夕刊:2019/10/04

東京金は小幅高。日経平均は米雇用統計控え3日ぶりの小幅反発。

為替

4日の東京外為市場でドル・円はじり安。今月末の米追加利下げ観測が広がるなかドルは主要通貨に対して弱含み、対円では106円70銭台に値を下げた。今週の相次ぐ弱い米経済指標を背景に今晩の9月米雇用統計への警戒感は強く、ドルを売る動きが散見された。ドル円は一時106円71銭まで下押しした。なお、日経平均株価や時間外のダウ先物、米長期金利は様子見姿勢が強く動意に乏しい。ドル・円は早朝の取引では107円手前で推移していたが、足元の低調な米経済指標で連邦準備制度理事会(FRB)による今月末の追加利下げ観測でドル売り基調に。日経平均株価の軟調地合いを手がかりに、ドルは107円71銭まで下落した。日経平均先物はプラス圏で推移し、目先の日本株反転を期待した円売りが観測される。ただ、米株式先物の軟調地合い継続で、今晩の反落を警戒したドル売りに押されている。低水準の米長期金利もドル売りを支援しているもよう。ユーロ・ドルはじり高。全般ドル安に傾くなか、一時1.0971ドルまで値を上げた。なお、豪ドル米ドルも0.6759米ドルまで上昇。8月豪小売売上高は予想を若干下回る結果だったが、反応は限定的だった。ユーロ・円は小安い。ドル・円の下落に引っ張られる形で117円36銭まで小幅に下げた。これまでの参考レンジ:ドル・円:106円71銭-106円93銭、ユーロ・ドル:1.0971ドル-1.0987ドル、ユーロ・円:117円14銭-117円36銭

株式(日経平均)

4日の東京株式市場で日経平均株価は3日ぶりに反発して引けた。前日比68円46銭(0.32%)高い21410円20銭で引けた。(高値21408円58銭-安値21276円01銭)TOPIX:1572.90 +4.03 0.26%高、マザーズ:870.49 +11.02 1.28%高。3日の米株式市場でNYダウは3日ぶりに反発し、122ドル高となった。9月のサプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数がおよそ3年ぶりの低水準となり、一時335ドル安まで下げ幅を広げたが、軟調な経済指標が続いたことで利下げを予想する見方が強まった。10月に入ってからの下落ペースが行き過ぎとの思惑もあり、引けにかけて上昇する展開となった。ただ、円相場が106円台後半と円高方向に振れており、日経平均はやや売りが先行して25円安から始まった。朝方はプラス圏に浮上する場面も見られたが、その後小安い水準でこう着感を強めた。ひとまず21200円台に位置する75日移動平均線水準で下げ渋っているが、同線や200日移動平均線を下回ってくると一段の下落の可能性も意識される。前日の米株式相場が利下げの思惑などから上昇したため、日経平均も小幅ながら上げる場面があった。ソフトバンクグループ(SBG)など値がさ株を中心に買いが入り、指数を下支えした。今晩の米雇用統計発表だけでなく、来週10日からは米中の閣僚級貿易協議が開催される見通しとなっており、これらの結果を受けて日経平均が再び大きく振らされる可能性もある。

貴金属

金先限帳入値5170円(前日比+7円)銀先限帳入値60.2円(前日比-0.9)白金先限帳入値3043円(前日比-27円)パラジウム先限帳入値5380円(前日比-54円)東京金、銀は、総じて反発。米景気減速懸念を強める新たな指標の悪化を受けて買われ、3日続伸した。相場は2日夕方以降、新規の手掛かり材料待ちで方向感が出ず、1505ドル付近をほぼ横ばいに推移。3日早朝に発表された最新週の米新規失業保険申請件数に対する反応も鈍かった。しかし、ISMが午前に9月の非製造業景況指数を発表すると、一転して買いが優勢となり、上昇。同指数は52.6 と、前月の56.4から大きく低下し、10年3カ月ぶりの低水準となった製造業景況指数(1日発表)と合わせて米景気の減速懸念を強める内容だった。ただ、その後はFRBによる追加利下げへの期待が浮上し、相場は上げ幅を一部縮小。シカゴ連銀のエバンズ総裁が「適切な政策なら調整には極めてオープンだ」と述べたことなどがきっかけとなった。東京金は、小じっかり。午前中は、ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の押し目が買われたが、円高に上値を抑えられた。午後に入ると、今夜の米雇用統計の発表待ちで小動きとなった。予想以下の米ISM非製造業総合指数が支援要因となったが、株高を受けて上げ一服となった。一方、円相場は106円台後半の円高に振れた。銀は、まちまちとなった。金は、5円高~20円高、銀は、0.9円高~2.0円高。CMEグループのフェドウオッチによると、ISMの非製造業総合指数を受け、金利先物市場が織り込む10月29-30日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)での25bpの利下げ確率は92.5%と、前日の77%から上昇した。プラチナ系貴金属(PGM)は、軟調。プラチナは、円高を受けて先限が小幅安で始まった。その後は、一部限月がマイナス圏へ下落時始め、すべての限月の上値が重くなり軟調な展開となった。パラジウムは、NY安と円安を受けて売り優勢となった。プラチナは、3円安~27円安、パラジウムは、27円安~128円安。

石油

原油先限帳入値35370円(前日比+140円)ガソリン先限帳入値48990円(前日比+590円)灯油先限帳入値52870円(前日比-110円)東京石油市場は、総じて反発。NY市場は、世界的な景気減速懸念を背景とした売りが先行した後、値頃感の買い戻しに下げ幅を縮小したものの、8営業日続落となった。ISMが3日発表した9月の非製造業景況指数は52.6と、前月から低下、市場予想の55.0も下回った。1日公表のISM製造業景況指数は10年3カ月ぶりの低水準となっており、中国や欧州だけでなく米国の景気減速への懸念が一段と高まり、相場は一時50.99ドルまで下落した。ただ、売り一巡後は旺盛な買い戻しが入り、朝方の下げ幅をほぼ一掃。外国為替市場でドルが対ユーロで下落に転じ、ドル建てで取引される商品に割安感が生じたことも原油の買いを後押しした。追加利下げ期待を背景に株価が持ち直したことも支援要因となった。午前の東京石油市場では、製品を中心に上昇。原油は強含み。昨日の海外原油は売り一巡後に切り返して引けており、国内市場でも買い戻しが優勢となっている。ただ、米ISM製造業景気指数、非製造業景気指数を背景に景気減速懸念が強まっており、石油需要の下振れ見通しは根強い。円相場は106円後半で前日よりも円高水準にある。時間外取引でニューヨーク原油はしっかり。日中取引開始後、東京原油先限は35400円まで強含み。夜間取引で34200円まで下落し、昨年12月以来の安値をつけた後は売りが巻き戻されている。今晩は9月の米雇用統計が発表される。ISM発表の米製造業・非製造業景気指数で雇用指数も低下を続けており、雇用の鈍化が警戒されている。米非農業部門雇用者数(NFP)や賃金の伸びに目を向けたい。原油は、100円高~180円高、ガソリンは、590円高~660円高、灯油は、200円安~10円高。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値157.1円(前日比+1.5円)ゴムTSR先限帳入値148.9(前日比0円)東京ゴムRSSは、まちまち。寄り付きでは、円高やタイ現物価格の下落などを受けて、売りが先行した。その後も、売り物がちの展開となっていたが週末要因からか買戻しが入りまちまちの動きとなった。TSRは、4月限のみ約定している。TSRは、3月限のみ約定し、同変わらずの148.9円で推移している。東京ゴムRSS先限は、タイ現物価格の下落を受けて、じり安調の展開が続いている。今日の取引では、154.5円まで下落する場面があった。タイ現物価格から輸入採算価格を計算すると153円台となる。現在、東京先限は154円台で取引されており、まだ1円くらいの下値余地はありそうだ。この下のポイントだが、昨年11月21日の安値151.0円が意識される。タイ現物価格が下落すれば、同水準を試す可能性もありそうだ。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値23930円(前日比-30円)東京コーンは、まちまち。序盤は出合いのない期近11月限を除き、買い先行。閑散商いのなか、先限から上げ幅を削り弱含みとなり、期先7月限がつれ安。閑散商いで玉の出方次第だが、円高やシカゴ夜間取引が小幅安で推移を嫌気した小口の手じまい売りが先行ムード。東京コーン先限は日中取引で23920円まで下落。大引けでは24000円を維持していたが、大台割れで引けた。


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