夕刊:2019/07/18

日経平均3日連続安

為替

18日の東京外国為替市場でドル・円は売り一服。株価が下げ止まらず、日経平均株価が400円超、ダウ先物が110ドル超下げたことを受けてリスク回避の売りが優勢に。ドルの過大評価を指摘した国際通貨基金(IMF)のレポートが材料視され、前日からドル売りの流れが続く。また、今月末の連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測も広がり、ドル・円は一時107円62銭まで下落。3日安値の107円53銭が重要なサポートとして意識されるなか、一巡後はやや下げ渋っている。ユーロ・円も売り一服。軟調な日米株価指数を背景にリスク・オフの円高が進み、一時120円93銭と約4週間ぶりに節目の121円00銭を割り込んだ。ドル・円が下げ止まったため、ユーロ・円も121円台を回復した。なお、豪ドル・円は買い戻しの動き。6月豪雇用統計で正規雇用者数が改善したほか、失業率も前月から悪化しなかったことで、早期利下げ観測は後退したとの見方から75円46銭を底に75円73銭まで反発した。ユーロ・ドルは、対円でのドル高が一服した後も1.1230ドル台での底堅い動きが続いている。これまでの参考レンジ:ドル・円:107円62銭-108円00銭、ユーロ・ドル:1.1224ドル-1.1241ドル、ユーロ・円:120円93銭-121円25銭。

株式(日経平均)

18日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落して引けた。前日比422円94銭(1.97%)安い21046円24銭で引けた。(高値21347円84銭-安値20993円44銭)TOPIX:1534.27 -33.14 2.11%安、マザーズ:881.79 -21.84 2.42%安。東証1部の売買代金は2兆1777億円、出来高は12億8872万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は55、値下がり銘柄数は2075、変わらず20銘柄。17日の米株安を引き継ぎ、海外勢から幅広い銘柄に売りが出た。海運や電気機器といった景気敏感株のほか、原油安を受けた石油関連株の下落が目立った。外国為替市場で円相場が107円台後半まで上昇したことも嫌気された。6月の米住宅着工件数の減少を受け、米景気の先行きが懸念された。18日の中国・上海株式相場の軟調も投資家心理に影を落とした。通期の業績下方修正観測からキャノンが売られ、4~6月期決算への警戒を誘った。国内金融機関による持ち合い解消売りを気にする投資家もいた。日経平均株価は一時、下げ幅を拡大し、心理的なフシ目の21000円を割り込んだ。取引時間中に21000円を割り込むのは、6月18日以来、1カ月ぶり。業績観測報道などをきっかけに、国内企業の業績の下方修正リスクを意識した売りが続いている。米国株などに対するアンダーパフォームがより顕著になるとみたヘッジファンドなど海外短期筋が株価指数先物に見切り売りを出している。前日の米国市場において、トランプ大統領が追加関税を示唆したことで中国側が反発するなど、米中貿易摩擦に対する先行き懸念は依然拭えず、外部環境の悪化から日本株に対しても押し目買いを入れ辛い状況である。目先は心理的節目であり6月の安値も近い20500円が下値のめどとして意識されそうだ。

貴金属

金先限帳入値4911円(前日比+37円)銀先限帳入値55.6円(前日比+1.4)白金先限帳入値2951円(前日比+27円)パラジウム先限帳入値5123円(前日比+31円)東京金、銀は、続伸。NY商品取引所の金塊先物相場は、対ユーロでのドル安を背景に買いが入り、反発した。米商務省が発表した6月の住宅着工件数は、125万3000戸となり、前月比0.9%減少した。先行指標である住宅着工許可件数は122万戸と、6.1%の減少。ともに市場予想を下回ったことから、米利下げ観測が強まり、対ユーロでドル安が進行。ドル建てで取引される金塊などの商品の割安感につながり、金買いが入った。東京金は、午前中は、NY高を受けて買い優勢で始まった。その後、円高やドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。午後に入ると、円高一服やドル建て現物相場の小動きを受け、もみ合いとなった。予想以下の米住宅着工件数が支援要因になった。ただドル建て現物相場はアジア市場で上げ一服となった。一方、円相場は107円台後半で円高に振れた。株安を受けて円高が進んだ。銀もNY高を受けて買い優勢となった。金は、31円高~41円高。銀は、1.2円高~1.6円高。プラチナ系貴金属(PGM)は、反発。プラチナは、NY高を受けて買い優勢で始まった。その後、円高となったが、ドル建て現物相場の上昇を受けて堅調となった。パラジウムもNY高を受けて買い優勢となった。プラチナは、11円高~27円高、パラジウムは、30円高~73円高。プラチナは、戻り高値を試しており、テクニカル要因の買いが入ると買戻し主導で上値を伸ばすことになりそうだ。

石油

原油先限帳入値39390円(前日比-750円)ガソリン先限帳入値49830円(前日比-900円)灯油先限帳入値57410円(前日比-920円)東京石油市場は、下落。NY商業取引所の原油先物相場は、米石油製品在庫の積み上がりを嫌気した売りに押され、3日続落した。米イラン間の軍事的緊張が和らぐのではないかとの思惑を背景に、相場は前日に3.3%下落。この日は反動で買い戻しが先行し、朝方にかけては58ドル台前半で強含みに推移していた。しかし、米エネルギー情報局(EIA)が午前に石油在庫統計を発表すると、相場は一転してマイナス圏に転落した。EIAによると、12日までの1週間の原油在庫は前週比310万バレル減少し、これで5週連続の取り崩し。減少幅も市場予想の270万バレルを上回った。一方、石油製品はガソリンが360万バレル、ディスティレート(留出油)が570万バレル、それぞれ在庫を拡大。市場予想の90万バレル減、60万バレル増に対して大幅な積み増しとなった。東京原油は、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で石油製品の在庫が増加したことや円高が重しとなっている。米中貿易摩擦の長期化懸念も圧迫要因。円相場は107円後半で円買いが継続。時間外取引でニューヨーク原油は弱含み。日中取引開始後、東京原油先限は39400円台で軟調に推移。夜間取引で39250円の安値を付けた後は下げ一服となっているが、戻りは鈍い。米CNNが当局者の話として伝えたところによると、米国はサウジに数百人規模の部隊を送る準備をしているもよう。従来からのサウジとの軍事的な協力関係を強め、イランとの緊張感の高まりに備える。500人規模の部隊がリヤド南東部のプリンス・スルタン空軍基地に駐留する。原油は、210円安~750円安。ガソリンは、690円安~1120円安。灯油は、740円安~1300円安。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値184.2円(前日比+3.7円)ゴムTSR先限帳入値153.1円(前日比0円)東京ゴムRSSは、期近2本を除いて続伸。寄り付きでは、上海夜間安や円高を背景に売りが先行した。その後は、最近の自律反発の動きを継続し、10月限を中心に買い優勢となっている。ただ、期近2本は、産地価格の下落傾向を受けて、マイナスサイドに振れている。TSRは、動意に欠ける展開となっている。17日のタイ現物価格は、52.64バーツとなり、前日の51.92バーツから上昇した。現状、50バーツ割れは回避されている。ただ、6月26日に61.92バーツまで上昇した後は、下降トレンドに入っており、高値から10バーツ値を削っている。産地では、天候の回復により、荷物の集まりが改善している。このため、タイ現物価格が50バーツを割り込む可能性もあり、その場合は、東京ゴム先限は、175円を割り込むことになりそうだ。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値25100円(前日比-20円)東京コーンは、まちまち。序盤、期中1本が買い優勢となったが、先限が下値を切り上げ、前日比近辺に浮上。場中、円相場が一時107.60円に上昇したことから、午前11時過ぎから弱含みとなり、小幅安。17日のシカゴコーンは小幅高で引けたが、18日のシカゴ夜間取引が小反落となり、気迷い商状。東京コーン先限は小幅安。夜間取引の前半で24970円まで下落したが、大台割れは早々に買い拾われ、日付けが変わる前に25310円まで反騰した。まばらな商いの中を乱高下する典型的な相場。日中取引は5050円で買い拾われた後、25150円まで切り返したが再度、マイナスサイドに軟化し、方向性がなかった展開。


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