夕刊:2019/10/01

日経平均は前日の米国市場のプラスの流れを受け前日比129円高。東商金は大陰線の87円安。白金も大幅安で3000円割れを試すのか。

為替

1日の東京外国為替市場で円相場はやや下げ幅を広げた。10時すぎに108円18銭近辺と前日のニューヨーク市場で付けた安値に顔合わせした。10時前の中値決済に向けてドルが不足気味だったもようで、国内輸入企業による円売り・ドル買いが活発だった。日本時間1日朝方の時間外取引で米長期金利が上昇。日経平均株価も上がり、日米金利差の拡大や投資家のリスク運用姿勢の高まりを背景にした円売りも出た。米10年債利回りが1.68%台で推移し、日経平均株価が+170円超の上昇、ダウ先物が+90ドル超の上昇となっていることで108円23銭までじり高に推移。108円50銭にかけてドル売りオーダーが控えているものの、超えるとストップロス買いが控えている。ユーロ・ドルは1.0889ドル、ポンド・ドルは1.2278ドルまで弱含み。日銀が1日に発表した9月調査の企業短期経済観測調査(短観)は、企業の景況感を示す景気動向指数(DI)が大企業・製造業と非製造業がそれぞれ前回6月調査より悪化した。ただ、市場の想定より悪くはないと受け止められ、為替市場の反応は限定されている。

株式(日経平均)

日経平均の株価終値は21885円24銭(前日比129円40銭高)。前日の米国株式相場は上昇。米財務省報道官が中国企業の米株式市場での上場廃止を検討しているとの先週の報道を否定し、買いが先行。中国政府が10月の米中高官協議の具体的な日程に言及したほか、同国企業に対して米国産大豆を報復関税なしに購入することを認めたことが伝わり、米中貿易摩擦を巡る懸念が後退する展開となった。テクニカル面では、日経平均は連日で下ヒゲを残す格好であり、底堅さは意識されている。しかし、上値を切り下げているため、足元の上昇に対する調整といった見方になりやすく、次第に25日線辺りまでの調整が意識されてくる可能性もあるため、7月の抵抗水準であり、現在の支持線として意識される21700円の水準からのリバウンドは理想的。午前中の流れを受け午後に入ってもプラス圏で推移する。上値を強く伺う模様はないもののその日の高値圏でとどまる。

貴金属

金先限帳入値5073円(前日比-87円)銀先限帳入値58.8円(前日比-1.6円)白金先限帳入値3065円(前日比-155円)パラジウム先限帳入値5447円(前日比-31円)東京金、銀は、続落。NY商品取引所の金先物12月限は前日比−33.50ドルの1オンス=1472.90ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは1470.50 1507.20。ナバロ米大統領補佐官(通商製造政策局長)は、「トランプ政権が米国の証券取引所に上場する中国株の上場廃止を検討しているとの報道は事実ではない」との考えを示したことや、ユーロ安を意識して金先物の売りが活発となった。1485ドル以下でストップロスの売りが執行されたとの見方もあった。東京金は、NY市場の流れを引き継ぎ軟調な値動きとなった。寄付き後も下落が止まらず新規売りとロスカットを巻き込みながらの下落となった。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがまちまち。プラチナは、ドル建て現物価格の上昇や円安を受けて期先が買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物価格の上げ一服に上値を抑えられ値を消し始め12月と2月以外マイナス圏。パラジウムは、NY高や円安を受けて買い優勢となった。東商金は終値は安値引けとなる。白金も本日安値圏内で引ける。

石油

原油先限帳入値36550円(前日比±0円)ガソリン先限帳入値49250円(前日比-960円)灯油先限帳入値54300円(前日比-850円)東京石油市場は、総じて軟調。9月30日のNY原油先物11月限は大幅続落。NY商業取引所のWTI先物11月限は前日比-1.84ドルの54.07ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは53.98ドル 56.57ドル。サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコの石油生産能力回復やユーロ安を意識した売りが観測されており、NY原油先物は一時54ドルを下回った。東京原油は、先月14日に攻撃を受けたサウジの石油生産施設が予定通り早期に復旧したほか、イランを巡る緊迫感が後退していることが重しとなっている。ただ、円相場は108円前半で円安推移しているほか、時間外取引でニューヨーク原油は堅調で、国内市場の下げ幅をやや緩和している。東京原油2020年3月限は36540円で発会した後、36410円まで弱含んだ。先限としは2週間ぶりの安値となった。ただ、その後は36680円まで買いが盛り返している。中国市場は本日から来週月曜日まで国慶節の祝日となる。中国は世界最大の原油の輸入国であり、この一週間は流動性が減少する可能性が高い。手がかり次第では、値動きが膨らむ余地もある。午後に入ると円安によって多少値段を戻すものの、ほぼ各限月でマイナス圏で終える。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値158.7円(前日比-1.8円)ゴムTSR先限帳入値148.9円(前日比±0円)午前中のゴムの値動きは上海ゴム主導で値崩れを起こしたが、国慶節で中国勢は連休入りしている。目先は新規手掛かり難から大きく動きづらく、下げ一服から修正高が想定される。午後も軟調で推移。ゴムRSS先限は節目とされる160円をキープできずに終える。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23990円(前日比+390円)東京コーンは、大幅続伸。夜間取引でシカゴコーンの暴騰を背景に値を飛ばした勢いを引き継いでいる。先限は夜間取引で24050円まで上昇し、先限つなぎ足として8月2日以来、約2カ月ぶりの高値をつけた。夜間取引の引け値24030円から上げ幅を縮小したが、24000円を挟んで堅調に推移。東京コーンは堅調。20年9月限として一代高値を更新し、買い方に有利な展開。シカゴ夜間取引が小反落し、序盤は利食い売りの動きも感じられたが、中盤に入り先限が再度、24000円台を試し、強気ムード。前日のシカゴコーンは大豆とともに大幅高。場中に米農務省(USDA)から発表された全米四半期在庫が強気の数字となり、売り越し状態にある投機家の買い戻しで踏み上げ相場となった。午後に入っても値段は高いものの大引けはわずかに24000円をキープできずに終える。


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