夕刊:2019/10/25

日経平均は週末でもしっかり。東商金はレンジ上抜けの高値引け。パラジウムは暴騰で126円高。

為替

本日の東京外為市場では、もみ合いとなっている。米債利回りは低下しているものの、これに対する反応は薄く、主要通貨は狭いレンジ内での取引となっている。ドル円は、108.65付近、ユーロドルは1.1100前後で推移している。クロス円も動意に欠ける展開となっており、ユーロ円は120.60近辺で取引されている。午後に入っても、ドル円は108円50銭-75銭のレンジ取引が継続。上下ともに目立った動意を見せていない。リスク選好の動きが優勢でドル円の支えも、109円手前の売りを崩すほどの勢いも見られず。一方、目立ったのはオセアニア通貨の上昇。豪ドルは対ドルで午前中に0.6809を付けていたが、ここにきて0.6830台まで。人民元高や上海総合の上昇などが見られ、中国買いの中で、豪ドルやNZドルもしっかりの展開に。その他通貨も小動きとなっており、ユーロドルは朝から7ポイントレンジ。EU離脱期限延長に関するEUからの返答待ちという状況のポンドは対ドルで21ポイントレンジ。

株式(日経平均)

本日の日経平均の終値は22799.81円(0.22%高、49.21円高)前営業日比2.64円高の2万2753.24円で寄り付き、その後はもみ合いながらも強含みとなっている。午前10時10分現在、前営業日比33.29円高の2万2783.89円で推移している。 医薬品、電気機器、精密機器が買われる一方で、その他製品、証券・商品先物取引、パルプ・紙が売られている。午後に入っても小幅な値動き。米株価指数先物の夜間取引も小動き。前日の米国株はまちまち。NYダウは28ドル安。企業決算に振り回されて高下した後は小幅安で引けた。ナスダックとS&P500は上昇。夜間取引では、方向感なくもみ合いが続いている。日経平均の後場寄りは2万2751.27円となり、その後はもみ合いとなっている。業種別株価指数は、東商一部の全33業種中、18業種が上昇、15業種が下落している。医薬品、精密機器、水産・農林が買われる一方で、その他製品、証券・商品先物取引、情報・通信が売られている。

貴金属

金先限帳入値5245円(前日比+49円)銀先限帳入値62.5円(前日比+1.2円)白金先限帳入値3250円(前日比+12円) パラジウム先限帳入値5883円(前日比+126円)前場の東京貴金属は、総じて上昇。金と銀はニューヨーク高を受けて買い優勢となった。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがドル建て現物相場の上げ一服を受けて反落し、パラジウムはニューヨーク高を受けて堅調となった。予想以下の米耐久財受注を受けて米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が強いことが支援要因になった。一方、円相場は1ドル=108円台後半で円安に振れた。午後に入っても東商金はしっかりで高値もみ合い。午前中は、ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場が上げ一服となる場面も見られたが、円安を受けて堅調となった。午後に入ると、次の材料待ちで、もみ合いとなった。夜間取引でつけた5236円を超えてくる。最後は高値引けで取引を終える。午後の東商白金も、高値もみ合い。午前中は、ドル建て現物相場の上げ一服を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の堅調や円安を受けて押し目が買われ、プラスサイドに転じた。

石油

原油先限帳入値38350円(前日比+120円) ガソリン先限帳入値52190円(前日比-50円)灯油先限帳入値55670円(前日比+320円)寄り付きの東京石油市場は堅調。海外原油が続伸したことが手がかり。積み上がった米原油在庫が減少に向かう兆候があり、月初までの原油安に調整が入っている。今後の原油市場の観点では、ヒーティングオイル需要の押し上げ要因になる動きであり、冬型の天候が暖房用エネルギー相場を押し上げるストーリーに注意が求められる。特に今季は、製油所稼働の低迷でヒーティングオイルを含む石油精製品の在庫が過去5年レンジを下回る状況にあるだけに、ヒーティングオイル主導の上昇シナリオに必要な状況になっている。午後に入っても原油は小しっかり。アジアタイムはWTIは55ドル台後半で小幅安。急ピッチな上昇相場の反動から利食い売りが膨らんでいる。週末を前に持高調整が膨らむと、上値を圧迫される。特に株安やドル高圧力がみられると、下値不安が拡大する。一方、石油輸出国機構(OPEC)サイドに追加減産に関して新しい動きがみられると、上振れリスクが高まる。国内原油も過熱感はまだなさそうだ。

ゴム

ゴムRSS先限帳入値168.3円(前日比-0.5円)ゴムTSR先限帳入値148.9円(前日比+0円)前場のゴムRSSは、当限除いて堅調。上海夜間が小幅高となったことを受けて、薄商いの中、買いが優勢となっている。ゴムTSRは、動意に欠ける展開となっている。東京ゴム先物相場は10月限納会を迎えるが、当限継足では今年の最安値圏に留まっている。10月入りしてから期先限月は安値修正を進めたが、当限は一貫して150円前後の値位置に留まっている。午後に入っても小動き。為替が落ち着いているの動かない要因か。期先がやや堅調な一方、期近限月には目立った動きがない。納会要因での売買も限定され、上海ゴム相場の動向を眺めながらの展開になる。その上海ゴム相場も方向性を打ち出せていないが、改めて上値追いの展開になると、東京ゴム相場も170円台での値固めから一段高が打診される。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は24300円(前日比+150円)東京コーンはまちまち。期中高、期先安。まばらな商いのなか、期先は下値を切り上げる。20/11限の発会後も新規売買は伸び悩み、24日時点の取組高は直近の最低を更新。チャートが押し目底を確認しつつあるとはいえ、新規買いの急増は期待薄。この後も玉次第の展開だが、序盤で買い優勢となった流れを継続か。午後も小動きに。産地気象環境と輸出環境の二点がテーマになっている。産地好天でハーベスト・プレッシャーが警戒されると、調整売り優勢の展開になる。また、特にトウモロコシは輸出環境の悪化が材料視されると、売り優勢の展開になりやすい。


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