夕刊:2019/07/22

日経平均反落

為替

22日の東京外国為替市場でドル・円は上昇が一巡。24日NYカットの108円オプション(OP)を超えた水準のストップロスをつけにいく動きが先行。一時108円07銭と17日以来、3営業日ぶりの高値をつけた。しかし、日足一目均衡表・転換線108円10銭や、108円20銭-30銭へ断続的に並ぶ売りオーダーを前に上値が抑えられ、108円OP以下へ押し返された。ユーロ・円は底堅い。ドル・円の上昇による円売りを支えに、一時121円17銭まで上昇。その後の下押しも限定的だった。ユーロ・ドルはもみ合い。対円でのドル強含みと、ユーロじり高の動きに挟まれ、特段の方向性はなかった。これまでの参考レンジ:ドル・円:107円70銭-108円07銭、ユーロ・ドル:1.1208ドル-1.1220ドル、ユーロ・円:120円81銭-121円17銭

株式(日経平均)

22日の東京株式市場で日経平均株価は反落して引けた。前日比50円20銭(0.23%)安い21416円79銭で引けた。(高値21445円03銭-安値21317円45銭)TOPIX:1556.37 -7.59 0.49%安、マザーズ:888.97 -7.08 0.79%安。東証1部の売買代金は1兆6323億円、出来高は9億530万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は730、値下がり銘柄数は1318、変わらず102銘柄。大幅な米利下げ観測の後退を受け、19日の米株式相場が下落。イラン情勢の緊迫や香港での大規模デモの長期化などへの警戒も投資家心理を冷やしたが、参院選の結果や外国為替市場での円安進行が支えとなり、下値も限られた。7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅は0.25%にとどまるとの見方から前週末の米株式相場が下落した。イランが英タンカーを拿捕(だほ)したほか、香港では大規模デモが再び激化するなど地政学リスクの高まりも買いを鈍らせた。一部報道で、中国が日本などのステンレス鋼製品の一部に反ダンピング(不当廉売)関税を課すと伝わり、鉄鋼株に売りが出たことも相場全体の重荷となった。日経平均は150円近く下げ幅を広げる場面があったものの、次第に下げ渋った。21日投開票の参院選では与党が改選過半数の63議席を上回り、政権基盤の安定化が好感された。安倍晋三首相が消費増税時の経済対策を示唆したほか、外国為替市場で円相場が108円台まで円安・ドル高方向に振れたことも海外短期筋などの株価指数先物の買い戻しを誘った。

貴金属

金先限帳入値4942円(前日比-35円)銀先限帳入値56.6円(前日比+0.1)白金先限帳入値2955円(前日比-19円)パラジウム先限帳入値5095円(前日比+2円)東京金は、下落。NY商品取引所の金塊先物相場は、金先物8月限は前日比-1.40ドルの1オンス=1426.70ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは1421.10ドル-1454.40ドル。時間外取引のアジア市場で1454.40ドルまで買われたが、北米市場では米国の大幅利下げ観測がやや後退したことや、米長期金利の上昇を受けて安全逃避の金買いは縮小し、前日比マイナス圏まで売られる展開となった。東京金は、午前中は、ニューヨーク安を受けて買い優勢で始まったのち、円安などを受けて下げ一服となった。午後に入ると、ドル建て現物相場の底堅い値動きも下支えとなった。米金融当局者の発言を受けて大幅利下げ観測が後退したことが圧迫要因になった。ただ週明けのアジア市場では、ドル建て現物相場はユーロの押し目が買われたことを受けて底堅く推移した。一方、円相場は108円前後の円安に振れた。銀もNY安を受けて売り優勢となったが徐々に下値を切り上げ期近以外プラス圏を回復した。金は、34円安~51円安。銀は、0.4円安~0.3円高。NY連銀がウィリアムズ総裁の見解は今月のFOMCに関するものではなかったと表明したことを受け、50bpの利下げ観測は後退。CMEグループのフェドウオッチによるとこの日の短期金融市場では、利下げ幅が25bpになる確率は76%、50bpになる確率は24%であることが示されている。この日はセントルイス地区連銀のブラード総裁が、FRBにとって年内の政策措置の選択肢が増えるため、25bpの利下げが望ましいと考えていると述べた。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが下落。プラチナは、ドル建て現物価格の下落を受けて売り優勢で始まった。その後、円安やドル建て現物相場の小幅高を受けて下げ幅を縮小させた。パラジウムは、NY安を受けて売り優勢となったがまちまちの展開。プラチナは、7円安~23円安、パラジウムは、111円安~29円高。

石油

原油先限帳入値39680円(前日比+780円)ガソリン先限帳入値50110円(前日比+770円)灯油先限帳入値57640円(前日比+810円)東京石油市場は、上昇。NY商業取引所の原油先物相場は、WTI先物8月限は前日比+0.33ドルの55.63ドルで通常取引を終えた。イラン革命防衛隊がホルムズ海峡で英国籍のタンカーを拿捕したとの報道を受けて、中東緊張が高まり供給が限定的となるとの懸念が広がった。先週末にイラン革命防衛隊が英国籍のタンカーを拿捕したことで、ホルムズ海峡の地政学的なリスクが高まっている。今月、イランのタンカーが英海軍に拿捕された報復とみられている。ホルムズ海峡は日量2000万バレル近い石油が通過する要所。時間外取引でニューヨーク原油は堅調に推移。円相場が一時108円超の水準まで円安となったことも支援要因。日中取引開始後、東京原油先限は39730円まで上げ幅を拡大。夜間取引までの高値を上回った。イランの英タンカー差し押さえについて、サウジアラビアの当局者は到底受け入れることは出来ないとの認識を示した。国際社会はイランを改めさせるよう行動を起こさなければならないとも語った。原油は、130円高~780円高。ガソリンは、690円高~890円高。灯油は、730円高~1200円高。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値184.5円(前日比-0.6円)ゴムTSR先限帳入値153.1円(前日比0円)東京ゴムRSSは、まちまち。寄り付きでは、上海安と円安という強弱材料が交錯するなか、やや売り優勢となった。その後、日中取引の上海ゴムが売り物がちとなると、東京ゴムも軟調な展開となったが最終的にはまちまちの展開となる。先週からの自律反発場面が一服となっている。TSRは、動意に欠ける展開となっている。東京ゴムは、軟調に推移している。先限をみると、先週は陽線が4本連続で立った。ただ、先週、木曜、金曜と185円台では上値が重くなっており、切り返されている。自律反発場面も一服となっている。テクニカル的には、6月7日の高値207.9円から7月16日の安値174.0円まで下落の38.2%戻しが186.9円となるが、この水準が上値抵抗となったようだ。同期間の38.2%戻しが取れないとなると、目先、再度180円割れとなる可能性も高そうだ。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値24650円(前日比-230円)東京コーンは、続落。夜間取引は期先2本がシカゴ高から反発。先限は24990円まで上昇。日中取引は序盤から先限が上げ幅を削る展開かマイナスサイドに軟化。他限月も出合いがあった限月は売り優勢。シカゴ夜間取引の反落が売り材料。東京コーンは先限から軟化。先限は24610円まで下落。下値を切り上げ、24780円で戻り一杯となり、再度24610円までジリ安。週末の米コーンベルトの天候はアイオワ、イリノイ州などで20日まで最高気温が30℃を超え、高温となったが、21日は25℃前後に低下し、過ごしやすい夏に戻った。今週後半に気温は再上昇するが30℃を超えるような高温の地域は少ないようだ。ただし降雨が少ないのが気掛かりだ。21日時点の土壌水分を確認したい。


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