夕刊:2019/08/06

日経平均株価3日続落

為替

6日の東京外国為替市場でドル・円は買い一服。中国人民銀行が公表した基準値が市場の想定よりも元高水準だったことを受けて、米中通貨戦争に対する過度な警戒感がいったん後退。時間外のダウ先物が一時の510ドル超安から70ドル安、日経平均株価も寄り付き後の600円超安から330円超安まで下げ幅を縮めたことで、ドル・円は106.38円まで上値を伸ばした。米10年債利回りが1.72%台まで上昇したことも支え。もっとも、株価の買い戻しが一服すると戻り売りに押される形で106.08円近辺まで値を下げるなど、ショートカバーの動きは落ち着いている。ユーロ・円も買い一服。ドル・円と同様の展開。株価の反発とともに進んだ円安・ユーロ高の動きは119.52円を頭にその後は119.10円台まで伸び悩んでいる。ユーロ・ドルは伸び悩み。10時前に1.1250ドルまで上昇するも、日足・一目均衡表雲下限の1.1260ドルに接近したことでいったん買いの勢いは収まった。大幅続落していた日経平均が安値から500円近く下げ幅を縮小する動きに伴い円売りの流れが継続。ドル円は直近の下落局面で売り向かっていた短期筋のストップを巻き込みながら昨日の高値を上抜けると、一時107円08銭付近まで続伸。クロス円もダウ先物が前日比プラス圏へ浮上したことも支えにユーロ円が119円85銭付近まで、ポンド円が130円03銭付近まで上値を拡大したほか、豪ドル円も72円69銭付近まで値を伸ばした。これまでの参考レンジ:ドル・円:105.52円-107.08円、ユーロ・ドル:1.1190ドル-1.1250ドル、ユーロ・円:118.38円-119.88円

株式(日経平均)

6日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落して引けた。前日比134円98銭(0.65%)安い2万0585円31銭で引けた。(高値2万0607円83銭-安値2万0110円76銭)TOPIX:1499.23 -6.65 0.44%安、マザーズ:871.95 +0.40 0.05%高。東証1部の売買代金は2兆6367億円、出来高は15億2342万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は766、値下がり銘柄数は1291、変わらず92銘柄。5日の米株式市場でNYダウは大幅に5日続落。終値で767ドル安と今年最大の下げ幅を記録した。中国人民元がおよそ11年ぶりの安値を付け、トランプ大統領が為替操作などと非難したうえ、中国商務省が米農産品の購入を一時停止すると発表し、米中対立の一段の激化が懸念された。また、朝方には米財務省が中国を為替操作国に指定したと伝わり、円相場が一時105円台半ばに急伸。本日の日経平均はこうした流れを嫌気して394円安からスタートすると、朝方には20110.76円(609.53円安)まで下落する場面があった。下げ幅は一時600円を超え、2万0110円と取引時間中では1月10日以来約7カ月ぶりの安値を付けた。米中対立の激化が世界景気の減速につながるとして景気敏感株を中心に幅広く売られた。午後に入りアジア各国・地域の株式相場が底堅さをみせ、一部の海外投資家が株価指数先物を買い戻している。日銀が指数連動型上場投資信託(ETF)を買い入れるとの見方があり、下値が堅いとみた投資家が買いを入れた。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による買い観測が浮上している。米国は5日夕、中国を為替操作国に指定した。両国の対立の先鋭化が意識され、海外ヘッジファンドなどが株価指数先物に売りを出した。中国人民銀行は6日、人民元取引の基準値を1ドル=6.9683元と前日から元安・ドル高水準に設定した。もっとも市場では中国が1ドル=7元台に設定するとの警戒感がくすぶっていただけに、不安がやや和らぎ、日経平均は買戻しを誘発しながらジリ高推移。

貴金属

金先限帳入値4994円(前日比+50円)銀先限帳入値56.5円(前日比+0.5)白金先限帳入値2946円(前日比+32円)パラジウム先限帳入値4815円(前日比+118円)東京金は、上昇。銀も総じて上昇。NY金先物相場は、米中貿易摩擦の激化懸念が強まる中、「質への逃避」を目的とした活発な買いが入り、続伸した。12月物の清算値は前週末比19.00ドル(1.30%)高の1オンス=1476.50ドル。中心限月の清算値ベースとしては、2013年4月12日以来、約6年4カ月ぶりの高値となった。5日の上海外国為替市場の人民元相場は、対ドルで1ドル=7元台と、11年3カ月ぶりの安値に下落。米中貿易摩擦の長期化を受け、中国当局が元安容認の姿勢に転じたためとみられる。これに対し、トランプ米大統領はツイッターで「為替操作だ」と批判。両国の対立が一層激化するとの不安が広がったほか、香港での大規模ストや英国の欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」など、国際情勢を取り巻く不透明感も安全資産とされる金塊の追い風となり、相場は5日朝にかけてジリ高で推移した。加えて、午前に発表された7月の非製造業総合指数(NMI)は2年11カ月ぶりの低水準に悪化。これが米景気減速に対する警戒感にもつながり、相場は一段と上げ幅を拡大、一時1481.80ドルの高値を付けた。午前中は、ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、円高が一服したが、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。午後に入ると、ドル建て現物相場の下げ一服を受けて高値圏でのもみ合いとなった。2013年4月以来の高値5000円を付けた。米中の貿易戦争の激化が支援要因となった。また米国が中国を為替操作国に認定した。一方、円相場は105円台半ばで円高が一服し、106円台前半に下落した。金は、49円高~65円高。銀は、0.3円安~0.5円高。米国債券市場は、債券利回りが4営業日連続で低下。10年債利回りは2016年11月以来の低水準に。米中貿易摩擦の激化を巡る不安を背景に経済鈍化への懸念が再燃した。また、10年債利回りはこの日約14bp、30年債利回りは、それぞれ低下し、1日の下げとしては昨年5月29日以来の大きさとなった。貿易摩擦の拡大は米国内のサービス部門に悪影響を及ぼしている。米供給管理協会(ISM)が5日発表した7月の非製造業総合指数(NMI)は53.7と、前月の55.1から低下し、3年ぶりの低水準となった。指標10年債利回りは12.7bp低下の1.7278%の低水準を付けた。9月に0.5%の利下げを織り込み始めている。2年債利回りは一時1.571%と17年11月以来の低水準。CMEグループのフェドウオッチによると、市場が織り込むFRBが9月に利下げを決定する確率は100%。利下げ幅が50bpになる確率は30%と、前週2日の1.5%から大きく上昇した。プラチナ系貴金属(PGM)は、反発。プラチナは、NY高を受けて買い優勢ではじまった。その後は、ドル建て現物相場の戻りが一服したが、円高一服を受けて堅調となった。パラジウムもNY高と円高一服を受けて買い優勢となった。プラチナは、28円高~39円高、パラジウムは、78円安~202円高。

石油

原油先限帳入値37030円(前日比+20円) ガソリン先限帳入値47510円(前日比+190円)灯油先限帳入値55050円(前日比+180円)東京石油市場は、総じて下落。NY原油先物相場は、米中貿易摩擦の一段の激化を背景にリスク警戒姿勢が強まる中、反落した。トランプ米大統領は1日、対中制裁関税「第4弾」を9月から発動する方針を表明。中国はこれに対抗し、人民安を容認することで低調な輸出下支えを図る考え。5日の上海外国為替市場の人民元相場は対ドルで1ドル=7元台まで下落し、11年3カ月ぶりの安値を更新したことを受けて、トランプ大統領は「為替操作だ」と批判。米中両国の対立が 深刻化する中、景気減速に伴う原油需要の減退懸念が台頭し、下落した。売り一巡後は安値拾いの買いなどで下げ幅を一部縮小。外国為替市場でドル安・ユーロ高が進み、ドル建てで取引される原油など商品の割安感が生じたことも買いを誘った。ただ、投資家がリスク回避姿勢を強め、米株価が下げ足を速める中、株式と並んでリスク資産とされる原油にも売り圧力がかかり、戻りは限定的だった。エネルギー消費大国である中国のドル建て原油購入に関して、人民元安が今後影響するのではないかとの先行き不安も相場の重しとなったもようだ。午前の東京石油市場は堅調も、下げ幅を急速に縮めプラス圏へ。米国が中国を為替操作国に認定し米中貿易摩擦が悪化していることから、景気減速や石油需要の鈍化が警戒され、大半の限月が4ケタ程度の下げとなる場面があったものの、売り一巡後は鮮明に切り返している。中国人民銀行が発表した人民元の中心レートから元安を抑制する意向が感じ取られたことから、中国側の妥協によって米中貿易摩擦の悪化が食い止められることが期待されている。時間外取引でニューヨーク原油9月限は下げ幅を消してプラス転換したほか、円相場は106円前半で推移し、東京序盤の円買いが巻き戻され、円売りがやや優勢となっている。日中取引開始後、東京原油先限は3万5880円まで一段安となり、年初来安値を塗り替えた。ただ、その後は前日比プラス圏まで戻し、下げをほぼ帳消しにした。6日、中国人民銀行(PBOC)が発表した人民元中心レートは1ドル=6.9683元と前日よりも元安・ドル高となったが、節目とされる7元を上回る元安水準には設定されなかった。原油は、200円安~20円高。ガソリンは、50円高~190円高。灯油は、210円安~210円高。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値165.9円(前日比-0.3円)ゴムTSR先限帳入値142.0円(前日比-2.4円)東京ゴムRSS3号は、続落。産地安や米中関係の緊張を嫌気して、寄り付きでは売りが先行し、先限は160.7円まで一時下落した。ただ、同水準で下げ渋ると、その後は、下げ幅を縮小させている。TSR20は。期近を中心に大幅安となる限月が目立っている。東京先限は、昨日まで7日連続安となっており、今日の序盤には160.7円まで下落し、160円目前まで迫った。ただ、同水準が支持されると、165円付近まで戻している。産地価格は下落を続け、5日のタイ現物価格は、38.92バーツ(2日は45.07バーツ)まで下落している。徐々場に売られ過ぎ感も高まっており、急反発に注意したい。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値23750円(前日比+330円)東京コーンは、大幅高。シカゴ高を背景に夜間取引から急反発。日中取引もその流れを引き継いで、高もちあい。先限の上昇が目立ち、400円超の上げ幅を維持。シカゴ夜間取引が小幅続伸で推移、場中、円相場が105円台半ばから106円台前半に反落したことが買い方を支援材料。東京コーン先限は夜間取引の引け間際に2万3940円まで値を飛ばした、夜間取引の前半で2万3600円、2万3700円の節目を超え、買い戻しを強いられ、ミニ踏み上げ相場となった。夜間取引の終盤も小口の買い戻しで上げ幅を拡大した商状。


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