夕刊:2019/07/16

日経平均3日ぶりに反落

為替

16日の東京外国為替市場でドル・円は上値が重い。3連休明けの本邦実需勢から買いが観測され、108円台に乗せると短期のストップロスも巻き込みながら一時108円09銭まで値を上げた。もっとも、昨日高値108円11銭の上抜けに失敗すると伸び悩み。日経平均株価が170円超下落したことも嫌気され、107円90銭台まで上げ幅を縮めた。ユーロ・円は伸び悩み。ドル・円につれた動きとなり、121円67銭まで買われた後は121円50銭近辺まで押し戻された。豪準備銀行(RBA)議事要旨では「成長を支えるために必要ならば政策を調整する」などの見解が示されたが、豪ドル円は76円00銭を挟んで方向感がなかった。ユーロ・ドルは小動き。午後に入ると、新規の手掛かり材料難からマーケットは全般的に動意薄。これまでの参考レンジ:ドル・円:107円82銭-108円09銭、ユーロ・ドル:1.1255ドル-1.1263ドル、ユーロ・円:121円43銭-121円67銭

株式(日経平均)

16日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反落して引けた。前日比150円65銭(0.69%)安い21535円25銭で引けた。(高値21655円52銭-安値21514円89銭)TOPIX:1568.74 -7.57 0.48%安、マザーズ:904.80 +7.50 0.84%高。東証1部の売買代金は1兆7423億円、出来高は10億4065万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は752、値下がり銘柄数は1302、変わらず96銘柄。外国為替市場での円高進行を受けて相場の先高観が後退するなか、短期スタンスの投資家が株価指数先物に売りを出し、株価指数を下押させた。このところ上げの目立っていた陸運や不動産といった内需関連株に売りが出たことも相場全体の重荷となった。早期の米利下げ観測などを追い風に米ダウ工業株30種平均は15日まで連日で過去最高値を更新した。だが、市場では「米利下げは円高進行への警戒を強めるうえ、日銀による追加金融緩和策の手段は限られるとの見方から海外投資家などは日本株の買いを見送っている。薄商いのなか、朝高後に下げに転じるなど利益確定売りに押される銘柄も目立った。中国で15日発表された2019年4~6月期の実質国内総生産(GDP)の伸び率は、四半期ベースで遡れる1992年以降で最低となった。しかし、同日公表の工業生産高など6月の中国景気指標は市場予想を上回る結果も目立ち、設備投資関連株の一部には買いも入った。日本株単独での買い材料も無く21700円-21450円中心レンジでの揉み合い相場が継続している。目先は、為替の円高にやや反応しやすい地合。売買代金は、10日続けて目安の2兆円を割り込んだ。2016年10月に12営業日続けて2兆円を割り込んで以来、2年9カ月ぶりの連続記録となった。

貴金属

金先限帳入値4895円(前日比+8円)銀先限帳入値53.0円(前日比+0.6)白金先限帳入値2928円(前日比+45円)パラジウム先限帳入値5175円(前日比+9円)東京金は、小じっかり。銀は、総じて上昇。午前中は、NY高を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。午後に入ると、ドル建て現物相場の下げ止まりを受けて小じっかりで推移した。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しが支援要因だが、アジア市場でドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。ただドル高が一服すると、下げ止まった。円相場は107円台後半の円高に振れた。銀もNY高を受けて買い優勢となった。金は、2円高~14円高。銀は、0.2円安~0.6円高。トランプ米大統領は15日、中国の2019年4~6月期の国内総生産(GDP)成長率が1992年以降で最低を記録したことに関連し「米国の関税が大きな影響を及ぼしている」とツイッターに投稿した。中国に進出する企業が中国以外に拠点を移していると指摘。中国が米国との貿易交渉で合意を望む要因になっていると主張した。プラチナ系貴金属(PGM)は、総じて上昇。プラチナは、NY高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。パラジウムは、NY高を受けて総じて反発した。プラチナは、44円高~55円高、パラジウムは、42円安~25円高。

石油

原油先限帳入値41290円(前日比-1030円)ガソリン先限帳入値51830円(前日比-840円)灯油先限帳入値59530円(前日比-770円)東京石油市場は、大幅安。世界的な景気減速に伴う石油需要の下振れ懸念が重しとなっている。中国経済は一段と減速している。米メキシコ湾岸に上陸した熱帯性暴風雨バリーの影響が軽微だったことも重し。原油先限の下げ幅は期先2本が4ケタ超となった。円相場は107円後半で推移しており、先週末の日中取引終了時と比較すると円高推移。時間外取引でニューヨーク原油は小幅安。日中取引開始後、東京原油先限は41200円まで下落。売り一巡後は41300円台で安値もみ合いとなっている。イランのロウハニ大統領やザリフ外相は、米国が同国に対する経済制裁を停止し、イラン核合意に戻るならば、米国と対話する準備があると繰り返している。米国が方針を変えなければ、核合意の履行を後退させていくことになり、中東情勢は緊迫化する。軍事的な衝突に発展するかどうかは米国次第といえる。原油は、350円安~1030円安。ガソリンは、740円安~840円安。灯油は、270円安~770円安。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値178.3円(前日比+3.0円)ゴムTSR先限帳入値153.1円(前日比+0.1円)東京ゴムRSSは、軒並み反発。上海夜間安と円高を受けて、寄り付きでは売りが先行した。だが、売り一巡後は、薄商いの中、買いがやや優勢となり、プラスサイドに振れている。TSRは、動意薄で推移している。東京先限は、上海夜間安や円高を嫌気して、寄り付き直後に174.0円まで水準を引き下げ、1月7日以来の安値に沈んだ。その後は、7月に入り、ほぼ一方的な下げ相場となっている反動から、買い優勢となっている。ただ、タイ現物価格が地合いを緩めているうえ。上海ゴムの中心限月9月限も一代の安値を更新する中、東京ゴムは,自律反発場面はあっても、本格的な上昇トレンドには、戻りにくくなっている。目先、節目の170円に接近する場面もありそうだ。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値25320円(前日比-40円)東京コーンは、まちまち。夜間取引は期先が大幅高となったが、15日のシカゴ反落と円相場が107.80台に上昇から期先がマイナスサイドに軟化。シカゴ夜間取引が続落となり、前半で下げ幅を拡大した。午前10時前から下値を切り上げ、5、7月限とも一時2ケタ安に戻したが、戻り売り圧力強い展開。東京コーン先限は日中取引の前半で190円安の25170円まで軟化。その後、25340円まで戻り歩調となった。しかしプラスサイドに浮上できず、25300円台は定着できず。15日のシカゴ市場の引け後に米農務省(USDA)から発表された14日時点での作柄報告によると、良以上が58%となり、前週の57%から1ポイントの改善。劣以下は12%で横バイ。わずかに改善を示し、シカゴ夜間取引で新穀の期近12月限が一時442セント台に下落。東京コーン先限は序盤でつけた安値を離れているが、買い戻し主導による戻りとみられる。


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