夕刊:2019/10/03

東商金は資金の逃避買いを呼び込み、昨日に引き続き大幅上昇。日経平均は昨日の米国市場の弱気なセンチメントを引き継ぎ前日比436円安。東商原油は4桁安。

為替

本日の前場の東京外為市場では、円買いが一服となっている。序盤は、前日のNY市場の流れを引き継ぎ、米景気減速懸念を背景に、円買いが優勢となった。ドル円は、一時106円95銭付近まで下落し、9月24日以来の106円台に沈んだ。だが、その後は、107円台を回復している。しかしストップロスの売りが一巡したあと再度107円を割れてきても不思議ではない。ドル円とともにクロス円も下げ一服となっており、ユーロ円は、一時117円24銭付近まで下落したが、117円38銭近辺に戻している。午後に入ってもドル円は下げ一服となっている。ドル円は序盤に米国の景気先行き不安を背景に軟化し、一時107円割れに沈み、106円97銭付近まで下落したが、すぐ値を戻し107円を挟んで行ったり来たりの状態。

株式(日経平均)

本日の日経平均終値は前日比436円87銭安の21341円74銭。朝方、前営業日比356円39銭安の21422円22銭で寄り付き、その後は下げ幅を一段と拡大している。一時は500円安をつけるも10時半ころには多少値段は戻している。円安の動きで戻してると言えそうだが、為替も安定していないため、午後に入っての値動きも注目される。午後に入るとほぼ横ばいで値段は動かず。21300円近辺を行ったり来たりの展開で方向感に欠く。

貴金属

金先限帳入値5163円(前日比+59円)銀先限帳入値61.1円(前日比+1.1円)白金先限帳入値3070円(前日比+36円)パラジウム先限帳入値5434円(前日比+41円)前場の貴金属の動きは、総じて堅調。金と銀はニューヨーク高を受けて買い優勢となった。プラチナ系貴金属(PGM)もニューヨーク高を受けて堅調となった。昨日発表された、米ISM製造業景気指数の悪化でセンチメントが弱気に傾いたのに加え、予想以下の全米雇用報告を受けて景気の先行き懸念が高まった。ドル安・株安に振れ、金主導で上昇した。ドル安懸念から金の逃避買いの傾向もみられる。金ETF(上場投信)に投資資金が戻っており、予想以下の米経済指標が続くと、貴金属の支援要因になるとみられる。午後は方向感なく持ち合い。しかし、値位置は高いところをキープしており、米景気の先行き懸念を受けて5160円をキープしている。弱気の米経済指標が続くと、再び上値を試すことになりそうだ。

石油

原油先限帳入値35230円(前日比-1290円)ガソリン先限帳入値4桁安。48400円(前日比-1200円)灯油先限帳入値52980円(前日比-1580円)本日前場の東商原油の値動きは概ね全限月で4桁安。10月に入ってもサウジアラビアの供給障害の影響は特に確認できず、逆に在庫積み増し圧力が強くなっていることはネガティブ。その影響で失望売りが加速か。現在は、製油所が定期メンテナンスを迎える時期であり、季節要因に基づく短期需給の緩和圧力も、原油相場に対してネガティブに機能している。後場の取引も前場の流れをうけ4桁安。ここから値を上げるには中東の地政学的リスクの他に新たな材料が待たれるか。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値155.6円(前日比-0.5円)ゴムRSSは、寄り付きでは、ドル円が円高に振れたことやタイ現物価格の下落を受けて、売りが優勢となっている。早朝の円高のところから若干為替は戻しているものの、東京ゴムは、株安、産地安など弱材料が多くみられ、売りが先行する展開となりそうだ。東京RSS先限は、節目の155円を一時割り込んでおり、2018年11月21日の安値151.0円を目指しそうだ。午後に入っても期近限月を中心に軟調。上海ゴム相場は引き続き休場になるが、産地相場の軟化傾向、リスクオフ圧力を背景に、下値模索の展開になっている。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23960円(前日比-160円)東京コーンはまちまち。期先3本が安い。先限は200~350円安の23800円まで軟化。下値を切り上げ、23900円を回復しているが戻りは鈍い。あっさりと支持線とみていた23910円割れ。シカゴ夜間取引が小幅続落。本日はコーン独自のニュースに乏しく為替次第の展開。後場になっても 小動きに。トウモロコシは産地気象環境が注目され、豪雨・洪水被害が報告されると一段高が打診される。逆に天候改善が進むと、利食い売りが膨らみ易くなる。


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