夕刊:2019/11/22

日経平均株価反発、原油は、大幅続伸、銀は、堅調、金、白金、パラジウムは、軟調。

為替

22日の東京外為市場でドル・円は小じっかり。日本株や中国株の上昇を受けた円売りで、ドルは108円後半に浮上した。焦点の米中貿易協議は情報が錯綜し方向感を見極めにくいなか、日経平均株価は前日比100円超高の堅調地合いとなり円売りが先行した。また、上海総合指数や香港ハンセン指数も上昇基調で円売りを支援し、ドルは108円半ばから後半に値を上げた。後場に入り、中国株や香港株が軟調になり始めドル・円の上値を重くした。ユーロ・円も買い一服。10時30分過ぎに一時120.27円まで上昇したが、ドル・円と同様に買いは一服した。ユーロ・ドルはもみ合い。1.1060ドル台で方向感が出なかった。これまでの取引レンジ:ドル・円108.57円~108.71円、ユーロ・円120.08円~120.27円、ユーロ・ドル1.1056ドル~1.1072ドルで推移した。

株式(日経平均)

22日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに小反発。前日比74円30銭(0.32%)高い2万3112円88銭で引けた。(高値2万3219円51銭-安値2万3030円33銭)TOPIX:1691.34 +1.96 0.12%高、マザーズ:888.99 +9.22 1.05%高。中国の劉鶴副首相が21日に米国との第1段階合意について「慎重ながらも楽観」と述べたことが引き続き好感されたほか、中国がさらなる通商協議を行うため米交渉担当者を北京に招くという一部報道も材料視された。米中関係のポジティブなニュースは相場に安心感を与えた。日経平均は、寄り付きこそ前日比続落で始まったがすぐにプラス転換し小高く推移した。上海総合指数や香港ハンセン指数などアジアの主要株指数も上昇し、ドル・円もやや円安方向になると株価指数先物に短期筋の買い戻しが入り堅調に推移した。後場に入り香港ハンセン指数が上げ幅を急速に縮小する場面があったほか、上海総合指数も前日比で安く推移しており、投資家心理の悪化につながった。週末で積極的な買いを手控える動きも出ている為2万3100円台前半でのもみあいとなった。

貴金属

金先限帳入値5111円(前日比-13円)銀先限帳入値59.8円(前日比+0.1)白金先限帳入値3163円(前日比-27円)パラジウム先限帳入値5814円(前日比-20円):昨夜のNY金現物相場は、米中貿易協議をめぐる報道が交錯する中、ドル高などが弱材料となり続落した。東京金は、安値もみ合い。午前中は、NY安を受けて売り優勢で始まったのち、円安が下支えになったが、ドル建て現物相場の小幅安に上値を抑えられた。午後に入ると、円安が一服し、5100円台前半でのもみ合いとなった。米中の通商協議に対する懸念が後退したことが金の圧迫要因になった。一方、円相場は108円後半で円安に振れたが、午後に入ると、円安が一服した。銀は、円安を受けてまちまちとなった。金は、9円安~14円安、銀は、0.2円安~0.2高。米メディアは21日、米中貿易協議「第1段階」合意の実現に向けて、中国が閣僚級協議の北京開催を米国に打診したと伝えた。一方、香港紙は同日、米中両国が制裁・報復関税の発動を予定している12月15日までに合意実現の協議が決着しない場合でも、関税の実施は延期される可能性があると報じた。貿易協議の行方に引き続き注目が集まる中、根強い楽観的見方から安全資産とされる金の相場は戻りの鈍い展開が継続している。プラチナ系貴金属(PGA)は、プラチナが反落。プラチナは、まちまちではじまった。その後は、円安となったが、ドル建て現物相場の軟調を受けて下落した。パラジウムもNY安を受けて軟調となった。プラチナは、21円安~28円安、パラジウムは、5円安~24円安。

石油

原油先限帳入値39420円(前日比+870円) ガソリン先限帳入値52750円(前日比+910円)灯油先限帳入値56450円(前日比+890円):昨夜のNY原油先物相場は、OPEC主導の協調減産延長への期待などを手掛かりに買われ、上伸した。エネルギー需要動向を左右する米中通商摩擦問題も引き続き注目された。東京石油市場は大幅高。一部の限月の上げ幅は4ケタを超えている。石油輸出国機構(OPEC)が減産期間を延長する可能性が高いと報道されたほか、米中通商協議の楽観論が相場を押し上げた。ただ、時間外取引でNY原油が反落の動きとなっており、国内市場の上げ幅をやや抑制している。円相場は108円後半でやや円安推移。日中取引開始後、東京原油先限は上げ幅を3万9420円まで削っている。夜間取引の高値である3万9770円から若干下押しした。今晩は11月のユーロ圏製造業購買部担当景気指数(PMI)・速報値が発表される。ユーロ圏は世界的な景気減速をけん引しており、経済指標のなかでも先行性のあるPMIの注目度は高い。本指数が一段と低下しても驚きはないが、景気減速懸念は強まる。原油は、290円高~970円高、ガソリンは、910円高~1700円高、灯油は、870円高~1100円高。ロイターは21日、OPEC加盟・非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」が、12月上旬の会合で、現行の協調減産措置を2020年半ばまで延長する公算が大きいとする情報筋の話を伝えた。また、前日にはロシアのプーチン大統領が、同国とOPECは石油市場の均衡維持という「共通の目標」を持っていると語ったとの報道も流れ原油価格上昇の大きな要因となった。

ゴム

東京ゴムRSS先限帳入値187.0円(前日比+0.3円)ゴムTSR先限帳入値149.1(前日比0円)東京ゴムRSS3号は、12月限以外上昇。寄り付きでは、上海夜間が大幅高となったことを背景に買いが先行した。先限は、7月2日以来となる190.4円を付けた。ただ、その後、日中取引の上海ゴムが伸び悩んだことから、東京RSS3号も、上げ幅を削り期先以外マイナス圏へ下落した。午後に入り12月限以外の限月が再度買い直されプラス圏へ浮上した。TSR20は、動意に欠ける展開となっている。東京RSS3号は、10月から押しらしい押しもなく、水準を引き上げ、ついに7月1日以来となる190円台乗せとなった。ここから上のポイントだが、節目の195.0円、そして7月1日の高値197.0円を意識した展開になりそうだ。ただ、節目の190円台に乗せたことで、目先の上値目標達成との見方から、利食い売りに押される可能性もある。特に上海ゴムが売られたときは、注意が必要と思われる。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値23090円(前日比+160円)東京コーンは、東京コーンは、まちまち。期先が続伸。シカゴコーンの小反発と、テクニカル要因を背景に続伸した夜間取引の動きを引き継ぎ、序盤、期中から期先が堅調。先限に行くほど上げ幅が大きく、先限は一時200円超の上昇で推移。期近1月限が200円安で推移に続き、3、5月限がつれ安模様となり、マイナスサイドに軟化。東京コーンはローカル色の強い商状を継続。出来高は幾分、増加。先限は序盤、上げ幅を縮小も2万3050円で買い支えられ、その後、2万3170円まで上昇。夜間取引の高値2万3180円が抵抗線ながら、高もちあい。シカゴ夜間取引が一時、弱含みで推移したが、東京コーンは、新規売り仕掛けが少なく、この後も2万3100円前後で堅調に推移した。


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