夕刊:2019/07/29

日経平均続落

為替

29日の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。国内輸出企業からの売りに押されて10時過ぎに108円42銭まで下げたものの、その後は売りも一服。明日に日銀金融政策決定会合を控えて持ち高を傾けにくい面もあり、その後は108円台半ばまで下げ渋った。ユーロ・ドルは買い一服。10時30分前に1.1139ドルまで上昇する場面があったが、対円でのドル売りが一服したため、一巡後は徐々に上値が重くなった。ユーロ・円はもみ合い。ドル・円とユーロ・ドルの値動きの影響を同時に受けたため、安値圏ながら方向感を欠いた動きとなった。利下げが確実視されている米連邦準備理事会(FRB)の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、重要イベントの通過待ちで、大きく持ち高を傾けにくい相場環境。これまでの参考レンジ:ドル・円:108円42銭-108円72銭、ユーロ・ドル:1.1122ドル-1.1139ドル、ユーロ・円:120円76銭-120円96銭

株式(日経平均)

29日の東京株式市場で日経平均株価は続落して引けた。前日比41円35銭(0.19%)安い21616円80銭で引けた。(高値21652円95銭-安値21518円70銭)TOPIX:1568.57 -2.95 0.19%安、マザーズ:899.15 +3.07 0.34%高。東証1部の売買代金は1兆7443億円、出来高は9億6264万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は952、値下がり銘柄数は1091、変わらず108銘柄。26日発表の4~6月期決算で業績低迷が浮き彫りとなった銘柄への売りが相場の重荷となった。外国為替市場で円が108円半ばまで上昇し、輸出企業の採算が悪化するとの懸念も投資家心理を悪化させた。アジア株が総じて安く推移していることも嫌気された。日経平均の下げ幅は一時130円を超えた。東京エレクトロンやキーエンスなどの決算を受け「景気敏感株の業績回復時期は遠い」との見方が強まり、半導体関連株や電子部品株、機械株に売りが波及した。円高進行で自動車株も軒並み安。利下げが確実視される米連邦公開市場委員会(FOMC)が近づいていることで、今後に円高圧力が強まるとの思惑も売り材料となった。京セラ、ファナック、TDKなど輸出関連の銘柄が上値を抑えた。

貴金属

金先限帳入値4940円(前日比+11円)銀先限帳入値56.9円(前日比-0.1)白金先限帳入値3026円(前日比-2円)パラジウム先限帳入値5182円(前日比-8円)東京金は、反発。銀は、小幅安。NY金先物相場は反発した。インフレ圧力の鈍さを背景に米連邦準備理事会(FRB)による緩和的な金融政策が続き、金市場に資金が流入するとの見方から買いがやや優勢となった。4~6月期の米GDPと同時に発表されたGDPデフレーターなどの物価指標は前年同期比で上昇率が縮小した。東京金は、午前中は、NY高を受けて買い優勢で始まったのち、円高となったが、ドル建て現物相場の上昇を受けて堅調となった。午後に入ると、ドル安一服に上値を抑えられた。前週末のニューヨーク市場で押し目買いが入ったことや、週明けのドル安が支援要因になった。銀は、円高を受けて総じて小幅安となった。金は、10円高~14円高。銀は、0.2円安~0.1円安。米商務省が26日発表した第2・四半期の実質国内総生産(GDP)の速報値(季節調整済み)は年率換算で前期比2.1%増と、予想ほど減速しなかった。市場予想が1.8%増、第1・四半期は3.1%増だった。個人消費が急増し、輸出減少や在庫投資の減速による影響を和らげた。比較的良い内容だったが、懸念材料もみられた。設備投資が2016年第1・四半期以来初めてマイナスに転じたほか、住宅建設投資は6四半期連続で落ち込んだ。米中貿易摩擦を中心に経済見通しのリスクが高まっていることを踏まえると、米連邦準備理事会(FRB)が31日に10年ぶりとなる利下げに踏み切ることには変わりないとみられる。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナはまちまち。プラチナは、まちまちではじまった。その後は、円高が圧迫要因となったが、ドル建て現物相場の堅調を受けて押し目が買われた。パラジウムは、ドル建て現物価格の上昇を受けて小幅高となったが上値も重くマイナス圏の展開となった。プラチナは、9円安~3円高、パラジウムは、8円安。

石油

原油先限帳入値39810円(前日比-450円)ガソリン先限帳入値49500円(前日比-300円)灯油先限帳入値57440円(前日比-450円)東京石油市場は、下落。NY原油先物相場は続伸した。方向感に乏しくもみ合ったが、米景気減速で原油需要が鈍るとの観測が和らぎ買いがやや優勢となった。4~6月期の米実質国内総生産(GDP、速報値)が前期比年率で2.1%増と市場予想以上に増えた。設備投資などが停滞し1~3月期からは減速したが、力強い個人消費などが支えとなった。貿易摩擦などを背景に米経済の減速傾向が強まり、原油需要を押し下げるとの見方がやや後退し買いを誘った。ただ、相場の上値は重かった。米中が来週に中国で再開する閣僚級の貿易協議の行方を見極めたいとして、積極的な取引を見送るムードが強かった。東京原油は、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた模様眺めムードのなかで売りが優勢となっている。英独仏中露とイランの緊急会合で、中東の緊迫感がやや後退したことは重し。時間外取引でニューヨーク原油は弱含み。円相場は108.42円付近まで一時円高に振れた。日中取引開始後、東京原油先限は39820円まで下落し、夜間取引までの安値をやや下回った。ただ、売りが強まるような展開にはなっていない。週末にイラン核合意の当事国による次官級の緊急会合がウィーンで行われ、合意の維持に向けて近く閣僚級協議が行われることが決まった。イランのアラグチ外務次官は、協議の雰囲気は建設的だったと述べている。米国は参加していないが、英独仏中露は核合意に違反しているイランに対する制裁を見送る方針で、国際社会のなかでイランは追い詰められておらず、緊迫感が後退している。原油は、40円安~450円安。ガソリンは、300円安~480円安。灯油は、280円安~450円安。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値181.0円(前日比-2.4円)ゴムTSR先限帳入値153.3円(前日比0円)東京ゴムRSSは、軒並み安。26日の上海夜間安を背景に売りが先行して寄り付いた。その後、日中取引の上海ゴムが安値圏でのもみ合いとなっていることから、東京ゴムも売り物がちの展開となっている。TSRは、動意に欠ける展開となっている。26日のタイ現物価格は、52.21バーツと前日の52.64バーツから下落した。高値から約10バーツ下落しているうえ、50バーツの節目の接近してきた。この状況では、東京市場も買いが入りにくいだろう。ただ、世界中で天候不順が伝えらえるなか、タイでも降雨が例年より、減少しており、今後、再び、天候要因が意識されると、上昇に転じる可能性がある。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値24360円(前日比-220円)東京コーンは、期先が下落。26日のシカゴ安に続き、週明けのシカゴ夜間取引が続落し、序盤は200円程度の下落で安もちあい。テクニカル指標が弱気だが、売り物は少なく、下げ幅を拡大するには至らず。午前10時前からシカゴ夜間取引が小高くなったことで下値を切り上げる動き。ただし先限は戻り鈍く、150円安で推移。期近から期中は出合いなし。東京コーンは期先2本が軟調。先限は夜間取引で今月2日以来の安値となる24290円まで下落。下値を切り上げ、24430円まで戻したが、再度下落。29日のシカゴコーンの引け後に米農務省(USDA)が発表する28日時点の作柄発表待ちムード。


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