夕刊:2019/10/07

米国雇用統計を受けた週明けの東京金、白金とも小幅下落、東京石油関連は、堅調、日経平均株価も小幅下落

為替

7日の東京外国為替市場でドル円はもみ合い。日米株価指数が戻りの鈍い動きとなったうえ、時間外の米10年債利回りが1.50%台まで低下したことで106円69銭付近まで下押しした。もっとも、中国・香港市場が休場で市場流動性が低下するなか、一段安ともならず、株安・金利低下が一服すると買い戻しが入るなど方向感がない。ユーロ・ドルは伸び悩み。米長期金利の低下を受けて1.0990ドルまで上げたが、先週末高値1.0998ドルや3日高値の1.0999ドルなど1.1ドル手前でのレジスタンスが意識されると買いは一服した。ユーロ・円は117円30銭を挟んだもみ合いが続いている。これまでの参考レンジ:ドル・円:106円54銭-107円05銭、ユーロ・ドル:1.0967ドル-1.0995ドル、ユーロ・円:117円02銭-117円45銭

株式(日経平均)

7日の東京株式市場で日経平均株価は小幅反落して引けた。前日比34円95銭(0.16%)低い21375円25銭で引けた。(高値21475円28銭-安値21328円26銭)TOPIX:1572.75 -0.15 0.01%安、マザーズ:868.42 -2.07 0.24%安。前週末の米株式相場の上昇を受けて朝方は買いが先行したが、週内に閣僚級協議の開催を控える米中の貿易交渉が難航するとの警戒が強くなり、売りに押される展開となった。シカゴ市場での米株価指数先物の下落も、今晩の米株式相場が下落すると懸念した売りにつながった。米ブルームバーグ通信は7日朝、「中国の当局者は、トランプ米大統領が求める幅広い通商協定に合意することに一段と消極的な姿勢を示している」と報じた。関係者の話として、米国が求めてきた中国の産業政策や政府補助金の改革に関するコミットメントを盛り込まない提案をすると伝え、両国間の交渉妥結に向けた進展期待が後退し、相場の重荷となった。内閣府は14時に8月の景気動向指数速報値を発表し、統計の結果から機械的に判断される景気の基調判断を「下げ止まり」から「悪化」に変更した。「悪化」の表現は4月以来4カ月ぶりだが、株式市場では現時点で反応は限られている。シカゴ市場での米株価指数先物の下落や外国為替市場での円高・ドル安進行が一服し、売りが一巡した。一方、米中貿易協議への不透明は根強く、買いの勢いも乏しい。

貴金属

金先限帳入値5161円(前日比-9円)銀先限帳入値60.3円(前日比+0.1)白金先限帳入値3033円(前日比-10円)パラジウム先限帳入値5376円(前日比-4円)東京金は、小幅安。銀は、まちまち。週末4日の金現物相場はしっかり。ただ、予想よりも良い米雇用統計を受け、連邦準備制度理事会(FRB)が年内に積極的に利下げするとの見方が後退し、上げ幅を削った。週間では上昇となる見通し。NY商品取引所の金先物中心限月の清算値は0.1%安の1512.90ドル。9月の米就業者数の伸びは小幅だったが、失業率が約50年ぶり低水準の3.5%となり、リセッション(景気後退)寸前に至っているとの懸念が和らいだ。就業者数はここ数年で最大の落ち込みとなるかもしれないとの見方があったが、そうはならなかった。金はFRBの追加利下げを当てにしている。米短期金利先物トレーダーらは4日、FRBが次回会合から2回続けて利下げするとの予想を取り下げた。東京金は、小幅安でもみ合い。午前中は、NY安を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高となったが、ドル建て現物相場の底堅い値動きが下支えとなった。午後に入ると、次の材料待ちで、もみ合いとなった。5169円で上値を抑えられた。米雇用統計で失業率が約50年ぶりの低水準となり、ドル高に振れたことが圧迫要因になった。ただその後はドル高が一服し、下支えとなった。一方、円相場は106円台後半で円高に振れたが、午後に入ると、小動きとなった。銀は、まちまちとなった。金は、5円安~12円安、銀は、0.8円安~0.1円高。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。プラチナは、NY安を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高となったが、ドル建て現物相場の底堅い値動きが下支えとなった。パラジウムは、小幅安となる場面も見られたが、NY高を受けて押し目は買われまちまちの展開となった。プラチナは、10円安~27円安、パラジウムは、4円安~44円高。

石油

原油先限帳入値35780円(前日比+410円)ガソリン先限帳入値49540円(前日比+550円)灯油先限帳入値52890円(前日比+20円)東京石油市場は、総じて堅調。4日の米欧石油市場の原油先物相場は反発し、約1%上昇した。9月の米雇用統計が底堅い内容だったため、世界経済の減速により原油需要が落ち込む不安が緩和された。ただ、週間ではブレントが5.7%安、WTIが5.5%安と、ともに下落率が7月以来の大きさとなり、前週から続落した。米労働省が発表した9月の雇用統計は、失業率が3.5%と約50年ぶりの低水準まで下がった。ただ、これに先立って発表された一連の経済指標は弱い内容で、9月の製造業景況指数が約10年ぶりの低水準に悪化、非製造業景況指数も2016年以来の低さとなった。製造業の苦境は現在、従来堅調だったサービス業に波及しつつある。これは原油需要にとって良い材料ではなく、結局、輸送需要も減退させる。サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は、同国の産油量が石油関連施設に対する攻撃前の水準に回復したと明らかにした。市場予想より早いサウジの産油量回復は、投資家筋が市場に高い供給リスクを織り込むのを一気にやめざるを得なくなったことを意味する。東京石油市場では、原油、ガソリンが上昇。灯油は小幅まちまち。原油、ガソリンが序盤から海外原油高を背景に夜間取引で買い優勢となった流れを引き継ぎ、堅調に推移。灯油はガソリン、原油高に支援され、期先が一時、小高くなったが、買いが続かず、期先が弱含みとなり、マイナスサイドに軟化。原油先限は35600円台で堅調に推移。原油先限は、日中取引で35540円まで上げ幅を縮小する場面があったが、35500円の節目を試す前に再度、強含みとなった。ただし閑散商いで積極的な打診買いが進んでいる感じはない。週明けのニューヨーク原油時間外取引が小反落、日経平均株価が小幅安で推移。円相場は106円台後半で安もちあいと外部環境に不安要素はあるが、閑散に売りなし商状。原油は、300円高~470円高、ガソリンは、250円高~650円高、灯油は、50円安~80円高。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値155.9円(前日比-1.2円)ゴムTSR先限帳入値148.9(前日比0円)東京ゴムRSSは、まちまち。ゴム相場は、序盤最近の下落に対する、自律反発したが徐々に値を消し始めマイナス圏となっている。ただ、商いは盛り上がりを欠いている。TSRは、4月限のみ約定している。東京RSS先限は、3日に154.3円まで下落後は、地合いを引き締めている。明日から、上海ゴムが再開されることもあり、上海市場が休場中の下落に対するポジション調整の動きもあるようだ。目先、160円付近まで戻す可能性もありそうだ。先週の東京RSSは、やや売られ過ぎの感もあり、産地価格が下げ渋れば、今週は戻りを試すことになりそうだ。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値24070円(前日比+140円)東京コーンは、総じて上昇。4日のシカゴは軟調に引けたが、東京コーンはシカゴ夜間取引が反発し先高感から、地合いを引き締め、期先2本が150円高。先限は24000円台を回復。期近11、1月限は出来ず。東京コーンは先限は日中取引で24090円まで上昇。早々に24000円台を回復しており、強気ムード。


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