夕刊:2019/07/25

日経平均続伸 戻り高値更新

為替

25日の東京外国為替市場でドル・円はもみ合い。日経平均株価が上昇幅を縮めたことで一時108円12銭まで下落したものの、売りの勢いは限られた。本邦勢の多くは様子見姿勢を強めている。ユーロ・円は小安い。全般に円高が進んだ流れに沿って一時120円42銭まで下押しした。ユーロ・ドルは1.1130ドル台でのもみ合いとなった。午後の東京市場でドル・円は本日安値を下抜け、108円08銭まで弱含んだ。豪準備銀総裁のハト派的見解を受けた豪ドル・円の下落が、ドル・円を下押ししたとみられる。豪ドル・円は75円29銭まで下落している。これまでの参考レンジ:ドル・円:108円08銭-108円24銭、ユーロ・ドル:1.1133ドル-1.1145ドル、ユーロ・円:120円34銭-120円59銭

株式(日経平均)

25日の東京株式市場で日経平均株価は続伸して引けた。前日比46円98銭(0.22%)高い21756円55銭で引けた。(高値21823円07銭-安値21715円69銭)TOPIX:1577.85 +2.76 0.18%高、マザーズ:896.70 +5.12 0.57%高。東証1部の売買代金は1兆8239億円、出来高は9億8670万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1404、値下がり銘柄数は642、変わらず104銘柄。前日の米株式市場でハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数が最高値を更新した。投資家心理がやや強気に傾き、買いが先行した。好業績銘柄を中心に買いが入ったことも日経平均を支え、上げ幅は100円を超える場面があった。前日の米株式市場でフィラデルフィア半導体株指数が3%高と大幅に上昇したのを受け、東京市場でも東京エレクトロンなど半導体関連銘柄に買いが入った。主要企業の2019年4~6月期の決算発表が始まるなか、信越化学やアドバンテストなど業績が良好と評価された銘柄が買われ日経平均を押し上げた。日本時間25日夜の欧州中央銀行(ECB)理事会の結果発表を控えて、投資家の様子見姿勢が強まっている。新規の材料も乏しく、積極的に取引する動きはみられない。

貴金属

金先限帳入値4935円(前日比+7円)銀先限帳入値57.2円(前日比+0.2)白金先限帳入値3062円(前日比+67円)パラジウム先限帳入値5182円(前日比+12円)東京金、銀は、続伸。NY商品取引所の金塊先物相場は、米利下げ観測を背景に買われ、小反発した。米連邦準備制度理事会(FRB)が今月30、31両日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で、最低でも25bpの利下げを決定することはほぼ確実視されている。米利下げ期待が高まる中、金は買いが優勢となった。また、7月のユーロ圏総合PMIが市場予想を下回ったことから、ユーロ圏の景気先行き懸念が強まり、金の買いを誘った。ただ、ECB定例理事会や来週の日銀金融政策決定会合、FOMCなどを控えて積極的な商いは手控えられ、値動きは限られた。米商務省が24日発表した6月の新築一戸建て住宅販売件数は市場予想を下回ったが、材料視されなかった。東京金は、午前中は、ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。午後に入ると、ドル建て現物相場の軟調に上値を抑えられた。欧米の金融緩和の見方が支援要因だが、ユーロ安に上値を抑えられた。一方、円相場は108円台前半で推移した。銀もNY高を受けて買い優勢となった。金は、3円高~11円高。銀は、0円~0.7円高。プラチナ系貴金属(PGM)は、総じて続伸。プラチナは、NY高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の堅調を受けて続伸となった。パラジウムは、NY高を受けて総じて買い優勢となったが、先限は小幅高。プラチナは、65円高~71円高、パラジウムは、8円高~38円高。

石油

原油先限帳入値39910円(前日比-320円)ガソリン先限帳入値50020円(前日比-480円)灯油先限帳入値57730円(前日比-520円)東京石油市場は、下落。NY商業取引所の原油先物相場は、米原油在庫の大幅減少を好感して買いが先行したものの、利益確定の売りなどに押され、4営業日ぶりに反落した。米エネルギー情報局(EIA)が午前に発表した週報によると、19日までの1週間の国内原油在庫は1080万バレル減と、取り崩し幅は市場予想の400万バレルを大きく上回った。マイナスはこれで6週連続。石油製品在庫の増減もほぼ市場予想の範囲内となったため、需給引き締まり期待が広がり、相場は一時57.64ドルまで上昇した。ただ、在庫週報の発表を受けた買いが一巡した後は流れが反転。利益確定の売りが出たほか、ハリケーン「バリー」のメキシコ湾接近に伴い石油施設が稼働を停止した影響が原油在庫の急減を招いたとみる向きが売り戻した。さらに米株価が下落する中、株式と並んでリスク資産とされる原油にも下押し圧力がかかりやすく、相場は清算値確定間際に一段安となった。東京原油は、海外原油が反落したことが重しとなっている。米エネルギー情報局(EIA)の週報はあまり材料視されなかった。双方が拿捕したタンカーを巡り、英国がイランに調停者を派遣したことは中東情勢の不透明感を緩和している。円相場は108円前半で推移しており、前日とほぼ変わらず。時間外取引でニューヨーク原油はしっかり。日中取引開始後、東京原油先限は39910円まで下げ幅を縮小した。夜間取引の安値である39480円から離れる動きとなっているが、欧州中央銀行(ECB)理事会を控えて動意は限定的。ベネズエラのマドゥロ大統領は、今週の大規模停電について米国を非難した。米国が先端技術を用いた電磁的攻撃を行ったとしている。ただ、インフラへの設備投資が限られている同国では、これまでも大規模停電がたびたび発生している。ベネズエラはハイパーインフレに陥っており、外貨や物資が極端に不足している。原油は、50円安~340円安。ガソリンは、300円安~610円安。灯油は、240円安~710円安。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値188.7円(前日比+2.6円)ゴムTSR先限帳入値153.3円(前日比0円)東京ゴムRSSは、軒並み高。薄商いの中、方向感なく寄り付いた。その後、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めると、東京市場も買い優勢となっている。TSRは、動意に欠ける展開となっている。今日の東京ゴムは、薄商いの中、上海ゴムの上昇を手掛かりに、地合いを引き締めている。先限は、一時188.9円まで上昇し、節目の190円に接近した。190円とういう水準には、6月7日から7月16日まで下げの半値戻しにあたる190.9円もあり、戻り売り圧力が強い水準とみる。閑散とした商いのなか、同水準を攻略できるか注目される。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値24670円(前日比+50円)東京コーンは、まちまち、新規材料不足で見送り気分が強いなか、玉次第の展開。期先5、7月先限が一時、小高くなったが、値を消し、小幅高。東京コーンは方向感なく推移。シカゴコーンは天候相場の最盛期だが、東京市場は夏枯れ商状。シカゴ夜間取引が小高くなっているが、インパクト薄。玉次第の展開。閑散商いを継続し、もみあい。


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