夕刊:2019/10/18

東京金、白金とも小幅なレンジ取引、ドル・円朝方109円手前で失速、日経平均年初来高値更

為替

18日の東京外為市場でドル・円は上げ渋りで膠着相場。日本株高を背景に円売りが先行したが、ブレグジットへの期待感が弱まりつつある。ドル・円は、日経平均株価の前日比100円を超える上昇が好感され、円売り先行で108円70銭まで値を上げる場面もあった。ただ、中国の国内総生産(GDP)の予想下振れを受け、円売りが抑制されドルは失速。ドル円は、英国議会でのブレグジット合意の承認や米中通商部分合意の決着を控えて、108円台半ばで推移。これまでの取引レンジ:ドル・円108.48円~108.70円、ユーロ・円120.67円~120.99円、ユーロ・ドル1.1125ドル~1.1135ドルで推移した。

株式(日経平均)

18日の東京株式市場で日経平均株価は小幅続伸して引けた。前日比40円82銭(0.18%)高い2万2492円68銭で引けた。(高値2万2649円85銭-安値2万2466円26銭)TOPIX:1621.99 -2.17 0.13%安、マザーズ:840.36 +3.04 0.36%高。17日の米株式市場でNYダウは反発し、23ドル高となった。機械のハネウェル・インターナショナルや金融大手モルガン・スタンレーの決算が市場予想を上回った。英国の欧州連合(EU)離脱を巡り両者が合意したことも好感されたが、英議会で反発の声が相次ぎ、承認が得られるか不透明との見方から伸び悩んだ。日経平均は米企業決算を受け、業績改善期待から76円高で始まった。朝方は22600円手前でもみ合う場面が続いたが、取引時間中に発表された中国の7~9月の実質国内総生産(GDP)成長率が過去最低を更新し、中国政府が景気対策を強化するとの期待が膨らんだ。上げ幅は一時200円に迫り、取引時間中として昨年12月3日以来の高値を付ける場面があった。英国の欧州連合(EU)離脱問題への懸念がやや後退し、企業業績の底入れ期待から海外勢の買いが続いた。半導体受託生産(ファウンドリー)大手の台湾積体電路製造(TSMC)が17日、設備投資計画を上方修正し、スクリーンなど一部の半導体製造装置関連に買いが集まった。

貴金属

金先限帳入値5190円(前日比-5円)銀先限帳入値61.0円(前日比+0.4)白金先限帳入値3104円(前日比+2円)パラジウム先限帳入値5798円(前日比-40円)東京金、銀は、まちまち。NY金現物相場は、対ユーロでのドル安などを受けて買われ、続伸した。英国のEU離脱を巡る修正合意を受けて、投資家のリスク回避姿勢が和らぐ中、外国為替市場ではドル安・ユーロ高が進行。ドル建てで取引される金塊などの商品に割安感が広がり、金買いを後押しした。米指標がさえず、米景気の先行き懸念が強まったことも、「安全資産」としての金需要を支えた。米中貿易協議の行方を巡る根強い懸念やシリア情勢を巡る地政学的リスクへの警戒感も相場を支えた。東京金は、小幅高。午前中は、ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、小じっかりで推移したが、円安一服を受けて上げ一服となった。午後に入ると、小幅高で推移した。先限は、5202円で上げ一服となった。弱気の米経済指標などを受けてドル安に振れたことが支援要因になった。円相場は108円台後半で円安が一服した。銀は、円安とNY高を受けて堅調となった。金は、5円安~4円高、銀は、0.4円高。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがまちまち。プラチナは、NY高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安などを受け堅調となった。パラジウムは、NY安を受けて反落となった。プラチナは、4円安~7円高、パラジウムは、7円安~54円安。パラジウムは、NY市場で史上最高値1782.97ドルを付けた後、上げ一服となった。

石油

原油先限帳入値37240円(前日比+150円) ガソリン先限帳入値51570円(前日比+350円)灯油先限帳入値54740円(前日比+250円)東京石油市場は、総じて軟調。NY原油先物相場は、米原油在庫の大幅増加を嫌気した売りが先行したものの、あとプラス圏に切り返し、続伸した。米石油協会(API)が16日夕方に発表した週報によると、11日までの1週間の国内原油在庫は1050万バレル増加し、市場予想(ロイター調査)の290万バレル増を大きく上回る積み増しとなった。これを受けて、需給の緩みに対する警戒感が広がり、相場はマイナス圏に転落。17日朝にかけては、53ドル挟みのレンジで軟調に推移した。続いて、米エネルギー情報局(EIA)が17日午前に発表した同期間の統計でも、原油在庫は930万バレル増と、市場予想の3倍超の積み増しを記録。米国は9月、イラン産原油を輸送したとして、中国海運最大手・中国遠洋運輸集団子会社などを制裁対象に加えており、その影響で在庫が拡大したとの見方がある。また、精製所の稼働率低下も在庫拡大の一因とみられている。ただ、EIA週報では、ガソリンとディスティレート(留出油)がそろって予想よりも大幅な在庫取り崩しを示したほか、英国とEUが離脱案の見直しを巡る交渉で合意したとの報が投資意欲を支え、徐々に買い戻しが優勢となった。東京石油市場は堅調。米エネルギー情報局(EIA)の週報で、石油製品の在庫減少が続いたことが海外原油を押し上げた。英国の欧州連合(EU)からの合意なき離脱懸念も後退している。ただ、時間外取引でニューヨーク原油は弱含んでおり、円相場が108円後半で前日よりも円高水準にあることは上値を抑えている。日中取引開始後、東京原油先限はやや強含んでおり3万7440円まで堅調に推移。ただ、夜間取引の高値である3万7490円を試すような勢いはない。サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコは、20日に予定していた新規株式公開(IPO)の正式発表を延期すると伝わった。先月、サウジ石油施設が攻撃を受けており、業績への影響が明確になるまで見送るようだ。ただ、正式発表は数週間程度の先送りにとどまる見通し。原油は、150円高~350円高、ガソリンは、50円高~350円高、灯油は、170円安~290円高。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値166.0円(前日比+2.2円)ゴムTSR先限帳入値148.9(前日比0円)東京ゴムRSS3号は、総じて上昇。寄り付きでは、前日の夜間取引の引けと同値圏で推移した。その後、日中取引の上海ゴムがしっかりとなっていることから。総じて買いが優勢となっている。ただ、当限は売り物がちの展開となり、マイナスサイドに沈んでいる。TSR20は、11月限と4月限のみ約定している。東京RSS先限は、165円台での取引となっている。10月4日以降、ジリ高で推移している。ただ、15日、そして昨日と165円台では切り返されており、今日の取引で、同水準にしっかり乗せれることができるか注目された。これに成功すれば、目先、170円を目指した展開もありえる。ただ、現在、積極的にゴムを買うような材料がないことから、同水準で切り返されるようなら、目先、160~165円付近でのレンジ取引となりそうだ。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値24380円(前日比-60円)東京コーンは、期近、期先を除き上昇。前日のシカゴ高を映し、夜間取引で堅調な値動きとなったことを引き継ぎ、取引を開始。先限は序盤の取引で2万4600円を試すまで上昇。上げ幅を縮小し、2万4500円を割り込んでいるが、小幅高を維持していたが午後に入り20年11月限は発会値2万4500円をわずかに下回った。まだ買い方に有利にあるとは言えない価格水準。引き続き2万4500円台定着の買いエネルギー不足。シカゴコーン期近12月限が4ドル(400セント)再挑戦の期待が持てる値位置にあるが、東京コーンの新規買いは伸び悩み気味。


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