夕刊:2019/06/21

日経平均株価は引け間際に値を下げて204円安。東京金は高値を付けるも大引けは4800円をキープできず。石油製品はしっかり。

為替

21日の東京外国為替市場でドル円は軟調。米早期利下げ観測や米・イランを巡る地政学リスクが高まるなか、米10年債利回りが再び2%を割り込み、ダウ先物が下落したことで円高・ドル安の流れが継続。昨日安値の107円21銭を下抜けて107円05銭と1月3日以来の安値を付けた。ユーロ・円は弱含み。株安に伴ってリスクオフの円高が進んだ流れに沿った。一時120円99銭まで値を下げた。ユーロ・ドルは買い一服。米長期金利の低下を受けて1.1309ドルまで上げたが、昨日高値の1.1317ドルを前に伸び悩んでいる。市場はFOMC結果をハト派的と受け止め、ドル売りを出している。主要6通貨に対するドル指数は0.47%安。2日間の下げは2018年2月以降で最大。ドル・円は0.78%安。ドル安の進行に伴い、一部のヘッジファンドがドルロングの損切りを余儀なくされている。10年債利回りが約2年半ぶりに2%割れとなったこともドル売りに拍車をかけている。金融市場は年内3回の利下げを見込んでいるほか、来年半ばにかけて最大5回の利下げがあると予想している。パウエルFRB議長は確かに7月の利下げを示唆したものの、それ以降の利下げについてはまだ地ならしを行っていない。

株式(日経平均)

21日の東京株式市場で日経平均株価は反落して引けた。前日比204円22銭安い21258円64銭で引けた。(高値21497円82銭-安値21221円70銭)東証1部の値上がり銘柄数は1259、値下がり銘柄数は767、変わらず118銘柄。前日の米国株高を好感した買いが先行したものの、その後は戻り待ちの売りが優勢となった。外国為替市場で円相場が107円台前半まで円高・ドル安が進んだことも、買いの手控え要因になっている。前日までの日本株の上昇を受け、いったん利益を確定しようという売りが優勢になった。外国為替市場での円高・ドル安進行が輸出関連株の業績面で重荷になるとの警戒感も上値を抑えた。業種別では原油高を受け、空運業の下げが目立つ。日経平均は前日までの2営業日で500円近く上昇しており、個人投資家などが戻り売りを出した。円相場が107円台前半と1月はじめ以来の水準に上昇した。米連邦準備理事会(FRB)の早期利下げ観測が強まり今後も円高が続くとの懸念が強まったことで、輸出株の一角が売り優勢となった。これからは、米中首脳会談が大きなテーマとなることから買戻し中心の戻り相場は、本日で一旦終了と思われる。

貴金属

金先限帳入値4795円(前日比+20円)銀先限帳入値53.1円(前日比+0.5円)白金先限帳入値2802円(前日比-36円)パラジウム先限帳入値4943円(前日比-76円)東京金、銀は、続伸。NY市場では、FRBによる早期利下げ観測を追い風に買いが殺到し、急反発した。8月物の清算値は前日比48.10ドル(3.57%)高の1オンス=1396.90ドルと、中心限月の清算値ベースで2013年9月3日以来約5年9カ月ぶりの高値となった。プラチナ系貴金属(PGM)は、反落。プラチナは、NY安や円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場が堅調を受けて安値から戻した。パラジウムもNY安と円高を受けて売り優勢となった。

石油

原油先限帳入値40030円(前日比+740円)ガソリン先限帳入値50150円(前日比+810円)灯油先限帳入値57050円(前日比+660円)東京石油市場は、大幅上昇。NY市場は、NY原油先物8月限は大幅上昇(NYMEX原油8月限終値:57.07 +3.10)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は前日比+3.10ドルの57.07ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは54.35ドル-57.37ドル。イランの「イスラム革命防衛隊」のニュースサイトは20日、同国南部ホルモズガン州で米軍の無人偵察機を撃墜したと伝えたことから、米国とイランの軍事衝突に対する警戒感が高まり、原油先物は急上昇した。米国の7月利下げ観測が台頭し、長期金利が一時2%を下回ったことも、原油先物の上昇につながった。東京石油市場は大幅高。ほぼすべての限月が4ケタ超上昇した。米連邦公開市場委員会(FOMC)後の円高・ドル安が重しとなっているものの、イランが米国の無人偵察機を撃墜したことで中東情勢の緊迫感が高まっている。来週にはイラン国内の低濃縮ウランの貯蔵量が核合意の制限を上回る予定。時間外取引でニューヨーク原油は続伸の動き。円相場は107円前半で取引されている。日中取引開始後、東京原油先限は40570円まで上げ幅を拡大し、夜間取引までの高値をやや上抜いた。下院院内総務であるケビン・マッカーシー議員を含めた複数の共和党の下院議員は、米国はイランに対して慎重に対応する必要があるとの認識を示した。先月、今月のタンカー攻撃にはイランの関与が強く疑われているほか、米国の無人偵察機がイランによって撃墜されている。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値199.8円(前日比-0.7円)ゴムTSR先限帳入値159.5円(前日比-1.1円)東京ゴムRSSは、総じて軟調。寄り付きでは、手掛り材料難の中、前日の夜間取引と同値圏で推移し、マイナスサイドで振れる限月が目立った。その後、日中取引の上海ゴムがやや上値が重かったことや円高を受けて、売り物がちで推移している。TSRは、期先を中心に地合いを緩めている。今日の東京先限は、節目の200円以下で取引される時間が長くなってきた。出来高が少ないことから、積極的な売りが出ていないが、産地相場が上げ一服となるようだと、売り圧力が強まりそうだ。その場合だが、まずは18日の安値198.1円がポイントになるとみる。同水準をしっかり割り込むと、4月中旬以降、抵抗となっていた195-196円を目指した下げになりそうだ。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は25590円(前日比+380円)東京コーンは、反発。シカゴ反発を背景に夜間取引で大幅高となった流れを引き継ぎ、序盤から300円超の上昇が目立った。シカゴ夜間取引が小幅続伸、テクニカル要因に支援され、先限は一時25620円まで上昇。前日の高値25630円が抵抗線となり、上げ幅を縮小も25500円台前半で堅調に推移。昨日の大商いに比べ、日中取引は閑散商い。売り人気が一巡し、積極的な新規売り仕掛けの動きが少なく、地合いは緩まず。25590円超えから25620円までジリ高となったが、小口の買い戻しが先行か。


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