夕刊:2019/10/24

日経平均株価連日の年初来高値更新、白金、原油大幅高、金、銀堅調

為替

24日の東京外為市場でドル・円は小幅反落。「合意なき」ブレグジット回避の思惑で円売りが先行したが、安全通貨のドルも売られ方向感の乏しい値動きとなった。ドル・円は、英国の欧州連合(EU)離脱が3カ月延期される方向で、「合意なき」回避の期待感で日経平均株価が前日比100円超高の堅調地合いとなった。それを受け、リスク選好的な円売りが主要通貨を押し上げた。ただ、同時にドルも主要通貨に対して売られ、ドル・円は上昇が抑えられた。テクニカルでもドル・円は先週から108円近辺の21日移動平均線と109.07円の200日移動平均線の間で横ばい推移が継続しています。円は対ユーロでも反落した。対ドルでの円売りが対ユーロに波及した。ユーロは対ドルで反発した。これまでのレンジ:ドル・円:108.54円-108.69円、ユーロ・ドル:1.1129ドル-1.1147ドル、ユーロ・円:120.83円-121.03円

株式(日経平均)

24日の東京株式市場で日経平均株価は連日年初来高値を更新して引けた。前日比125円22銭(0.55%)高い2万2750円60銭で引けた。(高値2万2780円99銭-安値2万2704円33銭)TOPIX:1643.74 +5.60 0.34%高、マザーズ:861.52 +7.72 0.90%高。前日の海外市場では、ボーイングの決算が好感されたほか、欧州連合(EU)が英国の離脱延期申請を全会一致で支持したことで、合意なきEU離脱への懸念が後退し、米主要3指数は揃って反発。為替市場が108円台後半と円安・ドル高が進行するなか、東京株式市場は朝方から買いが先行した。23日の米SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)下落の一因となったテキサス・インスツルメンツ決算反応については前日の東京市場で既に織り込まれており、今日はハイテク株の一角に自律反発の動きがみられた。また、通期業績見通しを下方修正した日本電産は朝方に出た売り一巡後は下げ渋る展開となっている。日本電産による通期営業利益予想の下方修正に関しては、先行投資分の追加費用300億円を織り込んだことが背景にあり、実質ベースでは上方修正の形になったことから、ネガティブな反応は限定的。市場のセンチメントに悪影響を与えなかったことは、安心感に繋がる可能性がある。これにより、本格化する日本企業の上半期決算を前に、今後のアク抜け感や業績底入れ期待の高まりつつある半導体関連株への買い戻しには注目が集まる。

貴金属

金先限帳入値5196円(前日比+21円)銀先限帳入値61.0円(前日比-0.7)白金先限帳入値3238円(前日比+117円)パラジウム先限帳入値5757円(前日比-22円)東京金、銀は、反発。NY金現物相場は、英国の欧州連合(EU)離脱の先行きをめぐる不透明が再燃する中、安全資産としての需要が高まり、4営業日ぶりに反発した。英下院は22日、欧州連合(EU)離脱に必要な関連法案(EU離脱協定法案)を24日までの3日間で迅速審議するよう求めた政府の提案を反対多数で否決し、首相が目指す31日までのEU離脱実現が難しくなった。これを受けて、安全資産とされる金に「質への逃避買い」が入った。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)を29、30両日に控え、追加利下げ観測が強まっていることも、金利を生まない資産である金の支援材料となった。東京金は、高値もみ合い。午前中は、NY高と円安を受けて買い優勢で始まったのち、円安一服に上値を抑えられたが、ドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けて地合いを引き締めた。午後に入ると、次の材料待ちでもみ合いとなった。英国の欧州連合(EU)離脱に対する不透明感などが支援要因になった。一方、円相場は108円台後半で円安が一服した。銀もNY高と円安を受けて買い優勢となった。金は、18円高~28円高、銀は、0.1円高~0.3円高。英国が今月末にEUから離脱することは難しくなったことから、トゥスクEU大統領は離脱期限を来年1月末まで延期する英政府の要請を受け入れるよう加盟国に提案したと報じられている。EU加盟国による会合でトゥスク大統領の提言が検討されるようだが、23日までに結論は出なかった。報道によると、25日にEU加盟国の会合が再度開かれるもようであり、市場では、EUは3カ月の延期を容認するとの見方も広がっているが、マクロン仏大統領は離脱期限を11月15日までとすることを要望しているという。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが大幅反発。プラチナは、NY高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安は一服したが、ドル建て現物相場の押し目が買われたことを受け堅調となった。パラジウムは、NY安を受けて期先2本が売り優勢となった。プラチナは、106円高~118円高、パラジウムは、28円安~20円高。プラチナは、9月30日以来の高値923.33ドルを付けた。金が堅調に推移する中、11日の戻り高値90.15ドルを上回りテクニカル要因の買いが入った。

石油

原油先限帳入値38230円(前日比+1020円) ガソリン先限帳入値52240円(前日比+710円)灯油先限帳入値55350円(前日比+960円)東京石油市場は、上昇。NY原油先物相場は、米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油在庫などが減少したことを好感し、上伸した。EIAが発表した週間在庫統計では、原油在庫が前週比170万バレル減と、市場予想の220万バレル増に反して取り崩しとなった。さらに、ガソリン在庫は310万バレル減(予想230万バレル減)となった。これを受けて、需給の不均衡に対する警戒感が後退し、原油は急速に買い進まれた。また、米メディアが関係筋の話として、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国が12月の次回会合で原油の減産幅の拡大を検討する方針だと報じたことも、原油の買い材料となったもようだ。東京石油市場は上昇。米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油在庫が減少したことが好感された。円相場が108円後半まで円安推移したことも支援要因。ただ、英国の欧州連合(EU)からの離脱を巡る不透明感が根強いほか、来週には米連邦公開市場委員会(FOMC)が予定されており、上値を追う動きはみられない。時間外取引でNY原油は反落の動き。日中取引開始後、東京原油先限は3万8000円台まで上げ幅をやや削ってたが大引けにかけて再度買いなおされた。夜間取引の高値である3万8390円から押し戻されている。昨日、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で留出油の在庫は過去5年平均の下限を一段と下回った。昨年12月以来の低水準となっている。足元の石油需要は昨年と比較してやや強く、製油所稼働率が多少上向いても留出油の在庫減少が続く可能性がある。原油は、270円高~1020円高、ガソリンは、390円安~840円高、灯油は、900円高~1020円高。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値168.8円(前日比-1.6円)ゴムTSR先限帳入値148.9(前日比0円)東京ゴムRSS3号は、総じて安い。寄り付きでは、前日の東京夜間の下げ幅が大きかった反動から、買いがやや優勢となり、下げ幅を縮小させた。その後は、手掛り材料難の中、小動きとなっている。TSR20は、4月限のみ約定している。上海ゴムの中心限月1月限は、前日の取引で1万1990元まで上昇したが、1万2000元目前で切り返された。日本市場が休場中に上海ゴムは地合いを引き締めたものの、特に目立った買い材料は見当たらなかった。産地価格も崩れてはいないものの、積極的に買われてはいない。上海ゴム1月限の戻りが、1万2000元前後で抑えられるなら、東京ゴムも期先を中心に売り圧力が強まるだろう。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値24150円(前日比+170円)東京コーンは、期先4本が反発。シカゴコーン小幅安も前日の下落で織り込み済みとなり、前半から期先は買い優勢となり、堅調。先限は2万4020円まで強含み。新規材料不足で閑散商い継続だが、売り物薄で修正高を継続。東京コーンは先限が小幅高。新しい買い材料はないが、昨日の下落で下げ過ぎ感が台頭し、取組の多い期先9月限は2万3800円を試すまで上げ幅を拡大。昨日まで先限は日足が3日連続の陰線引け。このまま2万4000円台で堅調に推移し、押し目底確認で大引け。


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