夕刊:2019/06/13

日経平均続落

為替

13日の東京外国為替市場でドル・円相場は続伸した。オーストラリア(豪)統計局が10時30分に発表した豪雇用統計をきっかけに豪労働市場の先行き不透明感から豪利下げ観測が強まり、対円での豪ドル売りが加速した。豪ドル安・円高が対ドルにも波及し、円買い・ドル安が進んだ。日経平均株価が下落幅を拡大したことも低リスク通貨とされる円の買いを誘い、一時は108円17銭近辺まで上昇した。朝方は小幅な円安・ドル高で推移した。12日の海外市場で英ポンドが対ドルで急落し、対円でのドル買いにつながった流れを引き継いだ。円は対ユーロでも続伸した。対ドルでの円買いと日本株安が円買い・ユーロ売りにつながった。ユーロは対ドルで反落した。ユーロとドルを積極的に取引する材料に乏しく、朝方からの値動きは限られた。ここまでの取引レンジ:ドル・円108円17銭~108円54銭、ユーロ・円122円18銭~122円56銭、ユーロ・ドル1.1287ドル~1.1300ドル。

株式(日経平均)

13日の東京株式市場で日経平均株価は続落して引けた。前日比97円72銭(0.46%)低い21032円00銭の終値で引けた。(高値21111円23銭-安値20932円13銭)TOPIX:1541.50 -12.72 0.82%安、マザーズ:894.20 -7.77 0.86%安。東証1部の売買代金は1兆9028億円、出来高は11億7485万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は394、値下がり銘柄数は1673、変わらず74銘柄。前日の米国株式市場では、原油相場の下落が嫌気されたほか、米中貿易摩擦や香港の条例改正案を巡る抗議行動の行方を見極めたいとの思惑から、主要な3指数は揃って続落。東京株式市場は売り先行で始まった。その後は、前場中ごろから開始された香港株式市場をはじめとしたアジア株式が総じて軟調だったことを受け、日経平均は前引けにかけて下げ幅を拡大し、節目の21000円処を割り込んだ。明日14日の先物・オプション特別清算指数(SQ)算出を控えた思惑的な売買が一巡したことで、朝方は225先物に対しても売り方による買い戻しの動きがみられたものの、前場中ごろからランチタイムにかけては下げ幅を拡大する格好となった。香港市場は、拘束した容疑者を中国本土への引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案は「一国二制度」を揺るがすとして、反対派のデモ隊と警察による衝突が続いている。デモ参加者が香港中心部の幹線道路を占拠し、一部の銀行支店などは営業を停止した。12日に予定されていた改正案審議は延期されたこともあり、市場でも、本日の香港ハンセン指数の出足を見極めたいとの向きが多かった分、軟調な同市場のスタートを確認した海外短期筋による先物売りが観測された。米司法省がGAFAなどのIT大手に対して、日本の独占禁止法にあたる反トラスト法の新たな解釈を公表したことも、ハイテク絡みの景気敏感株を手がけにくくさせている。半導体メモリー市況の改善が遅れるとの見方も重なり東京エレクトロンやアドバンテストといった半導体関連株に売りが出たことも相場の重荷となった。

貴金属

金先限帳入値4645円(前日比+1円)銀先限帳入値51.5円(前日比-0.2)白金先限帳入値2852円(前日比-20円)パラジウム先限帳入値4745円(前日比+36円)東京金は、まちまち、銀は、小幅安。NY市場は、世界的に軟調となった株価動向などを背景に買われ、続伸した。中心限月8月物の清算値は前日比5.60ドル(0.42%)高の1オンス=1336.80ドル。この日は世界的に株価が軟調となり、金塊は安全資産としての側面から買いを集めた。長引く米中「貿易戦争」の打開見通しが依然立っていないほか、香港で「逃亡犯条例」改正案に反対する抗議行動が広がっていることなどを背景に、リスク投資に慎重なムードが再燃。金塊相場は未明の時間帯に一時1342.30ドルの高値を付けた。東京金は、円高を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の堅調を受けて下げ一服となり前日比近辺まで戻った。銀は、NY安と円高を受けて売り優勢で始まったが、上値が重く小幅安。金は、1円安~1円高。銀は、0.2円安~0.6円安。米労働省が朝方発表した5月の消費者物価統計では、変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数が前月比0.1%上昇し、市場予想(ロイター通信調べ)の0.2%上昇を下回った。これも連邦準備理事会(FRB)による早期の利下げ観測を後押しし、金利を生まない資産である金塊の支援材料となったもよう。ただ、外国為替市場 でドルがユーロに対して強含みに推移したことが金塊の割高感につながり、上値はやや抑えられた。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナは、NY安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上値の重さや円高を受けて軟調となった。パラジウムは、NY高を受けて総じて続伸した。プラチナは、15円安~21円安。パラジウムは、5円安~84円高。パラジウムは、ロジウム堅調などが支援要因となった。前日のロジウムは、280ドル高の3000ドルとなった。

石油

原油先限帳入値38130円(前日比-350円)ガソリン先限帳入値48280円(前日比+30円)灯油先限帳入値55320円(前日比-120円)東京石油市場は、下落。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫が増加を続けており、石油需要の下振れ懸念が強まっている。月末のG20首脳会議を控え、米中貿易摩擦の悪化も懸念されている。円相場は108円半ばから前半へやや円高に振れている。時間外取引でニューヨーク原油はしっかり。東京原油先限は夜間取引で37490円まで下落した後、日中取引開始後には37920円まで下げ幅をやや縮小した。ただ、上値は重く戻りは抑制されている。原油は、180円安~350円安。ガソリンは、50円安~130円高。灯油は、120円安~780円安。原油相場は前日夕から軟調に推移。米エネルギー情報局(EIA)がこの日午前に発表した週報によると、7日までの1週間の国内原油在庫は前週比220万バレル増と、50万バレル減の市場予想(ロイター通信の拡大版調査)に反して大幅な積み増し。原油在庫の増加はこれで2週連続となった。ガソリン在庫は70万バレル増の予想に対して80万バレル増の積み増し。一方、ディスティレート(留出油)在庫は110万バレル増の予想に反して100万バレルの取り崩しとなった。市場はとりわけ原油在庫の増加に注目。米国内の供給過剰懸念が強まったことから、相場は下げ幅を拡大した。さらに外国為替市場では、ドル高・ユーロ安が一段と進行。ドル建てで取引される原油などの商品に割高感が生じたことも売りに拍車を掛けた。このほか、EIAが前日公表の月報で、2019年の世界の原油需要見通しについて伸びが日量平均120万バレルにとどまると予想し、前月時点から20万バレル下方修正。米中貿易摩擦の激化などが世界的なエネルギー需要の減退につながるのではないかとの警戒感がくすぶっていることも相場の下押し要因となった。今晩は石油輸出国機構(OPEC)が月報を公表する。世界で最も石油を消費する米国のエネルギー需要はあまり伸びておらず、需要見通しが下方修正される可能性が高い。OPEC総会を控えて、経済協力開発機構(OECD)加盟国の石油在庫の動向にも注目したい。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値204.6円(前日比-0.3円)ゴムTSR先限帳入値164.8円(前日比-0.5円)東京ゴムRSSは、まちまち期近高の期先安。寄り付きでは、産地高を背景に買い優勢となり、夜間取引の下げ幅を縮小させた。その後、日中取引の上海ゴムが上値重く推移したうえ、ドル・円は円高方向に振れたことを嫌気して、売りがやや優勢となっている。期近3限月がプラス、期先の3限月がマイナスサイド。TSRは、動意に欠ける展開となった。12日のタイ現物価格は、前日比0.14バーツ高の60.78バーツとなった。このところ、連日の年初来高値行進場面となっている。エルニーニョ現象の影響を背景として、産地の供給減少の観測が一段と高まっているようだ。今日の東京ゴムは、円高などを背景に総じて軟化しているものの、下げ幅を限られている。当先の逆ザヤは30円前後まで拡大している。これだけ逆ザヤが拡大すると、サヤ出世の観点からも、売りは出にくくなるであろう。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値25390円(前日比+150円)東京コーンは、総じて続伸。シカゴコーンが12日の期近高に続き、13日の夜間取引の続伸から買い優勢となる限月が目立つ。先限は25440円まで上げ幅を拡大。25300円台で堅調に推移。東京コーンは先限が25440円まで上昇し、5月31日の高値25810円から今月11日の安値24560円までの下げ幅1250円に対し、3分の2戻しに当たる25400円水準を超えてきた。17日に20年7月限が新甫発会となるが、5月先限が24500円超えで今週の取引を終え、7月限が5月限に対し、順ザヤ発会なら、先限つなぎ足のチャートはさらに強気になる。


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