夕刊:2019/09/11

日経は続伸の前日比205円高。東商金は円安も追い風になり大幅反発。白金も高値引け。東商原油もしっかり。

為替

11日の東京外国為替市場でドル・円は小高い。日経平均株価が上昇したことを背景にじわりと買いが強まった。仲値にかけては本邦実需勢の買いも散見され、一時8月1日以来の高値となる107円65銭まで値を上げた。一方、時間外の米10年債利回りは低下していることもあり、上昇スピードは緩やか。日経平均株価が21500円台に乗せてきていることで107円66銭までじり高。一目均衡表・雲の上限107円72銭に迫りつつあるが、ダウ先物が小幅マイナス圏、米10年債利回りが1.71%台に低下していることで上昇の勢いは緩慢となっている。豪ドルは弱含み。9月豪ウエストパック消費者信頼感指数が前回から悪化したことを背景に豪ドル安が進み、対ドルで0.6849米ドル、対円で73円68銭までそれぞれ下落した。ユーロ・円は強含み。10時時点では118円89銭とニューヨーク市場の終値(118円76銭)と比べて13銭程度のユーロ高水準だった。米中協議への期待感から為替市場ではリスク・オンの円安が進み、ユーロ円は一時118円96銭と8月15日以来の高値を付けた。ユーロ・ドルはもみ合い。ユーロ円の上昇につれて1.1055ドルまで買われたが、長続きしていない。ドル円の短期的なテクニカル分析では、8月26日に年初来安値104円46銭を付けて以来、陽線新高値5手で一目均衡表・雲の中(下限:107円41銭・上限:107円72銭)に入っており、一目・転換線は一目・基準線を上回り、遅行スパンは実線を上回っていることで、雲を上抜けた場合は、三役好転の強い買いシグナルが点灯する。これまでの参考レンジ:ドル・円:107円50銭-107円66銭、ユーロ・ドル:1.1038ドル-1.1055ドル、ユーロ・円:118円69銭-118円96銭午後に入っても円安の流れは継続。ユーロ円も午後に入って119円の大台を乗せる。

株式(日経平均)

11日の東京株式市場で日経平均株価は続伸して引けた。前日比205円66銭高い21597円76銭で引けた。(高値21619円21銭-安値21437円82銭)10日の米国市場ではNYダウが73ドル高と続伸。ナスダックは小幅ながら続落だった。欧州中央銀行(ECB)理事会での金融政策発表を控えて、ハイテク株など持ち高調整の売りが先行したが、米中協議進展への期待から底堅い展開に。シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円高の21450円。円相場は1ドル107円50銭台と円安傾向で推移している。注目されていた米アップルの新製品発表イベントで定額制映像配信サービス「Apple TV+」を11月1日より月額4.99ドルで提供すると発表した。アップルは1%超の上昇となっており、アップル関連やコンテンツ関連などへの支援材料になりそうだ。また、シカゴ先物にサヤ寄せすることから、日経平均は節目の21500円処を窺う展開が意識される。8月前半の戻り高値水準であるため、利益確定の流れも出やすい水準であろう。一方で、週末に先物オプション特別清算指数算出(SQ)が控えているため、権利行使価格の中心レンジが切り上がる可能性が意識されてくる。限月交代に伴うロールオーバーが中心ではあるが、節目の21500円を捉えてくるようだと、ヘッジに伴う買い等も意識されやすく、意外高の可能性もありそうだ。21500円では強弱感が対立しやすいとはいえ、SQ接近局面でのレンジ切り上げを見極めるところである。その他、テクニカル面では一目均衡表の雲上限を突破してきており、遅行スパンは実線を突破し、上方シグナルを発生させてきている。楽観はできないとはいえ、テクニカル面ではシグナルが好転してきており、支援材料になる可能性がある。午後に入っても堅調な動きを継続。為替も緩やかな円安方向になっていることも上昇要因の一つ。

貴金属

金先限帳入値5165円(前日比+41円)銀先限帳入値63.1円(前日比+2.0円)白金先限帳入値3258円(前日比+35円)パラジウム先限帳入値5197円(前日比+89円)107円台半ばに下落したことを受けて2番限以降から買い優勢で始まった。その後も下落後の修正の動きが続き、軒並み2けた高。銀は金の堅調に追随高となった。午前中の貴金属の値動きは前営業日比は、金標準が16~23円高、金ミニが5~27円高、ゴールドスポットが20円高、銀が1.5円安~1.2円高。午後に入ってもさらに値を伸ばす。円安と海外現物高の影響で5160円を突破してくる。一時は売られる場面もあったが、終日値段は堅調な印象。

石油

原油先限帳入値38350円(前日比+140円)ガソリン先限帳入値49360円(前日比+110円)灯油先限帳入値56420円(前日比+190円)午前中の動きは、東京石油市場は高安まちまち。米中通商協議の進展や、石油輸出国機構(OPEC)プラスによる追加減産などが期待されている反面、景気減速による石油需要の下振れ懸念は根強い。中東を緊迫化させていた米国とイランの対立が和らぐ兆候があることも重し。時間外取引でニューヨーク原油は堅調も、買い一巡後はやや失速している。本日前場の動きは、東京原油先限は38340円まで強含み、夜間取引の終値を上回った。ただ、戻りは鈍く、その後はマイナス圏で推移。午後に入って上げ幅を拡大してくるも、引けにかけては多少値段を戻した格好。円安とボルトン氏解任の影響は少なからず、東証原油に影響を与えた形。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値168.8円(前日比-0.2円)ゴムTSR先限帳入値141.2円(前日比±0円)ゴムRSSは、総じて軟調。寄り付きは、前日の東京ゴム夜間取引の引けと同値圏で推移した。その後、日中取引の上海ゴムが、一時買い圧力が強まると、総じてプラスサイドに振れた。ただ、中盤に入り、上海ゴムが軟化すると、東京ゴムも地合いを緩め、総じてマイナスサイドに沈んでいる。ゴムTSRは、小動きとなっている。 午前中の動きとしては、ゴムRSSは前営業日比1.5円安~0.3円高、2月限は同変わらずの169.0円で取引されている。午後に入っても値段はまちまち。前場で170円を突破するも、午後は170円以下の値動きで終始。上海ゴムも午後に入っても軟化を強め国内市況も影響を受ける。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23080円(前日比+410円)東京コーンは総じて反発。前日のシカゴ大幅高、1ドル=107.60円台まで円安の進行を受け、概ね200円超の上げ幅を維持して推移。先限は240円高の22910円まで上げ幅を拡大し、ほぼ今日の高値で推移している。出来高は過去2日の超閑散商いから増加しているが、薄商い状態。午後に入ると円安の影響もあり23000円を突破してくる。しかし薄商いには変化がなく、もう一段上を狙うには新たな材料が必要か。


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