夕刊:2019/07/23

日経平均大幅反発21620円88銭引け

為替

23日の東京外国為替市場でドル・円はもみ合い。仲値にかけて108円08銭まで上値を試した後は、高値圏で徐々に方向感が乏しくなった。ユーロ・ドルは売りが一服。10時過ぎに1.1194ドルまで下げたものの、その後は1.1200ドル付近で下げ渋った。ユーロ・円は121円00銭付近でのもみ合いとなった。午後に入るとドル買いが優勢に。ドル・円は日経平均の上げ幅拡大も後押しとなり108円18銭付近まで上値を伸ばした。一方、ユーロ・ドルは、1.1189付近まで、ポンド・ドルは1.2454付近まで値を落とし軟調。クロス・円はドルストレートの下落が重石となりユーロ・円が120円92銭付近まで、ポンド・円が134円57銭付近まで売られたものの、ドル・円の動きにつれ午前の高値付近まで持ち直している。これまでの参考レンジ:ドル・円:107円83銭-108円20銭、ユーロ・ドル:1.1189ドル-1.1211ドル、ユーロ・円:120円84銭-121円11銭 欧州中央銀行(ECB)は今週25日に理事会を開催する。金利市場によると、ECBが中銀預金金利を10bp引き下げマイナス0.50%とする確率は46%。欧州の金利がマイナス圏で一段と低下する可能性が高まっていることがユーロ・ドルに圧力をかけている。ECBが25日の理事会で緩和政策を示唆するとみられているほか、FRBも30-31日のFOMCで利下げを実施すると予想されている。

株式(日経平均)

23日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反発して引けた。前日比204円09銭(0.95%)高い21620円88銭で引けた。(高値21686円53銭-安値21411円93銭)TOPIX:1568.82 +12.45 0.80%高、マザーズ:891.55 +2.58 0.29%高。東証1部の売買代金は1兆6553億円、出来高は9億1951万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1640、値下がり銘柄数は422、変わらず88銘柄。前日の米ハイテク株高を受け投資家心理が改善し、半導体関連株を中心に買いが入った。トランプ米大統領が中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)への販売を認める方針を示したことも制裁緩和への期待を高めて相場上昇を後押しした。米証券会社が過剰な在庫の圧縮で半導体メモリーの需給改善に強気の見通しを示したのをきっかけに、22日は米半導体関連株が大きく上昇。東京市場でも市況改善で製造装置への投資が活発になるとの思惑から東京エレクトロンやアドバンテストなど関連株に買いが集まった。米国ではグーグルやインテル、クアルコムなど米企業の経営トップが22日、トランプ大統領と面会。ファーウェイへの制裁を巡り、同社への輸出許可について適切な時期に決断するよう要請し、トランプ氏が同意したと伝わった。ファーウェイへの販売許可は米中協議が進んでいる証拠で先行き不透明感が後退した。京セラやTDKといった電子部品株への買いにつながった。後場は、上昇幅を240円あまりに広げ、21600円台半ばとこの日の高値をつける場面があった。米中貿易摩擦による企業業績の落ち込みは4~6月期が底になるとの期待から株価指数先物などに短期スタンスの海外投資家の買いが入っている。本日引け値でテクニカル面で25日、75日移動平均線を明確に上抜けた。米国株と比較して割安な日本株へ海外投資家がウエイトを一部戻し始めた相場と思われる。

貴金属

金先限帳入値4913円(前日比-29円)銀先限帳入値56.1円(前日比-0.5)白金先限帳入値2951円(前日比-4円)パラジウム先限帳入値5107円(前日比+12円)東京金は、下落。銀は、期近以外下落。NY商品取引所の金塊先物相場は、新規の手掛かり材料不足の中、ほぼ横ばい。主要な米経済指標の発表がなく手掛かり材料に乏しい中、相場はおおむね前週末清算値付近での小幅な値動きにとどまった。市場の注目は30、31両日のFOMCに集まっている。今回の会合では25bpの利下げがほぼ確実視されているが、FOMC終了後に発表される声明やパウエルFRB議長の記者会見から、今後の金融政策に関する手掛かりを得たいとの思惑が広がっている。一方、イランをめぐる地政学的リスクの高まりは引き続き安全資産とされる金相場を下支えしたもようだ。東京金は、午前中はドル建て現物相場の下落や円高を受けて売り優勢で始まったのち、円安となったが、ドル建て現物相場の下落を受けて軟調となった。午後に入ると、ドル建て現物相場の下落が一服し、もみ合いとなった。ドル高を受けてドル建て現物相場が下落したことが圧迫要因になった。月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えてドルが買い戻された。一方、円相場は108円前後の円安に振れた。銀は、期近以外下落した。金は、29円安~32円安。銀は、0.3円安~0.1円高。プラチナ系貴金属(PGM)は、総じて下落。プラチナは、円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、円安となったが、ドル建て現物相場の下落を受けて軟調となった。パラジウムは、NY高を受けて安値から戻しまちまちの展開。プラチナは、6円安~18円安、パラジウムは、20円安~12円高。

石油

原油先限帳入値39710円(前日比+30円) ガソリン先限帳入値50070円(前日比-40円)灯油先限帳入値57660円(前日比+20円)東京石油市場は、堅調。NY商業取引所の原油先物相場は、イランと米欧諸国との対立激化を懸念した買いに支えられ、続伸。この日納会を迎えた米国産標準油種WTIの中心限月8月物の清算値は、前週末比0.59ドル(1.06%)高の1バレル=56.22ドル。9月物は0.46ドル高の56.22ドルだった。イラン精鋭部隊「革命防衛隊」は19日、ホルムズ海峡を航行していた英船籍タンカーを拿捕(だほ)。4日には英領ジブラルタル沖でイランのタンカーが拿捕されており、これに対する報復とみられている。英政府はイランへの経済制裁を検討中と報じられたほか、この日はイランが新たに米中央情報局(CIA)のスパイ容疑で17人を逮捕したことを明らかにするなど、週末から週明けにかけて中東の地政学的リスクの高まりを伝える材料が相次いだ。中東原油輸送の要衝であるホルムズ海峡が封鎖される可能性を警戒し、相場はおおむね堅調に推移。未明の時間帯には一時56.84ドルの高値を付けた。ただ、19日に稼働を停止していたリビア最大のシャララ油田が22日に生産を再開したとする国営石油会社(NOC)の声明などで一段の買いが阻まれ、朝方から午後にかけては56ドル前後のレンジでやや上値の重い展開となった。海外原油は続伸したものの、高値から伸び悩んだことで国内市場では売りが優勢となっている。イランが英タンカーを拿捕したことによる買いは長続きしていない。ただ、円相場が108円前半まで円安となっており、東京石油市場の下げ幅は限定的。時間外取引でNY原油は小動き。東京原油先限は39450円で日中取引を開始した後、下げ幅を縮小させ引けにかけてプラス圏を回復した。イランは拿捕した英タンカー「ステナ・インペロ」の乗組員の映像を公開した。乗組員は船内にとどまっており、一つの部屋に集められている。会話は許可されており、船内の設備やキッチンを利用しつつ生活しているもよう。原油は、20円高~70円高。ガソリンは、90円安~80円高。灯油は、0円~390円高。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値187.0円(前日比+2.5円)ゴムTSR先限帳入値153.3円(前日比+0.2円)東京ゴムRSSは、しっかり。上海夜間高を背景に、買い優勢で寄り付くと、上海ゴムが日中取引でも地合いを引き締めたことから、東京ゴムは当限を除いて、一段高となっている。TSRは、動意に欠ける展開となっている。東京ゴムは、先週16日から自律反発場面となってきた。18日に185円台に入ると、その後は同水準で上値が重くなっていたが186円を抜き堅調となった。しかし、産地価格は軟調な展開となっている。また、出来高も減少しており、同水準を維持できるか。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値24640円(前日比-10円)東京コーンは、下落。夜間取引は期先3本がシカゴ期近大幅安から続落。日中取引はシカゴ夜間取引の小反発から先限がプラスサイドに浮上。3月限は310円安まで下げ幅を拡大。東京コーンは先限が小反発。午前10時過ぎまで前日の終値を挟んでもみあったが、小幅安で引けた。出来高は低迷し、玉の出方次第の展開。米農務省(USDA)発表の作柄報告で米国産コーンの作柄が1ポイントの悪化が示されたが、東京コーン市場は閑散商いを継続。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。