夕刊:2019/10/23

日経平均3日続伸で年初来高値更新、金、銀、白金、パラジウムは、総じて軟調。原油小幅高

為替

23日の東京外為市場でドル・円は下落。海外時間で108円台後半で軟調に推移した。朝方高よりした日経平均が直後に急落したことでドル・円も追随し108.25円を付けた。また、ブレグジットの不透明感で円買いに振れやすいなか、108円前半の押し目買いで下げは限定的となった。ドル・円は、英国議会でブレグジットに関するジョンソン首相の議事進行動議が否決され、不透明感からポンド・円が弱含んでいる。それを受け日本株や上海総合指数が下げ、ややリスク回避の円買いに振れた。目先の日本株は下げ渋るとの見方から円買いは後退。米株式先物の軟調地合いでドル買いは入りづらいが、国内勢の押し目買いで108.30円台でもみあった。ユーロ・円も戻りが鈍い。ドル・円と同様に戻りの鈍い動きとなり、120.43円付近まで売りに押される場面も見られた。ユーロドルは小安い。ユーロ・円などの下げにつれて1.1119ドルまで弱含んだ。これまでの参考レンジ:ドル・円:108.25円-108.51円、ユーロ・ドル:1.1119ドル-1.1137ドル、ユーロ・円:120.43円-120.78円

株式(日経平均)

23日の東京株式市場で日経平均株価は続伸して引けた。前日比76円48銭(0.34%)高い2万2625円38銭で引けた。(高値2万2648円81銭-安値2万2457円89銭)TOPIX:1638.14 +9.54 0.59%高、マザーズ:853.80 +8.59 1.02%高。米株式市場でNYダウは、22日に39ドル安と一進一退だった。中国の劉鶴副首相が米中貿易協議の進展を示唆したことが好感される一方、決算が嫌気された外食のマクドナルドや保険のトラベラーズがNYダウを押し下げ、英国の欧州連合(EU)離脱を巡る不透明感も相場の足かせとなった。日経平均は米中協議の進展や企業業績の改善への期待を背景に70円高で寄り付いたが、朝方には一転して一時22457.89円(91.01円安)まで下落。その後も21日終値を挟んで上下に振れ、方向感に乏しい展開となった。先週まで日経平均主導の急ピッチの株高を見せていたため、先行する海外企業の決算を受けて業績見極めムードが早くも台頭してきた模様。底打ち期待が高まる半導体関連製品も先行きへの見方は強弱分かれている。決算で実際の事業環境が見えてくるにつれ、銘柄選別の動きが強まる可能性がある。今日の日本電産を皮切りに主要企業の決算発表が始まる。

貴金属

金先限帳入値5175円(前日比-16円)銀先限帳入値61.0円(前日比-0.7)白金先限帳入値3121円(前日比-9円)パラジウム先限帳入値5779円(前日比-25円)東京金は、まちまち。銀は、総じて小幅高。NY金現物相場は、ほぼ横ばい。英国のEU離脱問題をめぐる混乱が金相場を支える一方、外国為替市場では対ユーロでドルが強含んでドル建て商品の割高感を高め、金の上値を抑えた。米株式相場が米中貿易協議の進展期待などを背景に堅調に推移する中、安全資産としての金も売りに押された。ただ、決め手となる材料がこの日は少なく、相場の値動きは総じて限定的だった。来週のFOMCを控え、早くも様子見ムードが広がっている面もある。東京金は、安値もみ合い。午前中は、ドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場が下げ一服となったが、リスク回避の円高を受けて軟調となった。午後に入ると、ドル建て現物相場や円相場の小動きを受け、安値もみ合いとなった。5169円で下げ一服となった。英国の欧州連合(EU)離脱に対する不透明感からリスク回避の動きとなった。ただ短期の離脱延期の可能性もあり、金の上値は限られた。一方、円相場はリスク回避の動きを受けて108円台前半の円高に振れた。銀は、ドル建て現物相場の下落を受け先限が売り優勢となった。金は、19円安~10円安、銀は、0.7円安。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが下落。プラチナは、ドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まった。その後は、リスク回避の円高やドル建て現物相場の上げ一服を受けて軟調となった。パラジウムは、ドル建て現物相場の下落を受けて期先3本が売り優勢となった。プラチナは、5円安~11円安、パラジウムは、25円安~327円高。

石油

原油先限帳入値37210円(前日比+150円) ガソリン先限帳入値51530円(前日比+250円)灯油先限帳入値54390円(前日比+40円)東京石油市場は、軟調。NY原油先物相場は、米中貿易協議進展への期待を背景に買いが優勢となり、3営業日ぶりに反発した。トランプ米大統領は21日、米中通商合意の「第1段階」について、11月中旬に開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて署名したい意向を強調。中国の楽玉成外務次官は22日、両国間の協議は幾分前進したとした上で、互いに敬意を払えばいかなる問題も解決可能だとの見方を表明した。協議の進展に楽観ムードが漂う中、市場のリスク選好意欲が改善し、相場は一時54.62ドルまで上昇した。ただ、買い一巡後は伸び悩む展開。米官民による在庫週報の発表を22日夕、23日午前に控えて、国内原油在庫の積み増し予想が投資家心理を圧迫した。ロイター調査によると、18日までの1週間の米原油在庫は前週比220万バレル増と、6週連続で積み増しとなったもよう。一方、ガソリン在庫は230万バレル減、ディスティレート(留出油)在庫は280万バレル減と、ともに取り崩しが見込まれている。東京石油市場は買い優勢。石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国が追加減産を検討すると伝わったほか、米中通商協議の前進期待が支援要因。ただ、景気減速に伴う石油需要の下振れ懸念は引き続き重し。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で原油在庫が市場予想以上に増加したことも国内市場の上値を抑えている。時間外取引でNY原油は軟調。円相場は108円前半でやや円高推移。日中取引開始後、東京原油先限は3万7200円付近で小幅高。3万7270円まで強含む場面はあったが、上値は伸びず。明日、ユーロ圏やドイツの10月の購買部担当景気指数(PMI)速報値が発表される。今月の米中通商協議が第1段の合意に達したことが、世界的な景気減速懸念を増幅させている欧州のPMIを下支えしているならば、景気見通しをやや改善させそうだ。今週末には10月のドイツIfo景況感指数も発表される。原油は、40円高~190円高、ガソリンは、230円高~290円高、灯油は、40円高~210円高。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値170.4円(前日比+4.6円)ゴムTSR先限帳入値148.9(前日比0円)東京ゴムRSS3号は、総じて軒並み高。寄り付きでは、上海高を好感して、買いが先行して寄り付いた。ただ、その後は、伸び悩みをみせている。TSR20は、4月限のみ約定している。東京先限は、寄り付き直後に9月18日以来の高値となる171.4円まで一時水準を引き上げた。ただ、その後は、上値が重くなり、上げ幅を縮小している。目先、170円台で値固めができるかが焦点となりそうだ。これに成功すれば、9月18日の高値173.1円を試そう。同水準を上抜くと、8月19日の高値174.4円を目指す展開か。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値23980円(前日比-140円)東京コーンは、下落。21日のシカゴコーンが軟調に引け、その後、戻り鈍く、中心限月の期近12月限が390セント割れで推移を背景に売りが先行する展開。期先3本は下値を切り上げているが、3ケタ安で推移。東京コーンは続落。出来高が300枚に満たない薄商いで売り込まれている商状ではないが、戻りは鈍い。先限は2万4020円まで戻したが、戻り売りが待ち受け、2万3900円台後半で安もちあい。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。