業や食料品は安い。出来高、売買代金とも低調。

貴金属

金先限帳入値4521円(前日比+7円)銀先限帳入値51.5円(前日比-0.3円)白金先限帳入値2844円(前日比+10.0円)パラジウム先限帳入値4528円(前日比-16円)東京金は、小幅続伸。銀は、まちまち。東京金は、円高を受けて売り優勢で始まった。その後、円高一服やドル建て現物相場の上昇を受けてプラスサイドに転じた。銀は、円高を受けて小幅安となった。金は、3円高~8円高。銀は、0.3円高~0.5円安。24日発表の米経済指標では、4月の耐久財受注統計で民間設備投資の先行指標とされるコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注が前月比0.9%減と、市場予想の0.3%減よりも大幅な落ち込みとなった。ドル高が一服し、金の下支えとなった。英国のメイ首相は6月7日に保守党党首を辞任すると表明したが、これを受けメイ氏の有力な後任候補と目されているボリス・ジョンソン前外相はいち早く、英国は条件などで合意がないままEUから離脱する用意を整えておく必要があるとの考えを表明。「合意なき離脱」スタンスは全般的に米国債の支援要因(金利低下)になる可能性がある。金の支援要因。プラチナ系貴金属(PGM)は、総じて上昇。プラチナは、NY高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の戻りが売られたことを受けて上げ一服となったが、円高一服が下支えとなった。パラジウムもNY高を受けて買い優勢となったが円高の一服と株式の戻りを受けてまちまちの展開となった。プラチナは、2円高~12円高。パラジウムは、20円安~15円高。

石油

原油先限帳入値42940円(前日比+70円)ガソリン先限帳入値53340円(前日比+120円)灯油先限帳入値59340円(前日比-20円)東京石油市場は、まちまち。24日の海外原油高を背景に夜間取引から反発基調となった。時間外取引でニューヨーク原油(メモリアルデーで休場扱いで4本と出来高は28日に含まれる)は序盤に小幅続伸で推移したが、国内石油市場は上げ幅を削り、ガソリン、灯油が地合いを緩めた。原油は期中から期先が反発。先限は一時43000円割れとなり、かろうじてプラスサイドを維持した後、ジリ高。日中取引開始後、東京原油先限は43260円で上値を抑えられ、午前10時過ぎに43000円割れを試した。42920円で買い支えられ、小幅高を維持。原油は、70円安~90円高。ガソリンは、110円安~120円高。灯油は、380円安~10円高。原油、石油製品は商品間で方向性を欠く展開。原油期中から期先が買い優勢とはいえ、先限があっさりと43000円割れとなり、24日の大幅安で引けた地合いの弱さは残っている。午前10時半に発表となった4月の中国の工業企業利益が前年比-3.7%となり、3月の+13.9%から悪化。上海株が小安くなっていることは少なからず売り材料になっている。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値192.3円(前日比+0.5円)ゴムTSR先限帳入値161.7円(前日比0円)東京ゴムRSSは、総じてしっかり。寄り付きでは、上海夜間安と円高という弱材料が重なり、売りが先行した。だが、その後は、手掛り材料難の中、今日、納会を迎える5月限が堅調納会が見込まれることなどから、期近を中心に地合いを引き締めている。TSRは、小動き。中国国営新華社通信は、2019の中国自動車販売台数は、前年比ほぼ変わらずの約2810万台になる見通しだと、中国汽車工業協会(CSAM)のリポートを引用して伝えた。昨年、中国の自動車販売は、2017年に自動車取得税の減税が打ち切られたことや、同国の景気減速、米中貿易摩擦の影響から、28年ぶりに前年を下回った。今年の4月の自動車販売も前年同月を下回り、10カ月連続で減少している。依然として回復には至っていない状況であり、前年と同水準の販売台数を維持できたか、疑問視される。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24460円(前日比+490円)東京コーンは、すべての限月3桁以上の大幅高。24日のシカゴコーンの急騰から値を飛ばす展開。先限は序盤で抵抗線の24390円超えとなり、テクニカル要因からの強気感が回復。上げ幅を縮小後、上げ幅を再度、拡大し、24500円の節目を超えた。前営業日比は140円~490円高。東京コーン先限つなぎ足は3月28日以来の高値となる、24590円まで急騰。先週後半に高値に修正安局面を迎えたが、日柄調整を抜け出した。27日のシカゴ市場はメモリアルデーの祝日のため、休場だが、先高感はなお強く、東京コーンも売り向かう動きが少ない。


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