夕刊:2019/11/13

日経平均株価反落、金反発、白金、パラジウムは、NY市場の影響で続落。

為替

13日の東京外為市場でドル・円は底堅い。日本株安などで失速したが、NZドル・円のサポートなどで109円台を回復した。日経平均株価の大幅安で円買いが先行しドル・円は朝方からやや軟調ぎみに推移したが、NZ準備銀の予想外の政策金利据え置きでNZドル・円が上昇しドル・円をサポート。また、国内勢の押し目買いも観測された。ただ、現時点で米10年債利回りは下げ渋り、ドル売りを抑制しそうだ。香港株が2%を超える大幅反落となったことが話題となっている。報道によると、中国外務省の耿爽副報道局長は12日、警官の発砲について「完全に法に基づいた処置だ」との見解を示した。米政府は11日、香港で「殺人兵器の不当な使用」があったとして非難する声明を発表している。これまでの取引レンジ:ドル・円108.84円~109.10円、ユーロ・円119.83円~120.17円、ユーロ・ドル1.1007ドル~1.1020ドルで推移した。

株式(日経平均)

13日の東京株式市場で日経平均株価は反落して引けた。前日比200円14銭(0.85%)安い2万3319円87銭で引けた。(高値2万3452円63銭-安値2万3270円93銭)TOPIX:1700.33 -9.34 0.55%高、マザーズ:856.93 -8.17 0.94%安。12日の米株式市場でNYダウは5年7カ月ぶりの横ばいとなった。トランプ大統領が講演で中国との貿易協議について「第1段階の合意は署名が間近だ」と強調する一方、「合意できなければ関税を大幅に引き上げる」などと述べた。また、具体的な首脳会談の日時や場所には言及せず、協議進展への期待が薄れた。為替相場は108円台後半とやや円高に振れ、日経平均は利益確定売りが先行し80円安から始まった。前日の後場に急動意を見せた反動もあり、寄り付き後は下げ幅を広げ、一時23270.93円(249.08円安)まで下落した。前日の東京市場では講演前に海外ヘッジファンドなどの短期筋が先回り買いを入れて後場に急伸したこともあって、短期筋が先物などに損失限定の売りを出した。日経平均は年初来高値圏で推移しており、目先の利益を確定する売りも出やすかった。アジア市場に目を向けると、香港・ハンセン指数が2%前後の大幅下落となっており、デモを巡る混乱への懸念が根強いことが窺える。昨日の戻した値幅を完全に消した展開。

貴金属

金先限帳入値5121円(前日比+34円)銀先限帳入値59.5円(前日比+0.5)白金先限帳入値3076円(前日比-17円)パラジウム先限帳入値5661円(前日比-8円)東京金、銀は、反発。NY金現物相場は、4日続落した。一時1446.2ドルと中心限月として8月上旬以来ほぼ3カ月ぶりの安値を付けた。外国為替市場でドルが対ユーロなどで上昇し、ドルの代替投資先とされる金の売りを誘った。米株式相場の堅調さが続き、リスク回避の際に買われやすい金先物の重荷になるとの見方も上値を抑えた。東京金は、堅調。序盤から午前中の上昇場面では戻り売り圧力が感じられたが、午後の取引では期先2本が15円超の上昇となり、5100円台を維持して推移。先限は前日比16円高の5103円で推移。夜間取引の終盤につけた高値5103円に顔合わせ。後場に、5103円を上抜くと引け際に5121円まで上昇し高値引けとなった。銀は、NY安と円高傾向となっていることが重石となる中堅調となった。金は、15円高~35円高、銀は、0.1円高~0.5円高。プラチナ系貴金属(PGA)は、総じて続落。プラチナは、NY安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場が一時870ドル台で堅調に推移から下げ幅を幾分縮小。しかし戻り売り圧力は強く30円安前後での推移となった。パラジウムは、NY安を受けて売り優勢となったが午後から押し目買いが入り始めまちまちの展開。4月限が148円安と下げが目立つ展開。プラチナは、15円安~28円安、パラジウムは、148円安~55円高。

石油

原油先限帳入値38560円(前日比+360円) ガソリン先限帳入値52140円(前日比-450円)灯油先限帳入値55750円(前日比-290円)東京石油市場は、軟調。NY原油先物相場は、小幅に続落した。米国の貿易政策を見極めたいとして方向感に欠ける中、利益確定売りがやや優勢となった。朝方は買いが先行した。トランプ米大統領が12日昼にニューヨークで開く講演で、欧州連合(EU)や中国に対する貿易政策を巡って前向きな発言をするとの観測が広がった。「石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国が協調減産を2020年も続ける」との報道を受け、需給の緩みへの警戒感が薄れたことも相場を支えた。トランプ氏は講演で米中貿易協議について「もうすぐ合意する可能性がある」と述べた半面、「米国にとっていい取引であることが条件だ」と中国をけん制した。EUや日本に対し自動車関連の追加関税を課すかどうかについても目立った発言がなかった。原油相場はこのところ上昇基調にあった反動もあり、講演後は次第に利益確定売りが優勢になった。東京石油市場は軟調推移。海外安と円高が重しとなっている。トランプ米大統領は昨日の演説で米中通商協議の進展について新たな手がかりを提供せず、本日は米WSJの報道が円買いを後押しし、時間外取引でニューヨーク原油を圧迫している。円相場は108円後半で推移。日中取引開始後、東京原油先限は3万8540円まで軟化。夜間取引の安値に顔合わせしている。米WSJによると、第1段階目の米中通商合意に向けて依然として関税が大きな障壁になっているという。先週、中国政府は米中双方が関税を段階的に撤回することで合意したと発表したが、トランプ米大統領はこれを否定している。来月15日には新たな対中関税が発動する予定。原油は、330円安~430円安、ガソリンは、210円安~450円安、灯油は、270円安~370円安。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値180.2円(前日比+0.2円)ゴムTSR先限帳入値149.1(前日比+0.2円)東京ゴムRSS3号は、総じて軒並み高。寄り付きでは、12日の上海夜間が堅調に推移したことを受けて、しっかりとなった。ただ、その後は、模様眺め気分が強く、狭いレンジ内での取引となっている。TSR20は動意に欠ける展開となっている。東京ゴムRSS3号は、序盤に182.2円まで水準を引き上げた。ただ、その後は、徐々に上げ幅を削り、180円台まで軟化している。目先のポイントは、180円台で値固めできるかになりそうだ。7日以降、場中に180円台に乗せる場面はあるが、終値ベースでこれを維持できずにいる。終値ベースで、180円台にしっかり乗せることができれば、節目の185円を目指した動きになりそうだ。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値23240円(前日比+70円)東京コーンは、総じて上昇。先限が前日のシカギ高を背景に序盤から前半の取引で100円超の上昇となり、他限月もつれ高ムード。閑散商い、戻り売り手控えムードの中、堅調な展開。東京コーンは強含み商状。先限は2万3310円まで上昇。安値圏からようやく抜け出す兆しあり。2万3500円となると、買い戻しが増えるとみられる。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。