夕刊:2019/09/13

金堅調、日経平均9日連続上昇

為替

13日の東京外国為替市場で、ドル・円は伸び悩み。日経平均株価が堅調、ダウ先物がプラスで推移するなか、上海などは休場だが香港株が米中の摩擦緩和を期待して反発するのを確認したところで、ドル・円の上伸は小休止。108円26銭まで上昇後、日経平均が節目の22000円を前に上げ幅を縮めたこともあり、108円15銭前後へ水準を下げた。ユーロ・円の円安推移も一巡。119円80銭まで上昇後は動意を落ち着かせた。ユーロ・ドルはもみ合い。上下18pipsのレンジ取引に終始した。ドル・円のテクニカル分析では、8月26日に年初来安値104円46銭を付けてダブル・ボトム(104円87銭・104円46銭)を形成し、陽線新高値7手で三役好転の強い買いシグナルが点灯している。これまでの参考レンジ:ドル・円:108円06銭-108円26銭、ユーロ・ドル:1.1056ドル-1.1074ドル、ユーロ・円:119円58銭-119円80銭

株式(日経平均)

13日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に9日続伸して引けた。前日比228円68銭(1.05%)高い21988円29銭で引けた。(高値22019円66銭-安値21820円94銭)TOPIX:1609.87 +14.77 0.93%高、マザーズ:847.78 -7.33 0.86%安。12日の米株式市場でNYダウは7日続伸し、45ドル高となった。欧州中央銀行(ECB)が量的緩和策の再開を決定し、欧州株がほぼ全面高となったことを受けて買いが先行。貿易問題をめぐる米中対立が和らぐとの期待が高まったほか、米国で景気刺激策への思惑が広がったことも追い風となり、日経平均の上げ幅は200円を超える場面があった。欧州中央銀行(ECB)が3年半ぶりの金融緩和に踏み切り、円安・ドル高が進んだことも投資家心理を支えた。トランプ米大統領が難航している中国との貿易交渉を巡り、協議事項の範囲を絞った「暫定合意」を検討する考えを示したことを受け、米中協議の進展期待が広がった。日経平均は9日続伸となり、この間1300円超水準を切り上げるなか、買い一巡後は利益確定売りに押される場面もあった。その後、米ブルームバーグ通信などが「トランプ大統領は12日、中間所得層を対象とする減税を計画しており、今後1年間に公表するだろうと述べた」と報じると、日経平均は再び騰勢を強めた。上げ幅は一時200円を超え、心理的な節目である22019円を付けた。ただ、手がかりとなる新規材料に乏しいなか、3連休前とあって持ち高を整理するための売りも出て上値を抑えている。

貴金属

金先限帳入値5195円(前日比+11円)銀先限帳入値62.8円(前日比-0.1)白金先限帳入値3292円(前日比-1円)パラジウム先限帳入値5359円(前日比+91円)東京金は、堅調。銀は、まちまち。ECBによる利下げ発表を受けて買われ、続伸。ECBはこの日、3年半ぶりとなる利下げを決定。これを受けて、金利を生まない資産である金が買われた。また、ドルが対ユーロで一時の上昇から弱含みに転じたことも、ドル建てで取引される金の割高感を和らげ、金買いにつながった。ただ、米株相場は米中貿易協議に対する期待から上伸し、安全資産とされる金の需要が減退したことから、相場は徐々に上げ幅を削った。東京金は、午前中、NY高と円安を受けて買い優勢で始まったのち、次の材料待ちで、もみ合いとなった。午後に入ると、小動きを継続した。欧州中央銀行(ECB)の刺激策が支援要因となったが、効果に対する懐疑的な見方が出たことや、米中の貿易摩擦に対する懸念が後退したことを受けて上げ一服となった。アジア市場では中国が休場となるなか、小動きとなった。円相場は108円台前半の円安に振れた。銀は、ドル建て現物相場の上げ一服と円安を受けてまちまちとなった。金は、7円高~11円高、銀は、0.1円安~0.6円高。ECBは政策金利のうち市中銀行から預け入れられた余剰資金に適用する「中銀預入金利」を現在のマイナス0.4%から過去最低のマイナス0.5%に引き下げる。ECBは同金利に14年6月からマイナス金利を導入しているが、さらにマイナス金利の幅を拡大させる。昨年末で終了していた量的緩和については、11月から月200億ユーロの資産購入規模で再開する。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがまちまち、パラジウムが続伸。プラチナは、NY高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられ期先2月、8月がマイナス圏となった。パラジウムは、NY高と円安を受けて買い優勢となった。プラチナは、3円安~19円高、パラジウムは、91円高~141円高。

石油

原油先限帳入値36840円(前日比-680円)ガソリン先限帳入値48160円(前日比-450円)灯油先限帳入値55060円(前日比-530円)東京石油市場は、下落。供給過剰懸念や米中貿易協議進展への一時の期待が後退する中で売られ、3日続落した。サウジアラビアのアブドルアジズ新エネルギー相は、サウジは協調減産合意に基づく以上の生産削減を続けるとしつつも、12月の石油輸出国機構(OPEC)総会まで一段の減産が決まることはないだろうと発言した。これを受けて、需給の不均衡に対する警戒感が広がり、原油が売られた。ブルームバーグは12日、米中通商交渉を巡り、トランプ大統領の側近らが追加関税の一部先送りや撤回につながる限定的な合意案の提示を検討したと報道。米中摩擦緩和への期待が一段と高まった。ただ、ホワイトハウス高官がこの報道を否定したと伝わると、過度の期待が後退し、原油の売り圧力が強まった。東京原油は、サウジアラビアやロシアなどが参加した共同閣僚監視委員会(JMMC)で追加減産勧告が見送られたことで、需給バランスの悪化が警戒された。世界経済の減速で石油需要は下振れしている。ただ、米中通商協議の進展が期待されていることが支援要因となっており、下値は広がっていない。円相場が108円前半で円安推移していることも支援要因。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利下げが見通されているものの、円売り・ドル買いが続いている。日中取引開始後、東京原油先限は36850円まで軟調に推移。ただ、売りに勢いはなく、その後はやや切り返しており、37000円の節目を挟んだ上下となっている。来週はFOMCだけでなく、日銀金融政策決定会合や英金融政策委員会も行われる。英国は欧州連合(EU)からの離脱期限を控えており、日銀には追加緩和の報道もあり、円相場を刺激するイベントは豊富である。原油は、550円安~690円安、ガソリンは、350円安~500円安、灯油は、430円安~590円安。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値170.6円(前日比+1.0円)ゴムTSR先限帳入値141.2(前日比0円)東京ゴムRSSは、総じて堅調。上海市場が休場ということもあり、手掛り材料難の中、狭いレンジ内での取引となっている。TSRも、小動きとなっている。東京ゴムRSSは、薄商いの中、狭いレンジ内での取引が続いている。10日の取引終盤に急伸し、昨日は170円台に乗せたが、その後は170円前後での取引が続いている。産地価格をみても、タイ現物価格は45バーツ台での取引が中心となっており、トレンドは感じられない。米中関係に改善がみらたが、上海ゴムも積極的に買われてはいない。このため東京ゴムは、目先、手掛り材料難の中、こう着状態が続く可能性がありそうだ。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値23610円(前日比+450円)東京コーンは、大幅続伸。12日のシカゴ高を背景に夜間取引の後半から終盤に上伸した勢いを引き継ぎ、大幅高。先限は22600円まで上昇。他限月も含め、今日の高値圏で堅調に推移。東京コーンは堅調。シカゴコーンは米農務省(USDA)から需給報告が発表された直後に急落したが、大豆高から持ち直し、堅調な足取りを取り戻した。東京コーン先限は午前1時過ぎに23150円まで上げ幅を削ったが、1時15分頃には強含み、3時半頃に23500円台に乗せた。日中取引で23600円をつけた後、23450円まで上げ幅を縮小したが、早々に23500円台に再上昇し大引けにかけて23600円台を回復した。


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