夕刊:2019/07/05

日経平均株価・先物とも高値引けで続伸

為替

5日の東京外国為替市場でドル・円は小動き。仲値にかけての動きが一巡すると、再び107円80銭台で方向感が乏しくなった。祝日明けの米長期金利は小幅に低下したものの、相場への影響は限られている。ユーロ・ドルも小動き。11時前に1.1278ドルまで下落する場面があったが、一方的に売りが進む展開にはなっていない。ユーロ・円は121円60銭台での方向感を欠いた動きが続いている。午後に入り、マーケットは早くも今晩発表の米・雇用統計が意識され様子見姿勢が強まる展開。ドル・円は日経平均が前日比プラス圏に浮上したものの、反応は限られ107円85銭前後で引き続き落ち着いた値動き。また、ユーロ・円が午前と同水準の121円65銭前後で、豪ドル円も75円75銭前後で揉み合っているほか、ポンド円は135円70銭前後で売買が交錯するなどクロス円も方向感に乏しい状況。これまでの参考レンジ:ドル・円:107円78銭-107円92銭、ユーロ・ドル:1.1278ドル-1.1288ドル、ユーロ・円:121円60銭-121円71銭

株式(日経平均)

5日の東京株式市場で日経平均株価は続伸して引けた。前日比43円93銭(0.20%)高い21746円38銭の高値で引けた。(高値21746円38銭-安値21647円73銭)TOPIX:1592.58 +2.80 0.18%高、マザーズ:925.93 +4.09 0.44%高。東証1部の売買代金は1兆5525億円、出来高は9億3315万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1208、値下がり銘柄数は841、変わらず100銘柄。4日の米株式市場が休場だったため売買材料が乏しいことに加え、5日の日本時間夜に発表される6月の米雇用統計の結果を見極めたいとして様子見姿勢が強く、商いは低調。前日の日経平均上昇を受け、いったん利益を確定しようとする個人投資家などの売りがやや優勢となる程度だった。日経平均株価の予想変動率を示す「日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)」は一時13.93と2017年12月下旬以来およそ1年半ぶりの低水準となった。米中協議の進展期待から低下しているが、企業業績や米雇用統計などを見極めたいとの思惑から投資家は新規の取引を手掛けにくい。6月米雇用統計について市場予想によると、非農業部門雇用者数の伸びは16万人と、前回の7万5000人から増加。失業率は3.6%と横ばいが見込まれている。予想を下回った場合は米国の利下げ観測を強化する形となり、米国株にはポジティブ要因として受け止められそうだ。一方、外為市場ではドル安・円高圧力が日本株の上昇を抑制し、米国株高に追随できないとの指摘も多い。米国の金融政策に関心が向かう中、来週以降は企業決算を材料にした個別銘柄の売買も活発化するとみられている。電子部品関連の期初段階の話では徐々に在庫調整が進んで下半期に回復するシナリオが示されていたが、その見方に変化はないか。ガイダンスなどで確認したい。

貴金属

金先限帳入値4890円(前日比+2円)銀先限帳入値53.0円(前日比+0.1)白金先限帳入値2913円(前日比+1円)パラジウム先限帳入値5149円(前日比-16円)東京金は、まちまち。銀は、堅調。午前中は、ドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まったのち、小幅円安となったが、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。その後は、押し目を買われ、午後に入ると、もみ合いとなった。祝日明けのニューヨーク市場で買い戻されて上昇したが、買い一巡後は上げ一服となった。一方、円相場は107円台後半で小幅円安となった。銀は、+0.1円高となったが出来高1枚の状態だった。金は、2円安~11円高。銀は、0.1円高~0.3円安。英海兵隊が4日、欧州連合(EU)の制裁に違反してシリアに原油を輸送していた疑いのある、イランの大型石油タンカーを英領ジブラルタル沖で拿捕したことが関心を集めている。欧州はシリアへの石油輸出を2011年から禁止しているが、米国のように広範な対イラン制裁は発動させていない。欧州諸国による石油タンカーの拿捕も今回が初めでて、イランと西側諸国の対立が激化する恐れがある。地政学リスクが、高まるようだと金の支援要因になると思われる。欧州中央銀行(ECB)の追加金融緩和に対する期待が高まる中で、4日の欧州債市場では10年物ドイツ国債の利回りが初めて、ECBの中銀預金金利であるマイナス0.4%を下回った。ドイツ債の値上がりで投資家はイタリア債やギリシャ債など、よりリスクの高い資産に向かっている。政府も恩恵を受け、スペインとフランスが同日実施した入札では落札利回りが過去最低となった。クリスティーヌ・ラガルド氏が次期ECB総裁に就任すれば利下げや量的緩和(QE)で景気刺激を強化すると確信し、利回り低下が続くと見込んでいる。ドルに対してユーロが弱含む材料となる。ECBの金融緩和も金の支援要因となる。プラチナ系貴金属(PGM)は、まちまち。プラチナは、まちまちで始まった。その後は、金堅調に連れ高となったが期近10月、4月がマイナス圏、その他期先4限月がプラス圏の展開。パラジウムは、ドル建て現物相場の上値の重さを受けて小幅安となった。プラチナは、8円安~9円高、パラジウムは、16円安~24円安。

石油

原油先限帳入値39920円(前日比+70円)ガソリン先限帳入値50250円(前日比+50円)灯油先限帳入値57640円(前日比+30円)東京石油市場は、小動き。ニューヨーク市場が独立記念日で休場となるなか、ブレント原油は反落したものの、国内市場では各限月で売り買いが交錯している。今晩に米雇用統計の発表を控えていることも値動きを抑えている。時間外取引でニューヨーク原油は軟調。円相場は107円後半で小動き。東京原油先限は39900円付近で小動き。夜間取引の安値である39580円から戻した後は模様眺めとなっている。今週末7日以降、イランは必要に応じてウランの濃度を高める方針を表明している。米国の制裁から欧州各国がイランを保護できていないことに伴う措置。高濃度に濃縮されない限り、ウランは核兵器に利用できないが、米国はイランの核開発をけん制している。高濃度の濃縮ウランは核兵器に転用可能。原油は、30円安~70円高。ガソリンは、20円高~610円高。灯油は、20円高~300円高。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値181.6円(前日比-1.1円)ゴムTSR先限帳入値151.6円(前日比+0.2円)東京ゴムRSSは、まちまち。寄付き後は、このところのタイ現物価格の軟調地合いを背景とした弱地合いを継続し、売り物がちで推移する限月が目立っていたが、積極的に売り込む向きも無いことから下値を切り上げ始めプラス圏で推移する限月が増加した。TSRは、動意に欠ける展開となっている。今日の東京ゴムは、最近の弱地合いを踏襲し、売りが優勢となっていたが閑散に売り無しの展開となった。先限は、一時180.3円まで下落し、3月29日以来の安値に沈んだ。現状、180円割れは回避されているが、同水準を割り込むと、2月8日の安値176.8円が次のターゲットになる。同水準を割り込むようなら、1月29日の安値175.1円を試すことになる。テクニカル的には、3月4日の高値209.5円と6月7日の高値207.9円でダブルトップが形成され、180円を割り込むと、ネックラインを割り込むことになる。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値25200円(前日比+130円)東京コーンは、続伸。4日のシカゴ市場が休場のため、閑散商いだが、夜間取引で買い優勢となった流れを引き継ぎ、堅調。東京コーン先限は25100円台後半で推移。閑散に売りなしの中の上昇。買い優勢だが、取組高の減少が続き、出来高が2ケタで、様子見気分が強い。


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