夕刊:2019/08/19

金反落、価格調整か

為替

19日の東京外国為替市場で、ドル・円は売り一服。時間外の米10年債利回りが上昇幅を縮小し、日経平均株価も上げ幅を縮めたことで一時106円25銭付近まで失速した。もっとも、早朝につけた安値の106円22銭手前では下げ渋るなど、依然として早朝取引で形成したレンジ内での推移が続いている。ユーロ・円は下げ渋り。早朝につけた安値の117円86銭に面合わせする場面があったものの、その後は下げ渋った。ユーロ・ドルはもみ合い。1.1090ドルを挟んだ方向感の乏しい動きとなった。ドル円のテクニカル分析での上値の目処(めど)は、8月13日の高値106円98銭、日足一目均衡表・基準線107円19銭、下値の目処(めど)は、8月12日安値の105円05銭、1月3日の安値の104円87銭となる。これまでの参考レンジ:ドル・円:106円22銭-106円49銭、ユーロ・ドル:1.1085ドル-1.1101ドルユーロ・円:117円86銭-118円30銭

株式(日経平均)

19日の東京株式市場で日経平均株価は続伸して引けた。前日比144円35銭(0.71%)高い20563円16銭で引けた。(高値20633円90銭-安値20502円66銭)TOPIX:1494.33 +9.04 0.61%高、マザーズ:865.52 13.12 1.54%高。東証1部の売買代金は1兆5433億円、出来高は9億499万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1518、値下がり銘柄数は515、変わらず117銘柄。前週末の米国株式相場や欧州主要国の株価指数が軒並み上昇したことで、投資家心理が改善した。外国為替市場で対ドル・対ユーロで円高が一服していることも相場の一定の支えとなった。物色対象は広がらず、日経平均の上げ幅は縮小した。寄り付き直後に上げ幅を200円超まで広げた後、20500円台で伸び悩む展開となった。上値が重いとみた海外の短期筋が利益確定目的の売りを出したのが響いたという。中国の通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)を巡り、日本経済新聞電子版が19日朝、「トランプ米大統領が猶予期間の延長の是非について『あす(19日に)決断する』と説明し、結論に含みを持たせた」と報じた。警戒した一部の投資家がリスク回避目的の売りを出した。国際経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)での米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長講演を控え、発言を見極めたいという投資家が多い。日経平均先物取引の最終売買日は、9月12日で中心取引限月としの役割も徐々に低下していく日柄である。ある意味短期筋中心の取引中心で最終売買日まで大方決済される。現状の環境では、20500円が中心帯で為替、米国株に影響され+-200円-300円の価格変動の可能性有りと思われる。

貴金属

金先限帳入値5145円(前日比-21円)銀先限帳入値58.0円(前日比-0.9)白金先限帳入値2917円(前日比+58円)パラジウム先限帳入値4815円(前日比-20円)東京金は、反落。銀は、まちまち。NY金先物相場は、反落。金先物12月限は前日比7.60ドルの1オンス=1523.60ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは1513.90ドル-1538.60ドル。米国株高や米長期金利の反発を受けて利益確定を狙った売りが増えたことが下げの要因。ユーロが伸び悩んだことも意識されていたようだ。東京金の午前中は、NY安を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の下落を受けて軟調となった。午後に入ると、ドル建て現物相場の下げ一服を受けて値を戻した。中国の内需刺激策やドイツが景気後退時に財政均衡ルールを撤廃する用意としたことで、株高に振れたことが、圧迫要因になった。週明けのドル建て現物相場は1505ドル台まで下落したが、ユーロ安が一服すると、下げ一服となった。一方、円相場は106円台前半で円安に振れた。銀は、NY安を受けて2月限以外下落し、まちまちとなった。金は、27円安~20円安、銀は、0.9円安~0.2円高。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナは、NY高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、株高などを受けて小じっかりで推移した。パラジウムは、期近高・期先安のまちまちとなった。プラチナは、45円高~58円高、パラジウムは、20円安~30円高。

石油

原油先限帳入値36210円(前日比+280円)ガソリン先限帳入値46780円(前日比+130円)灯油先限帳入値54440円(前日比+100円)東京石油市場は、上昇。NY原油先物相場は、反発。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比+0.40ドルの54.87ドルで通常取引を終えた。世界経済が景気後退に陥り需要が鈍化するとの懸念が後退した。東京原油は、海外原油相場が16日の小幅高に続き、週明けのアジア時間の時間外取引で小幅続伸、円安から買い優勢。買い一巡後も地合いは緩むことなく、灯油期先を除き小高い状態を維持して推移。東京原油先限は36410円で上げつかえた後、36100円を挟んでもみあい。16日のニューヨーク原油市場の引け後に米商品先物取引委員会(CFTC)が発表した13日現在の建玉明細によると、大口投機家の買い越し幅は38万2144枚まで拡大(6日時点で37万5641枚買い越し)。ただし13日以降は買い越し幅は37万枚台前半まで減少しているとみられる。20日の期近9月限の納会は大きな影響はないとみられるが、月後半の株安から原油市場の投機玉のリスク回避の動きには、引き続き、注意が必要だ。原油は、150円高~360円高、ガソリンは、70円高~180円高、灯油は、60円高~240円高。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値172.9円(前日比+4.1円)ゴムTSR先限帳入値145.4円(前日比0円)東京ゴムRSSは、上昇。寄り付きは、上海夜間が小幅高をとなったことを背景に買い優勢となった。その後も日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めたことを受けて、上げ幅を拡大している。TSRは、2月限のみ約定している。TSRの2月限は変わらずの145.4円で推移している。今日の取引では、上海高やタイ政府がゴム農家支援に動きだしたことを好感し、買いが優勢となっている。先限は、8月2日以来の高値となる174.4円まで一時水準を引き上げる場面があった。現状、節目の175円を意識した展開となってきた。この価格帯には、7月25日の高値188.9円から8月6日の安値160.7円までの下落の半値戻し水準が174.8円にある。175円をしっかりと上抜くと、同期間の61.8%戻しがある178.1円が次の抵抗になろう。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値22420円(前日比+10円)東京コーンは、総じて上昇。16日のシカゴ大幅高、円相場が朝方、106円40銭台まで下落したこと背景に期先が序盤、200円超の上昇。週明けのシカゴ夜間取引が小反落したことで期先2本は上げ幅を縮小し、失い小幅まちまち。東京コーン先限は日中取引で22690円で上げつかえ、夜間取引の高値22720円超えとなる前に上げ幅を削り、22400円前後で上げ幅を削る展開。取組高の多い期先7月限はマイナスサイドに軟化し、改めて戻り売りの動きの強さを示した。東京コーン市場は、16日のシカゴ大幅高は買い戻し主導による自律修正高で本格反騰にはならないと考える投資家が多いような商状だ。


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