夕刊:2019/07/17

日経平均11日連続売買代金2兆円割れ

為替

17日の東京外国為替市場でユーロ・円は弱含み。上海株が戻りの鈍い動きとなったことなどを背景にクロス円は総じて頭の重い動きとなった。ユーロ・円は121円20銭まで下げたほか、豪ドル円は75円72銭、NZドル円は72円47銭までそれぞれ下落した。ドル・円は上値が重い。全般円高が進んだうえ、時間外の米10年債利回りが小幅ながら低下したことも重しとなった。日本株や中国株の軟調地合いで円買いに振れやすいが、欧州通貨安の影響でドルの底堅さが目立つ。日米貿易交渉が9月に妥結する方向との報道を受け、ドル・円は108円30銭まで浮揚する場面もあった。その後、日経平均株価や上海総合指数の軟調地合いでやや円買いに振れ、ドルは108円10銭台まで失速した。ユーロ・ドルはこう着。円絡みの取引が中心となったため、動意が薄い。これまでの参考レンジドル・円:108円11銭-108円33銭、ユーロ・ドル:1.1207ドル-1.1215ドル、ユーロ・円:121円20銭-121円42銭

株式(日経平均)

17日の東京株式市場で日経平均株価は続落して引けた。前日比66円07銭(0.31%)安い21469円18銭で引けた。(高値21488円27銭-安値21380円55銭)TOPIX:1567.41 -1.33 0.08%安、マザーズ:903.63 -1.17 0.13%安。東証1部の売買代金は1兆8421億円、出来高は10億2395万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は672、値下がり銘柄数は1399、変わらず79銘柄。米中貿易協議の長期化や前日の米半導体株安が嫌気され、半導体関連株を中心に売りが出て相場を下押しした。相場の先高観が後退するなか、上値が重いとみた短期筋が株価指数先物に売りを出し、日経平均は下げ幅を150円あまりに広げる場面もあった。トランプ米大統領は16日、米中貿易交渉に関し「長い道のりがある」と説明。ほぼ全ての中国製品を対象にした制裁関税に関しても「私が望めば発動することは可能だ」と述べており、投資家心理を冷やした。前日の米株式市場で半導体株が大きく下げたのもあって東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体関連の下げが目立った。売りが一巡した後、日経平均は前引けにかけて下げ渋った。今月下旬から発表が本格化する主要企業の決算を前にこれまで下げが目立っていた銘柄の一部に海外投資家の買い戻しが入っている。先物の売りが日経平均を下押しするなか、日立建機などの機械株や安川電機など設備投資関連株には買いが入り相場全体を支えた。売買代金2兆円割れは11日連続。

貴金属

金先限帳入値4874円(前日比-21円)銀先限帳入値54.2円(前日比+1.2)白金先限帳入値2924円(前日比-4.0円)パラジウム先限帳入値5092円(前日比-83円)東京金は、反落。NY安から軟化の動きを引き継いで反落。夜間取引がNY安を受けて軟化した流れを日中取引でも引き継ぐ中、軒並み2桁安となった。夜間取引では、4870円で下げ渋った先限は、日中取引開始以降、4870円台での揉み合いとなった。銀は、NY高を受けて買い優勢の展開。円安傾向も好感され堅調。金は、19円安~24円安。銀は、0.7円高~1.3円高。欧州時間に発表された7月独ZEW景況感指数が予想を下回ったため、ユーロ圏経済の減速懸念が強まりユーロ売り・ドル買いが先行。NY時間に入り、6月米小売売上高が予想を上回ったことが分かるとユーロ売り・ドル買いが活発化し、一時1.1202ドルと日通し安値を付けた。米10年債利回りが一時2.14%台まで上昇したこともドル買いを促し、金の圧迫要因となった。プラチナ系貴金属(PGM)は、総じて小幅安。プラチナは、NY小幅高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の堅調を受け概ね小高く推移したが、徐々に値を消し始め12月限以外マイナス圏。パラジウムは、総じて大幅安。NY急落を受けて期中2月限を除き、大幅安。プラチナは、7円安~5円高、パラジウムは、21円安~125円安。トランプ米大統領が「米中通商合意は長い道のり。必要なら追加関税を課す可能性」などと述べると米国株が失速。ドル・円にも売りが出て伸び悩む場面があった。東京プラチナ先限は、夜間取引で抵抗線の7月2日の高値2960円を上抜き2965円まで上昇。抵抗線を一時上抜いたことで3000円水準への値位置を上げることができるかが注目される。

石油

原油先限帳入値40140円(前日比-1150円)ガソリン先限帳入値50730円(前日比-1100円)灯油先限帳入値58330円(前日比-1200円)東京石油市場は、大幅安。米国とイランは核開発問題を巡り交渉する意向を示したため緊張が緩和、イランの石油輸出が減少するとの懸念が後退した。さらに、熱帯暴風雨「バリー」により一時閉鎖されていた石油施設が再稼働したことも供給不安の後退につながった。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫が市場予想ほど減少しなかったことも重し。ただ、時間外取引でNY原油はしっかり。円相場が108円前半で昨日よりも円安推移していることも下支え要因。日中取引開始後、東京原油先限は40100円まで売りが再び強まる場面があった。ただ、夜間取引の安値である39870円に迫るような展開にはなっておらず、40200円付近で下げ一服となった。原油は、620円安~1170円安。ガソリンは、1000円安~1130円安。灯油は、460円安~1200円安。ペルシャ湾で行方不明となっていた石油タンカー「リア」は、技術的な問題が生じたことからイラン領海にえい航されたことが明らかとなった。イラン学生通信が伝えている。イランによって強制的に拿捕されたとの疑いは消えた。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値180.5円(前日比+2.2円)ゴムTSR先限帳入値153.1円(前日比0円)東京ゴムRSSは、期近の2本以外軒並み続伸。上海夜間高と円安を受けて、買い優勢で寄り付き、夜間取引の下げ幅を縮小させた。その後、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めたことから、買いが加速している。TSRは、動意薄となっている。東京先限は、9日以来の180円に乗せた。これにより、次の戻りの目標は、8日の高値の185.0円となる。ただ、産地の状況としては、特に変化はない。昨日のタイは祝日のため、休場となっている。このため、昨日、今日の東京ゴムの上昇は、自律反発とみる。産地は、荷物の集まりが改善しており、東京ゴムも戻り一服となれば、再び売りが先行する可能性がありそう。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値25120円(前日比-200円)東京コーンは、下落。シカゴコーン安から軟調な展開。先限は夜間取引の引け値からジリ安となった後、いったん下値を切り上げたが、戻り売りが根強く、25000円台で推移。東京コーン先限は軟調。夜間取引で25020円まで下落したが、大台割れ回避で下値を切り上げる動き。日中取引は25080円で買い拾われ、25100円台に戻したが上値も重い。出来高が低調で積極的な押し目買いは感じられず、小口の買い戻しが下支えか。


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